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黒旅  作者:
1/6

白い田舎

ゆらゆらと鏡の破片が舞い降りている・・・

その破片一つ一つに自分の記憶がある

破片がおちていくに連れて周りが少しづつ真っ暗闇に染まっている

体が何かを切る

生々しい臭いがする

何故だろう


赤黒い色をした男が自分を見ている

胸が焼けるように苦しい

目が閉じていく・・・

ゆっくりと完全な暗闇の中へ



いつか自分に光を注ぎ込むまでずっと待っている

どれくらい時間がたったのだろうか・・・

暗闇の中で眠っている

「このまま永久に目をつむったまま消えるのかな・・・」

そのまま漆黒の海へと流れる寸前だった

隣に暖かい光を放つ白いバラが見えた

「だいじょうぶ・・・君は・・・もう」

その光が一瞬にして周りを照らした

気がつけば周りは真っ白な雪

そしてとても胸が焼けるように苦しい

このままでは目を覚ましてくれたあの花に会わす顔がない

残りわずかの力を振り絞って立ち上がり前に歩いた

「向こうに光を感じる・・・」

気のままに長い時間歩いて行くと建物が見えた

「あの建物まで耐えてくれっ・・・」

すこしづつ歩いていく

自分が通った後には赤い雪

意識がぼんやりとうすれてきている

「もうすぐそこ・・・後一歩踏み出せば・・・」

目の前にドアが見えた

すぐさまドアをノックした

すると中から「こんな時間に誰だ」

っと言いながらおじさんがドアをあけくれた

おじさん「な、なんだお前!!大丈夫か!!」

「た・・・すかっ・・・た・・・」

目を閉じてゆっくりと倒れた

目が覚めるとボロボロのソファーの上で横になっていた

「イタッ!・・・」

おじさん「おぉ目が覚めたか・・・寒いだろうこれを飲むといい」

温かいコーヒーをくれた

おじさん「お前旅人だろうどっらきたんだ」

自分は下を向き考えた

(自分はいったいどこから来たのだろう)

目をとじて「わからない」というと

おじさん「わはははは!!!まぁいい今は頭が混乱しているのだろうゆっくり休むよい」

自分はコーヒーを飲み横になって目をつむった


心の奥底に誰かが立っている


やっと僕の存在に築いてくれたね

「君はだれ・・・?」

僕は君と同じさ・・・

「僕は誰?」

おやおや・・・自分の名前さえも忘れてしまったかい?

まぁ仕方ないよねぇ・・・いずれわかるさ・・・自分はいったい何者なのか

あははは、あはははははははは!!!!!


おじさん「おい・・・おい!・・・」


気がつくと汗でびしょぬれになっていた

おじさん「どうしたんだいったい、さっきからかなりうなされていたぞ?」

とてつもなくリアルな夢を見た

僕の中にもう一人の僕・・・・

「おじさん、ここはどこなんですか?」

おじさんは窓を開けて外に指を刺した

その先には看板が立ってある

「ホワイトカントリー」

おじさん「ここは雪が一度も溶けたことがない白い田舎さ毎日雪が降ってはつもり降ってはつもりの繰り返しさ、そのせいでここに住んでいる人たちは皆迷惑している、暑い水をまいて溶かしているのだが一向に陸が見えないしかも屋根の上に雪がつもり家がつぶれてどこにも住む場所がなく死に絶えたやつだっているしなぁ」

悲しそうな顔で外を眺めるおじさんを見るのはとてもつらかった

その時外から大きなものが倒れたような音がした

おじさん「まさか!!!・・・おい小僧そこでじっとしていろ!」

っと言って走って外へ出て行った

「僕には何もできないのか・・・いや!そんなことはない!!!」

服に着替えて外へ出て足跡を見ながらおじさんについていくことにした


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