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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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337 また学校に───

 つぼみちゃんが改造した機械類をすべて撤収し終わったようなので、知っている先生に挨拶をして、その後帰ることになった。

 携帯にはしんくんから連絡があり、もう少しかかるそうなので、一度家に帰ってから会おうということになった。


 うん、楽しみだね!


「にこにこしてどうしたのよ。 バカになった?」


「私が笑うとバカって言われるのはなんでなのさ!」


 そんなに変な顔なのか私の笑顔は!

 いや、きっといつもの由南ゆなちゃんの弄りなのだろうが‥‥。


由南ゆなちゃんの愛情っすよ~」


つぼみ、あなたはバカね」


「私には真面目な表情でいうのはやめてほしいっすよ!?」


 うん、なんか由南ゆなちゃんの目が凄い冷めていて、演技とはいえ怖かった‥‥いや、もう上手すぎて演技かどうかもわからないし。


「でもつぼみ、何だか今日凄く嬉しそうね。 何かあった?」


「最近、詩唖しあちゃんが私にめっちゃ優しいんで、初めは怖かったんっすけど、今日行ったら、おめでとうって言ってくれて、何だか嬉しかったんっすよ! あの人、先生なんだなって!」


 そこ!? 詩唖しあ先生元から先生だからね!


「そういえば、最近変わってたわよね? なにか心境の変化でもあったのかしら?」


 まぁ、私は詩唖しあ先生、広葉こうようから聞いているから、不思議だとは思わないが、由南ゆなちゃん達からすればなんでだろうってなるよね。


「きっと、良いことでもあったんじゃないかな?」


「良いことがあったとしても、生徒に嫌味は言うわ、あの人は」


 本当に詩唖しあ先生の印象変わらないね、由南ゆなちゃんは‥‥。


「まぁ、優しい詩唖しあちゃんも良いんっすけど、違和感は凄いっすよね。 暴言を吐くのが詩唖しあちゃんみたいなところがあったのに」


 いやいや、たぶんそれはつぼみちゃんがいつも怒られているからだと思うよ?

 だらけたりとかはあっても、そこまで暴言は吐かないかなぁ‥‥たぶん。


つぼみは怒られるといったら、あの先生だったものね。 そう思うと、良かったんじゃない?」


「少し寂しい気持ちはあるんっすけどね~。 なので、卒業はしましたけど、また会いたいっすね」


 つぼみちゃんに怒れる人ってあまりいなさそうだし、そういう大人の人ってつぼみちゃんの人には必要なのかもしれないね。

 まぁ、詩唖しあ先生は少しつぼみちゃんの扱いになれているから、なんでも言うもんね。


 つぼみちゃんの方も、やっぱり広葉こうようだから、あまり嫌いになれないってことなのかな。

 まぁ、どんなに違っていても、同じ人だからね。


「また皆で行きたいね!」


 沢山思い出ができた場所だからね。

 ‥‥うん、やっぱり少し寂しいけど、また来れたらいいな。

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