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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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418 昔のことを思い出してみる

 そして、しんくんとの約束の日。


 ‥‥あぁ、何だか毎度のことながらしんくんとのお出掛けということで、夜寝るときは全然落ち着かなかった。

 たぶん寝始めるまで結構時間がかかったような気がする。

 何だか遠足を楽しみにしている小学生のようだね。


 時間に余裕がありすぎるのとまだ少し眠いということもあり、まだベッドからは起き上がっておらず、まだ何となく夢の中にいるようなそんな気分だ。


 ‥‥そうだ! 時間もあるし自分なりにしんくんが行く場所を予想してみるのはどうだろうか。

 考えるだけでも、しんくんの気持ちに近づける気がするし。



 確か、その前の猫カフェの時からだよね。

 あの時は確か前世で誘ってくれていたから、しんくんから誘ってくれるイメージがあったって話をしていたときに、今日の約束をしたんだよね‥‥。



 ‥‥まさか、前世の時に誘ってくれた場所?

 いやいや、でも図書室とか本屋とかそういう所だけじゃなかったかな?


 あと他には────




 ◇◇◇◇◇◇




夕闇ゆうやみくん。 夕闇ゆうやみくんは最近何処か‥‥よく立ち寄る場所とかってあるの?」


 図書室で磨北まきたさんと何時ものように、放課後を過ごしていると何故かそんなことを聞いてきた。

 そんなの聞いて何だというか‥‥まぁ、別に言わない理由なんてないか‥‥。


 ‥‥いや、言わないじゃなくて言えないな。 立ち寄る場所が家と学校とスーパーしかなくて。

 最近立ち寄るようになった図書室は既に今いて、知っているだろうし、それは学校内だからな‥‥。


「別にないよ。 まっすぐ家に帰ってるから」


「そ、そうなんだ‥‥‥‥あ、今は何の小説を読んでるの?」


 嘘をついても適当に言うべきだったか‥‥少し困らせてしまったようだ。

 まぁ、小説の話ならしやすいからいいが‥‥。


「SFかな。 宇宙のよくあるような話なんだけど‥‥こういうジャンルはわかってないから、色んな可能性の話があって楽しいんだよね」


「宇宙の物語って多いもんね。 もしもそんな宇宙だったら困るかもだけど、楽しそうだよね」


「そうだね、少し体験してみたくはあるかな‥‥」


 まぁ、今の現実が変化するならなんでも‥‥。




 ◇◆◇◆◇◆




 う~ん、色々と思い出そうとして、あの頃の辛い過去の記憶や、自分の磨北まきたさんに対する態度、思い出したくないことも諸々思い出すことに成功した。

 本当にあの頃の私の態度はひどいね。


 でも、今思い出したことから考えて、行く場所は‥‥‥‥宇宙?


 いやいやいやいや、流石にないよ、うん!

 はなさんに頼めばもしかしたら‥‥なんてこともあるが、流石にそこまではないだろう。


 ‥‥‥‥わからないし、もう起きよう。

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