表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/7

そうして少年は、人を操ることを覚え、他人を壊した。


その学校には、ルールがある。



とても独善的な、独り歩きしたルールだ。



「はあー・・・。佐々木(ささき)さん、今日もすごくかわいいなぁ・・・」


ある男子生徒の呆けた声が、廊下の一区画で、周囲に影響を与えることなく、空しく消えた。


その視線の先は、人行く人へと手を振り返す佐々木(ささき)亜美あみの姿が。


「おいバカ!誰かに聞かれたらどうする?!長谷川はせがわに殺されるぞ?!」


それを聞いて、言葉の意味に気付いた男子生徒のつれが、慌てて彼を制した。

相手の鬼気迫る表情に困惑していた男子生徒は、その名前で得心がいった。


「付き合ってるんだったよな・・・正直、羨ましいよ」


佐々木(ささき)を悪く言ってたやつらが軒並み静かになったんだ。大人しく諦めろ。元々、雲の上の存在だったんだ。潔いのも、俺は美点だと考えるぞ」


「・・・そうするよ。それで、あの横にいる冴えない奴は?」


どこか一段、気持ちの沈んだ声で、康人やすとを指した男子生徒。


「あいつは・・・なんでも入学当初からの動画を編集してるらしい。理事長が配属させたんだ」


「そうなのか、それでも仕事とはいえ、その役回りは気分が良いだろうなぁ」


気弱に告げる彼だが、対する相手は、その意見に同意しかねるという風に、顔を顰めて、いつまでも佐々木(ささき)亜美さみについて回る安藤あんどう康人やすとを睨んだ。


「あれが?ようは引っつき虫だろ、あんなの」


その言葉には、厚顔無恥こうがんむち、という意味が、ありありと感じられた。



◇  ◇  ◇



亜美あみ、別に学校じゃなくても、一度家に帰ってからでいいじゃないか?」


夕焼けの差し込む廊下で、二人の生徒が浮足立って、歩んでいた。


九月も上旬、夏の色香を静かに残した学び舎は、数時間前の活気とは裏腹に、どこか廃れた雰囲気を醸し出していた。そんな鬱屈とした場所に、亜美あみのあどけない笑顔が祝福するかのように飛散した。幼いころのいじらしくもあり愛らしい表情はそのままに、美しさを滲ませた子供以上大人未満の顔だ。


「何言ってんの!学校帰りだからいいんじゃん!」


亜美あみは自身がきているシャツを持ち上げて、学生という立場を示唆する。

康人やすとにとっては、別段に特別なことだとは思えなかったが、彼女にとっては違ったらしい。


海里かいりどこー?」


長谷川はせがわは・・・道場にいなってことは、教室だろう」


俺たちは海里かいりを探していた。

お互いに休日が重なったっことが分かったので、こうして出迎えに行っていたのだ。


「・・・・・・呼び方」


「ん?ああ、すまん。使い分けてるから、ごっちゃになった。呼んだら悪目立ちするんだよ。今も、ただでさえ俺は煙たがられてる」


「そんなの気にしないよ」


「お前がしなくても、俺がするの。わかって、佐々ささきさん?」


言尻にいじわるな語調で笑みを浮かべると、突如として振り返った亜美あみ康人やすとの頬をむんずっと掴んだ。


「やめて・・・正直、外面を浮かべるのも疲れるの。康人やすとの前でくらいはリラックスさせて。歌手の精神ケアも康人やすとの仕事でしょ?。さあ、さっさと海里かいり捕まえて遊び行こ」


たったと駆けだした彼女にこちらも続く、海里かいりの教室は、目と鼻の先だった。


だけれど、


「あははは!なんだそれ?あはははは!」


俺は海里かいりの豪快な笑い声と、それとは別の笑い声に気付いて、亜美あみの腕を引いた。


亜美あみもそれを理解したのか、にんまりと笑みを浮かべたかと思うと、俺と共に扉の端から中を覗き込んだ。亜美あみの温かい表情とは真逆に、俺の顔からはどんどん血の気が引いて行った。


