表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
396/780

391 珍しいこと

 猫さんを未だ大量に惹き付けつつも、一旦飲み物を飲み、落ち着くことにした。

 何だか来たからにはいっぱい触らなきゃって、いきなり張り切りすぎたから、腕が疲れた‥‥。

 まぁ、今も膝上でのんびりしている猫さんの背中を撫でているわけだけど。


「でも、驚いたなぁ」


「え、何が?」


 猫が集まってくることにとか?


奈留なるさんから誘ってくれたことだよ」


「た、確かにそれほど誘った記憶はないです、はい‥‥。 あ、でも別にしんくんとが嫌とかそういうわけじゃないからね!」


「それはわかってるよ。 でも、奈留なるさんがここに行きたいってはっきりお願いしてくるのは、ほとんどないから、ビックリしちゃった」


 確かに、しんくんと一緒に決めていて、私が提案することはあったかもだけど、今回みたいに猫カフェ行きたいんだけどいい? みたいに言ったことはなかったような‥‥。


「あはは‥‥しんくんから毎回誘ってくれるから、何だか申し訳なくなっちゃって。 それで、ちょっとしたきっかけがあって、猫カフェに誘おうって思ったんだ」


 まぁ、きっかけが猫の着ぐるみパジャマっていうのは、さすがにしんくんには話せないけど‥‥。


「そうなんだ。 でも僕だってそれほど場所を決めたりしている訳じゃないけどね。 最近は二人で決めるし」


「私はしんくんが誘ってくれるイメージがあるんだよね、なんでだろ‥‥‥‥前世からよく誘ってくれてたからかな?」


「あ、確かに一度誘ったことが‥‥‥‥あ!!」


 しんくんが急に大きな声を出したので、私も回りの猫さんもビクッとなる。

 まぁ、膝上にいる子だけは相変わらずのんびりしてるけど‥‥。


「ど、どうかしたのしんくん‥‥? 結構大きな声だったから、猫さんが逃げて‥‥ないね。 全然減ってない」


「猫、動じないね‥‥ってそうじゃなくて、ずっと二人で行きたいと思っていた場所を思い出したんだよね」


 しんくんの行きたい場所? どこだろう‥‥でも今日は私の行きたい場所を一緒に行ってくれたので、しんくんの行きたい場所ならどんなところでも返事は、はい、だろう。


奈留なるさん、予定とか大丈夫? 忙しかったりしない?」


「問題ないよ。 まぁ、何処に行くかを聞いておきたいんだけど‥‥」


「そうだなぁ、‥‥奈留なるさんにはまだ内緒にしておくよ。 その方が良いと思うし、実はまだちゃんと決めている訳じゃないから」


 そうなのか‥‥でもしんくん楽しそうだし、きっと、良いことで楽しみになるのだろうな‥‥。


 その後、話も一段落し、私は今度もまた猫達と触れあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