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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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402 本人(前世)にも聞いてみました

「へぇ、料理についてね‥‥。 確かに下手だったわね。 昔は! ね?」


 はなさんに、どのようにして作れるようになったか聞くことにしたのだが‥‥。


 一応、機嫌をなおしてもらえたはずなんだけど、凄い昔の部分を広葉こうように向けて強調して行っていらっしゃるけど‥‥。

 あと広葉こうようも何か言いたげだが、スッゴく我慢しているようだ。


つぼみさんが一番初めに作れるようになったのって、何なんですか?」


 はなさんが初めて作れたものはきっと、つぼみちゃんも作れるようになると思うし、ここはなんとしてでも知っておきたい。


「う~ん、強いていうならパスタかな? 結構シンプルなもので、ひーくんに初めて美味しいって言ってもらえたような‥‥。 あ、作るって言っても麺からじゃないわよ?」


「それはわかってますよ。 でもパスタですか‥‥確かに凝ったものじゃなければ、上手くいきそうですね」


 つぼみちゃんは別に味以外でダメとかではないから、パスタとかはいいかもしれない。

 小学校の時に調理実習でパスタ作ったりとか、ちゃんと初心者でも出来ると思うし‥‥まぁ、調理実習のパスタの具は缶詰めだったけど。


 そういえば、兄さんと一緒に料理作ったときもパスタだったな‥‥。


「まぁ、他にも色々と作ったりしてるけど、先生の助けを受けていたりとかもあるから、初めて一人で作った時はそのくらいかな。 何だか初めて美味しいって言ってもらえたことが大きすぎて、他の料理を覚えてないってこともあるかもだけど」


「そうなんですか。 いえ、十分です。 ありがとうございます、教えていただいて」


 つぼみちゃんのことをライバル視してると言っていたから、どうなんだろうとは思っていたが、それは発明に関することだけなのかもね。


「別にそれくらい、いいわよ。 ひーくんみたいにバカにしてくるわけじゃないしね」


「別に俺はバカにしてる訳じゃないぞ」


「してたじゃないですか、全く‥‥。 まぁ、正直ひーくんの方が料理うまいですし、最近は作ってもらってばかりなので、これ以上は何も言いませんけど」


 お、はなさんが広葉こうようを許してあげたっぽい?

 よかった‥‥。 あまり好きな人同士の関係が悪くなってほしくないからね。


「悪かったな」


「いいですよ、別に。 じゃあ、また今度新しく挑戦する料理、食べてくださいね?」


 それはつまりは無味のやつというわけですね。

 いつもの広葉こうようなら、凄く文句いいそうだが、今は言いづらいよね‥‥。


「ぐっ‥‥り、了解」


「よかった‥‥。 それじゃあ、私は作業の続きがあるので、失礼します。 夕闇ゆうやみさん、ゆっくりしていって」


「はい、つぼみさん。 ありがとうございました」


 そうして、はなさんは自分の部屋へと戻っていった。

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