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243 休み明け!

 今回の長期休みは本当に色々なことがあって、凄く長く感じていたが、休みも永遠に続くわけではない。


 ついに今日、新学期が始まってくれたのだ!


 あれ? なんだか始まったのが嬉しいみたいになっているけど、そ、そんなことはない。

 別にしんくんに会えるのが嬉しいとかそんな‥‥凄く嬉しいです!

 学校だと毎日会えるし、本当に学校って幸せだ♪


 まぁ、その幸せの代償に、昨日は宿題を片付けるのに必死だったわけだが‥‥。

 あ、私は長期休みが始まった時に宿題はすべて終わらせていたが、最終日に手伝ったのは兄さんの宿題だ。


 結局、半分以上やっていなかったようだ‥‥‥‥というか私が長期休みの初めの方に一緒にやったときと、まるで変わっていなかった。

 本当に兄さんは高校生として、やっていけているのか心配になるレベルだ。


 でも正直、毎年のことなので、特に文句も言わず、私も手伝ってしまうのだが‥‥。

 やっぱり色々と間違えてしまったのかもしれないな‥‥。


 今朝も、起きないし。

 まぁ、それも何時ものことなのだが、少しは変わったと思っていたので、その辺は変わっていないんだと思って、少し残念ではある。


 今日は由南ゆなちゃんとつぼみちゃんと一緒にいく約束をしていたので、兄さんよりも一足先に、家を出た。


 集合場所に向かうと、すでにつぼみちゃんが来ているようだった。

 つぼみちゃんが先って珍しいな‥‥。


「おはよっす~!」


つぼみちゃんと、おはよー。 今日は早いね。 何時もは朝が弱いから、ギリギリなのに」


「いや~、実は徹夜明けでして、早く起きたわけじゃないんっすよね」


 えぇ! 初日から?


「宿題やってなかったとか!?」


「いやいや、それはないっす! 宿題は初日に人工知‥‥‥‥なんでもないっす! 色々と開発に励んでいただけっす!」


 つぼみちゃん、宿題を人工知能がっていいかけなかった!?

 もう徹夜とか今どうでもいいよ! 人工知能の方が気になるよ!


「人工知能ってどういうこと!?」


「あ、やっぱり聞こえてたっすか‥‥。 いやー人工知能に義手のようなものをあげたらやってくれて‥‥」


 なんだそのチートは‥‥。

 いや、テキストとかはすぐできるし、つぼみちゃんだって自分でも出来るだろう。

 私が羨ましかったのは、前にも言ったが、反復して書く、書き取りだ。

 あれを自分でやらないとか、どれだけ楽か‥‥。


「で、でもまぁ、つぼみちゃんだしね‥‥」


「ず、ズルしてたから怒られるのかと思ったっすよ。 よかったっす~」


 まぁ、ズルをしていたのが兄さんだったら怒るかもしれないが、相手は私より成績上だし、それに宿題だってつぼみちゃんからしたら時間の無駄みたいなものだろう。


 でも、何故か納得できない私もいる。


「一応、詩唖しあ先生には言っておくね♪」


「ほ、本当にそれはやめていただきたいっすよ!?」


 つぼみちゃんは土下座をする勢いだったので、私は慌てて止める。


 そ、そんなに嫌ですか‥‥冗談のつもりで言ったのだし、別に言うつもりはないんだけどね。

 それに詩唖しあ先生だって一応は広葉こうようなんだよ? そこまで拒否しなくても‥‥。

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