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1章

集中し直すとしよう。

それにしても現代文というのはどうしてこんなに押しつけがましいのだ。明るい世界に生きる『将来有望』な作家様の考えなどわかるわけがない。ましてや人生の糧にするなんて死んでもごめんだ。死ぬほうがごめんだが。


「はぁ、、、」

いつもどうりの憂鬱な気分だ。この高校に入ってに早一年。何度ため息を漏らしたことか。

黒板など見たくもない。頬杖をついて外を見る。もうこの動作も慣れた。いつ頬にあざが残ってもおかしくないな。


俺は目がいい。それ故見えすぎてしまう。


一年生が球技をしているのが目に留まる。

「元気だなぁ、、、」

おっと危ない。口に出てしまった。周りは気づいてないようだ。あるいは無関心なだけかも知れん。ま、関心を持たれるな「えー、であるからしてこのとき作者は~」

あぁ、少し考え事をしてしまったようだ。テストも近いのに宜しくない傾向だ。

どこっちから願い下げだ。寧ろ近づくな。お前らの脳内花畑が移る。

それにしても球技であんなに楽しそうにしてるなど幸せな人間だ。

下を見てても仕方がないので上を見るとしようか。相変わらずの春先の気持ちよさげな空とが広がる。まあ、気持ちいいなんてのは人間の主観で、単に精神的な問題だろう。

よって俺には一様に灰色空間にしか感じられない。

「では、この間のテストを返す。名前を呼ばれたら~」

お、あの説明文のテストか。あれは自信がある。楽しみだ。



非常に非情な現代文の授業も終わった。説明文のテストの点数は予想どうり良かった。昔から得意なのだ。恐らく人の心を考えないで表面を追うだけで済むからだろう。

そして今は、折返し地点、昼食の時間である。購買の焼きそばパンがどうだの、カレーパンがどうだの言ってるやつがいるが、そんな添加物だらけのものの何がいいのだろうか。かく言う俺は弁当食である。因みに俺考案の俺作である。

色々あって一人身、、、と言うと語弊があるが、一人暮らしのような生活で身に着けたスキルの一つである。因みに他にも理系スキルやネトゲスキル、ついでに裁縫スキルもある。

あー、漆黒の片手剣で学校切り裂きてー。

無駄思考が過ぎたな。いただくとしよう。

これは自己採点だが、分量も加減も100点満点である。栄養的にももちろん文句なしだ。

静かに鞄から取り出し机の上にそっと置く。

「うん、美味いな。」

独り言。自画自賛。


それにしても教室というのは居心地が悪い。幼稚な奴らの喧騒や落ち着かない物と物がぶつかる音などをどうして耐えられようか。

今後はどこか別の場所で食おう。そうしよう。

どこかいい場所はあったか脳内Wikiを全力でサーフィン。うまくいかない。

いっそのこと昼食を抜くのも手だな。作る手間と食べる手間、それに教室の劣悪さがなくなり、まさに一石三鳥ではないか。

「、っざしたー。」

そうこうしてるうちに隣りのクラスが終わったようだ。

いやはや。考え事をしてると時間がたつのが早いな。

現在時刻は十二時半。次の授業まではまだまだ時間がある。まあ携帯を弄りながら弁当を楽しむとしよう。


はぁ、、、。現在時刻は十二時四十分。さっきから十分しかたっていないがさっきの倍は騒がしい。いつもそうだ。いつも俺のクラスには猿のように喚き散らす低能共が集る。どれもこれもこのクラスの人間のせいだ。このクラスにはどうやら人気者が多いらしい。俺のは皆同じに見えるが低能に囲まれているところ、実際にそうなんだろう。

あんな大人数で下らない話をし、無駄な時間を過ごすことに何の意味がある?俺はあんな感じに人の顔色窺うための昼休みを裂きたくない。俺が関わるのは、ハイスッペクな人間だけだ。その方が人生の上で得であるからである。


こうして人生論語っている間も教室には不必要な雑音が響き渡っている。

あぁもう五月蠅い五月蠅い。


この言葉も言い慣れた。と言うよりかは考え慣れた。

仕方ない。音楽でも聴こう。

別に俺は音楽に特別な思い入れがあるわけでもないし、知識にも乏しい。

ただこの雑音に比べれば、天使のようなものである。

このカナル式イヤホンもとても使える子だ。雑音を垂れ流す低能もカナル式イヤホンを見習うといい。


俺は音楽にそこまで興味がない。それ故思考が止まると眠りに落ちていることがしばしばある。今日も例外ではない。そして夢の世界に落ちた、、。


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