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読心ヒロインとの異世界録

初投稿です。読んで頂けると嬉しいです。主に会話で遊んでいるだけなので趣味全開です。よろしくお願いします!

2xxx年第三次世界大戦勃発

列強を初めとした様々な大国がぶつかり、世界は火の海となった。

禁止されていた兵器や、新型の殺人ウイルスなどが無秩序に使われ、たくさんの人々が命をおとした………



あれから数年。世界人口は劇的に減り、大戦が終わっても世界はまだパニック状態が続いている。

そんな時代に生まれた俺も当然、まともな人生をおくっていない。


と、思うだろ?



残念でしたーー!

俺は今、現在進行形で自宅(大豪邸)でスウェクスィ〜美女とゴ〜ジャスなお風呂で体洗いっこしてま〜す!

うらやましいだろ!なぁ!

こんなこともできるんだぜ。

よいしょっと!

「キャッ!」

「おっと、手が滑っちまった」

「やめてくださいご主人様。ご主人様のお身体をきちんと洗えないではないですか」

「ごめんごめん(笑)」

何をしたかって?

ははっ、決まってるだろ?

ヒ☆ミ☆ツだよっ!

それはそうと、何で俺が今こんな贅沢な暮らしをしているのか気になるだろ。教えてやる。それは単純に日本が戦争、つまり第三次世界大戦で勝ったからだ。

さらにその戦争の立役者となったのが俺の父親、三武景昭だ。

つまり俺はこの世界では英雄の息子、英雄のご子息様だ。

お陰でこうやって悠々自適に暮らせる。まさに父親様様だ。

っと、余計なことを思い出してしまったな

俺は今、すごく人生が充実している。後先なんて考えてる余裕なんかない。だって、今を楽しむことで精一杯なんだから。

さてそれじゃあ、もう一回ぐらい俺のお付きのアリサさん(美人)にイタズラでもしちゃおっか………

ガタンっ!

視界が大きく揺れた。

続いてお風呂の外がにわかに活気づき始めた。

「始まったか…」

ん?亜里沙さんの声?

でもなんかいつもより緊迫しているような…。

「あの、どうかしたの?それになんだか外のほうが騒がしいよ?」

「静かにしていろ」

ん?誰かな? 亜里沙さんはそう言うこと言う人じゃないぞ?しかし思考をする間もなく頭に鈍痛が走り、意識が遠くなる。

「ふん、英雄の息子も随分とあっけないものだな」

薄れ行く意識のなかでその人がそう言うのが聞こえた気がした。



目が覚めると俺は、暗く、狭い部屋のなかにいた。よく見えないが、手足を縛られているようだ。

誰かの話し声が聞こえる。そのなかに先ほどと同じく亜里沙さんらしき声がある。

俺は、とっさに声を出した。

「亜里沙さん!助けてくれ!誰かに意識を奪われて、監禁されてしまったんだ!」

俺がそう言うと亜里沙さんらしき人影が俺の目の前にあらわれた。

「静かになさいゴミ虫。私はもうあなたの下僕ではないのよ」

あ、なんかよく分からんけどこの人亜里沙さんじゃないっぽいな!

「私は亜里沙よ」

亜里沙さんだったー!そして何故か思考読まれてるぅ〜!

「私は長い間あなたの下僕だったのだから当然よ」

そういう問題!?そして俺はあなたのことを下僕だと思ったことは一度もありませんよ?そして当たり前のように俺の思考をreadingするんですね!さすがですね!

「そっ、それほどでもないっ」

そこで普通照れます?あなたやっぱり頭がおかしいですね。結構長い間気づかなかったあなたの本性が俺はこの一瞬で分かってしまいました。

「私は最初からあなたのことを理解していたわよ」

そりゃ、俺の思考完全理解できるんだからそうなんでしょうね。僕なんかあなたのおっぱいとかおしりとかの形くらいしか知りませんでしたよ。

「例えば…」

ん?例えば?

