表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
414/780

409 対応します!

 私がまず、するべきことは広葉こうようと兄さんの相手だ。


森田もりたさん、兄さん、いらっしゃいませ」


 前の手伝っていたときのように、きちんとウェイトレス姿に着替えて、二人の前に出ていった。


「あれ? 奈留なるちゃん。 なんでいるの?」


「今日はお手伝いで来てるんです。 でも、少し前もお手伝いに来てたんですよ」


「へぇ、そうなんだ。 りくそういうのは全然話してくれないもんなぁ」


「なんで俺が奈留なるが手伝っていることを言わなきゃならんのだ。 ウェイトレス姿も広葉こうようにだけは見せたくないしな」


「何故!? 別に写真に撮ったりするわけじゃないんだから。 ‥‥で、でも本当に似合ってるね奈留なるちゃん」


「ありがとうございます」


 まぁ、知人に見られるのはちょっと恥ずかしいのだけどね‥‥。

 いや、メイド服とかに比べたら全然ましだけど。


広葉こうよう奈留なるを見たら殺すぞ」


「何それ不可能!? 注文できないじゃん」


 ちょ! 兄さん! あまりそういうことをいうと、パスタを注文させづらくなるのでやめていただきたい!


「今日は注文しようと思ってるのがあるから、別に見なくてもいいだろ」


 ‥‥あ、兄さんもしかして‥‥。


「あれ、そうなの? ‥‥あ、突然カフェに行きたいっていったのは、何かを頼みたかったから?」


「そういうことだ。 まぁ、新作の実験に付き合えということらしいから、味を確かめてほしいんだとさ」


 兄さんが私が言おうとしていたことを言ってくれたよ。

 まぁ、兄さんの方が自然な感じになるし、これは正直ありがたいね。


 それに、今の兄さんの言い方で、広葉こうようはきちんと味を確かめてくれそうだしね。


「なるほど‥‥つまりは奈留なるちゃん経由で頼まれたんだな? でも、そういう試作品ってワクワクするな!」


 広葉こうようもいい感じに乗ってくれてるし!

 兄さん、フォローありがとう! 大好きだよ!


「じゃあ、早速持ってきますね」


 そして私は急いで裏に戻った。




 ◇◆◇◆◇◆




つぼみちゃん! 準備出来───てない! どうしたの!」


「いや、奈留なるちゃん達がどんなこと話してるのか気になってついつい盗聴器の受信機に手が‥‥」


「ま、まぁ気になるのはしょうがないけど‥‥って、盗聴!?」


 いつ取り付けたんですか‥‥。

 しっかりと広葉こうようの感想を聞くには必要なんだろうけどさ。


「で、でもあとはほとんど出すだけっすから、も、問題ないっす」


 何だかめちゃくちゃ手震えてるけど、大丈夫かなぁ?


「じゃあ、あとは私が持っていくだけだね。 そうしたらつぼみちゃんは休憩しながら聞いててね」


「り、了解っす‥‥」


 そうして、準備が整い、あとは広葉こうように出すだけとなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