俺様はリウス!!
俺は勇者になりたい。
だけど、俺は英雄。
友達が勇者。
別に勇者と英雄には何も違いはない。
だけど、俺は勇者がいい。
なんか・・・勇者のほうが強いってイメージがある・・・気がする。
どうして勇者になりたいって?
決まってんじゃん。
俺は・・・人の上に立ちたいからだ!!!
*******
「リウス!!もうアレン君がきてるわよー!?」
「マジ!?はやっ!!」
俺はリウス!
私立勇者育成特別学校に通う1年だ!
まずは自己紹介と行こう。
俺の上にいるやつらは皆敵!!
どんなやつだろうが俺一番俺最高。
かっこいいやつは・・・
殴って顔を変形させる。
頭がいいやつは・・・
まあいない。
俺が学年トップだし。
だがしかし、俺の一番も座を奪おうとしているやつがいる。
否、無意識に脅かしているやつがいる。
それが!!!
「遅いぞリウス」
「うっせ!!」
こいつ!!
俺の親友であり敵であり見方でありライバルである存在の・・・
アレンだ。
俺が金髪でこいつは銀髪。
俺がお茶目ならこいつはクール。
むかつくほど仲がいいけど、
俺のライバル心は常に最高値。
「今日は学校で魔法のテスト!!俺は光の魔法で行くぜ!!アレンは?」
ふっふっふ・・・
さりげなく相手の情報も手に入れる。
そんで俺が一番。
「水」
一言かよっ!まあいいや。
こんなところも気に入って付き合ってるわけだし。
「質素だな~。もっと派手にやって目立とうぜ?」
「俺は目立つのは好きではない。それに今一番魔法レベルが高いのが水だから関係ない」
魔法にはレベルがある。
・・・っと、その前に種類だな。
まず俺が専門的に扱ってんのが光魔法。
光は珍しくて威力や応用は申し分ないが、コントロールやレベルが上がりにくいのが難点だ。
次にアレンが使う水魔法。
水は応用、威力、コントロールもしやすく比較的初心者向けの魔法だ。
まあこんなこと言ったらアレンが怒るから言わないけど、簡単な魔法だっつーことか。
ほかには氷、草、火、土、天、木、念などがあるな。
詳しいことは次の機会に!
「アレン!どっちが高得点取れるか勝負だ!!」
「望むところだ」