「例えばあなたがいつもお風呂場で私に変態的な行為をしようとさくry…」

「あーあーあー!それ以上言ったら俺死ねますよ!?というより死にますよ!?」

「死ねばいいじゃない」

「そんなにあっさり!?」

「そうよ。あなたの命なんてそんなものよ」

わーい。俺の命の大安売りだぁ。

「そうね、ご婦人が集まっちゃうわ」

なん……だと……。

「なに動揺してるの、それならウェルカムだ!とかいってんじゃないわよ」

そこまでは言ってません。

「でも実際は今ここであなたにしなれては困るのよね」

「それって、どういうことですか?」

「それは簡単なことだわ。クーデターよ」

「クーデター?」

「ええ、我々反日本青年同盟連合は、ずっとこの時を待っていたのよ」

は?なに?クーデター?反日本青年同盟連合?何が起こってるんだ?

「これから私達は日本を打ち倒すために本格的に革命を行うわ。手始めにあなたを拉致したの。あなたには色々やってもらいたいことがあるわ。あなたを利用して我々がやりたいこともある。生活は劇的に変わると思うけと、今までが贅沢すぎたんのよ。せいぜい我慢することね」

なんだって?意味が分からん。だれか助けてくれ。どこでもいいからここではない何処かへ連れていってくれ。お願いします…。

その瞬間真っ白な光が俺と亜里沙さんを包んだ。



ここは…どこだ?

目が覚めると俺は暗く、狭いところにいた。

少し離れたところで誰かの話し声が聞こえる。

………デジャブですか? デジャブですね!

だがしかし、完全に同じ場面ではないようだ。

さっき俺は部屋の中、つまり屋内にいたはずだ。しかし、ここは狭い路地裏のようなところだ。風もふいているし、まず確実に外だろう。

そして、もうひとつ。

今俺の背中に柔らかいなにかが思いっきりあたっている!

これは、普通に考えて、パイオツや!

しかしぬか喜びもできない。俺の長年のリサーチによるとこの大きさ、形、弾力は…。

間違いない。亜里沙さんだ。

ちょっと待て、どういうことだ?

えっと、たしか俺は亜里沙さんに拉致られて、亜里沙さんが日本の敵だと知り、そしたら白い光に包まれて……。

んー、あー、多分これはあれだな。うん、あれだわ。夢だわ。だって夢だとしか考えられないし。

そう考えると気が楽になってきたな。俺は今まで通り亜里沙さんとイチャイチャできるわけだし。

ならいいや!今まで通りできるならそれがいちばんだ!

はぁ〜っ!なんか一気に疲れたな。ちょっとうとうとしてきた。なんか夢の中で眠るってのもおかしいな。でも、睡魔には逆らえない……。

「そろそろよけなさい」

………。でも睡魔には逆らえない……。

「だからよけなさいと言っているのよ」

………………………。逆らえない……。

「いい加減になさい」

なさいたくありません。

「現実逃避もそこまでいくと見苦しいわよ」

なるほど、理解しました。夢じゃないんですね。

「そうよ。やっと分かったのね」

分かりたくなかったけどな!ていうか、夢じゃないのぉーー!やだーーー!

「何を子供みたいに駄々こねてるの。ほら、立ちなさい」

立ちたくありません。

「は?何を言っているの。今すぐ立たないとあなたの男性機能を無くすわよ」

嘘です。すいません。今すぐ起立します。生意気言ってごめんなさい。

「てか立てないんだよ!縛られてるでしょ!」

「口ではまだ敬語を使わないのね。まぁいいわ」

あ、ほんとだ。自然にタメ語だ。癖かな?

「ほら、これでもう立てるでしょ」

「うん、ありがとう」

というか、さっきすごく不穏なことを言っていた気がするんですが、俺に一体なにするつもりだったんですか。

「大丈夫。少しだけ痛いだけよ」

絶対嘘ですよね!

「もちろん麻酔無し」

それ、常人だったら気絶必至ですよね?

「あなた、常人じゃないでしょう?」

常人だ!

「つまらない人ね」

すいませんでしたね。つまらない人で。

この人、本当に俺の知ってる亜里沙さんとは別人格だな。というか、また場所が変わっているのは何故なんだ。

「それは、表通りに出れば分かるわ」

なるほど、じゃあとりあえずこの路地裏から脱出するんだな。

そう言って、路地裏を抜けた俺を待っていたのは、完全に異世界だった。

最後まで読んで頂きありがとうございました!2話からはちゃんと異世界書きます。続き読んでいただけると嬉しいです!

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