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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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353 無理はしないように

 改めて、考えてみるとしんくんが家に来ると、兄さんがまた色々というんじゃないかなぁと思ったが、兄さんの学校に行く時間が今日は早かったので、特に何か言われるわけでもなく、私は出かける準備をしていた。


 まぁ、兄さんに言っても、ムスッとするくらいだから別に大丈夫なのだが‥‥。


奈留なるさん! しんくんが来たですよ♪』


「ありがとうアイちゃん。 じゃあ、行ってくる」


『いってらっしゃいです~』


 アイちゃんといつものやり取りをしつつ、私は玄関を開くと、しんくんが笑顔で待っていた。


 あー‥‥笑顔のしんくん、やっぱり好きだなぁ‥‥って、見とれてる場合じゃない!


「お、おはようしんくん。 ごめんね、私から誘っておいて、来てもらっちゃって」


「おはよう。 僕から言ったんだから、奈留なるさんが気にやむことないよ? それより今日はカフェを手伝うんだよね? いいよって言っておいてなんだけど、戦力になれるかどうか‥‥」


 一応、蓮佳れんかさんが教えてくれるはずだし、しんくんならこなしてしまえそうな気がするけど、やっぱり何もわからないと不安だもんね。


「えっとね────」


 ここはきちんと説明しないとね。

 私は由南ゆなちゃんがしていた仕事内容を思い出しつつ、しんくんに話しながら、カフェに向かうことにした。




 ◇◆◇◆◇◆




「大体わかったよ。 奈留なるさんの説明わかりやすかったよ、ありがとう」


「そ、そう? それならよかったかな‥‥」


 しんくんの誉められた‥‥凄く嬉しい‥‥。

 出来るだけ言ったつもりだけど、あとは蓮佳れんかさんが教えてくれるだろうし、私は私で昨日と同じかそれ以上に頑張らないと!


「あ、そういえば昨日灘実(なたみ)さんからメールが来ててさ、あまり奈留なるが無理をしてるようだったら止めてねって言われたんだよね。 だから疲れてなくてもこまめに休憩はとってね」


由南ゆなちゃんが‥‥う、うん了解‥‥」


 まさか、しんくんに言っているとは思わなかったので驚きだ。

 別に私に直接言っても‥‥いや、他の人に見てもらう方が確実だと思ったんだろうね‥‥。


 でも、由南ゆなちゃん、ありがとう!




 そうして、カフェに着いた私達は、蓮佳れんかさんに朝の挨拶をしようと思ったのだが‥‥。


「ゆ、夕闇ゆうやみちゃん、それに彼氏くんも‥‥」


 蓮佳れんかさんに会ったのだが、どうしたのだろうか‥‥何だか声が震えているけど‥‥。


「ど、どうしました? 何だか昨日とは違って、声が震えてますけど‥‥」


「あ、あのね‥‥久々に昨日頑張ったせいなのかな? ‥‥全身筋肉痛で死にそうなんだよね‥‥」


「「‥‥‥‥え!?」」


 まさかの本気の出しすぎで、体が筋肉痛!?

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