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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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376 友人な二人

 そして、はなさんが何もない空中で手先を動かすと、次の瞬間光に包まれて、女の子が出てきた。


 何だか登場の仕方が凄い‥‥ってそれよりも!

 この子がはなさんが作ったアイちゃん‥‥。


 なんていうかつぼみちゃんが作ったアイちゃんよりは少し年上って感じかな‥‥あ、メイド服は着てないんだね。


『‥‥‥‥誰だ? 私の眠りを妨げるも───「だから、そういうのもういいから」───ちょっ! 最近おざなりすぎません!?』


 ‥‥‥‥本当にAI?

 何だか妙に人間らしいというか、つぼみちゃんが作ったアイちゃんより自我が強いというか‥‥。

 というか、本当にアイちゃんなのか?


「あ、あの‥‥あなたがはなさんが作った‥‥」


『どうもはじめまして、AIのアイって言います!』


 やっぱりアイちゃんみたいだね。

 作った人の性格が違うから、AIの性格も違うのかも。


「またの名をバーナー狂いのアイよ!」


 ば、バーナー狂い?


『変なこと教えないでください。 それはそうとあなたが磨北まきたさんの彼女さんですね』


「はい、夕闇ゆうやみ奈留なるっていいます。 ‥‥あ、しんくんのこと知ってるんでしたね」


『そうですそうです。 いや~彼女さんがこんな方だとは‥‥磨北まきたさん頑張ったんだなぁ‥‥』


 最後の方は聞こえなかったけど、こんな方って悪いほうの意味じゃないことを祈ります‥‥。


「まぁ、こんな感じよ。 ごめんなさいね。 あまりAIっぽくないでしょ?」


「いえいえ、楽しいですし。 約束していたとはいえ、見せていただいてありがとうございます」


「ここに来たついでだからいいのよ」


 まぁ、それでも私に出会わなければ、すぐに帰っていたでしょうし、はなさんも毎日忙しいでしょうから。


『あれ? つぼみ、今日は暇だから、夕闇ゆうやみさんとの約束を守るって言って、色々なところを探してここまで来たん───』


「そういう余計なことは言わない方が身のためよ?」


 小さい声だったので何言ってたかわからないなかったが、はなさん笑っているけど、目は全然笑ってない! というか、凄く冷たい! 怖い!!


『顔怖! ‥‥もう、私はいいけど夕闇ゆうやみさんを驚かせるのは駄目ですよ』


「‥‥あ、ごめんなさい」


「いえいえ、大丈夫ですよ?」


 かなり怖かったけど、私にたいしてじゃなかったし‥‥。

 というか、アイちゃんは平気なんだね。 あ、AIだからか‥‥さっきまで普通に一人の人間と話してる感じだったよ‥‥。


『でも、つぼみもそんなことするんですね。 ‥‥そんなに私を紹介したかったとは!』


「全然全く違うから」


『そんなに否定しなくても、わかってましたけどね!』


 な、なんの話をしているかはわからないけど、今の感じを見ていると、二人が本当に仲の良い友達なのがわかる。

 こういう関係もなんだか良いなぁ‥‥。

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