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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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354 大変だけど頑張ろう!

 蓮佳れんかさんが筋肉痛だということで、新たに問題が浮上した訳だけども‥‥蓮佳れんかさんも休ませてあげたいところだけど、流石に私としんくんの二人だけというわけにはいかないからね‥‥。


 ていうか、何で普通に働いて、筋肉痛になるんですか!

 マスターがいるときにどれだけ怠けてたんですか!


 本当に蓮佳れんかさん、一人でやっていたらどうなっていたことやら‥‥。

 たぶん起き上がれないほどになってたんじゃないかな。


「まさか、起きてみたらこんなに痛くなるなんて思ってもみなかったよ。 やっぱり日頃から運動をしないと腕とか足とかこんなに痛くなるんだね。 あ、あとこむら返りって初めてだったからちょっと新鮮だったなぁ‥‥」


 なんでこむら返りでちょっと嬉しそうなんですか!


「本当に大丈夫ですか?」


「う~ん、今もふくらはぎ痛いから、ちょっと早くは歩けないけど、ゆっくり歩けばこの通り───おっとっと、ホブっ!」


蓮佳れんかさん!?」


 膝から崩れ落ちてますけど!?

 床に倒れた蓮佳れんかさんを、慌てて椅子に座らせる。


「あ、あはは‥‥もう介護が必要な歳になるとは‥‥」


「まだなってませんからね!」


「しかし、どうしようか‥‥。 夕闇ゆうやみちゃんはともかくとして、彼氏くんは初めてだし、私は雑魚だし‥‥お店回るかな?」


 いや、雑魚って‥‥。

 仕事ができないわけではないですし、私も昨日で自分のやるべきことはわかったので、スムーズに出来るとは思う。


「まぁ、昨日の由南ゆなちゃんも初めてだったわけですし、しんくんも凄く出来るんですよ!」


灘実なたみさんと同じくらいは流石に無理かもですが、頑張るつもりです」


 こうなってしまってはしんくんに負担がかかってしまうかもなので、出来るだけ私も手伝えるようにしないと‥‥。


「わかった。 じゃあ、今日も一日頑張ろ──! っと腕あげるとめちゃ痛い‥‥」


 ‥‥本当に大丈夫だろうか?

 もう、マスターと一緒に休んでもいいんじゃないかと思いつつも、私は作業に取りかかることにした。




 ◇◆◇◆◇◆




「へぇ、このケーキはそういう工程があるんですね」


「そうなんだよ! 彼氏くんはスイーツ作りに興味があるんだね。 よし、お姉さんがとっておきのケーキを伝授してあげよう!」


「よろしくお願いします!」


 えっと‥‥あの‥‥仲良くなるのはとてもいいことだと思うよ。

 それに、しんくんも前々から蓮佳れんかさんに教えてもらいたいって言ってたもんね。


 でも、一つだけ言わせてもらってもいいかな?


「二人とも、オーダーされたもの先に作って?」


「「ご、ごめんなさい‥‥」」


 全くもう、別に昨日よりは忙しくないからいいんだけど、二人は本当にスイーツ大好きだよね‥‥。

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