俺たちが小人のように仲良く身を縮こませて視線を送った先には、海里かいりと一人の女生徒がいた。


無人の教室、ふたりはまさかここに自分たち以外がいるとは考えもしないのか、ただお互いだけを見て、こちらに気付く気配はなかった。

それがどのようなものであるのか察した俺と亜美あみは、ゆっくりと来た道を戻り、そのまま帰宅した。


海里かいり、そなたも勇者となる時が来たか。我らは幾星霜いくせいそう、この時を待ちわびたことか・・・というわけでわたし達だけで行こうか?・・・・・康人やすと?」


ふざけた様子でどこかの王様か長老の真似をした亜美あみが、どこか浮かない顔をした康人やすとの肩を叩いた。


「・・・なんでもないよ。海里かいりは仕方ないから、どうしようか?」


「じゃあ、わたしの買い物付き合って!CDでしょ、雑誌でしょ、あと服も見たいから意見を頂戴!」


その後はひとしきり、亜美あみのショッピングに付き合った康人やすと

前半はCD巡りだったので、編集側としては参考にするものもあったが、後半に至っては聞き流す程度に相槌を打っていた。



◇  ◇  ◇



次の日になって康人やすとは、夏休み終えて付き合うことになった古市ふるいち美恵利みえりを自宅に招待していた。


「お、お邪魔します」


「ははっ。そんなにかしこまらなくていいよ。それに今は俺以外いないんだし」


高校に上ると同時に、佐々木家から離れ、元の自宅に戻ってきた。母親の仕事が落ち着いたというのもあるが、なにより康人やすとが高校生になったので、もう大丈夫だろうということだ。


慎重に家に上った美恵利みえりは、丁寧に靴まで揃えていた。

美恵利みえりとは夏休み前から何度もこちらから接触し、夏季休暇で目を離した隙にどんな虚言を吐かれるかわからなかったので、いっそのこと付き合って手元に置いておくことにしたのだ。


今日も繋ぎとめておくための定期交流、適度に話を合わせて相手を持ち上げて、気分を良くさせ、また適度にいじわるをする。


そうして美恵利みえりと何気ない会話をしている時だった。


ピンポーン!とインターフォンが鳴った。


美恵利みえりに一言告げた康人やすとは、そのまま玄関へ赴き、扉を開いた。そこには亜美あみがいたのだ。


康人やすと!遊びにきた!家あげて!」


(おっと、これはまずい)


前方には無邪気に笑う亜美あみ、後方には便宜上は彼女の美恵利みえり、非常にまずい。


安藤あんどう康人やすとは、ここからここからどうすべきか考えた結果、

〝それ〟から視線が外れるように、さりげなく亜美あみの前に出て遮った。


「ごめん、今日は都合が悪くて・・・また今度にしてくれないかな」


「え~・・・いいじゃん、ケチぃ。邪魔しないからさ、てか何してんの?また理事長からの依頼?」


「まあ、そんなところ」


「そうかぁ~・・・仕方ないね。っみせかけて、とうっ!」


残念そうな顔をした亜美は、そのまま振り返って帰ると見せかけて、玄関から内部に滑り込んできた。


「大丈夫、わたしがいたところでなんの支障にもならない・・・ってナニコレ?」


和やかでのほほんとした亜美あみの表情が一変した。

彼女が答えを求めるように顔を顰めて、指を指した先には美恵利みえりのかわいらしいレディースのミニブーツがあった。


康人やすとくん。遅いみたいだけど、どうかした—————————えっ・・・」


片眉を上げて右のおでこにしわをつくった亜美あみに母親のものだと誤魔化そうとしたが、運の悪いことに、康人やすとの帰りを待ちわびた美恵利みえりの登場で、それは不可能となってしまった。


すべての状況を理解した亜美あみは、もう感情を隠すこともなく顔を歪ませ、対する美恵利みえりはいきなり別の女、しかも我が校の象徴たる佐々木(ささき)亜美あみが現れたので、説明を求めるように康人やすとを見た。



◇  ◇  ◇



「「・・・・・・」」


数分前までの、恋人同士の空間が一転。亜美あみ美恵利みえり、ふたりの視線は、残暑を掻き消すほどに冷たく、今ではなんとも言えない空気が流れていた。


絶対零度の俺の部屋。テーブルを挟んで、右に美恵利みえり、左に亜美あみ

なんとか少しでも和ませようと、九月だというのに温かいお茶を置いた。


「粗茶です」


コトリ、ピキッ!


(亀裂が?!!?!!)


さすがの粗茶くんも、空気に耐えかねて砕け散った。逃げ出したいのは同じようだ。


重たい沈黙が康人やすとの両肩にのしかかり、これをどうにか打破すべく、康人やすと亜美あみに話しかけた。


佐々木(ささき)さん、この前の動画の話なんだけどさ」


パソコンの画面を亜美あみに見せて、意識を美恵利みえりから外させた。


この状況、一方的に敵視しているのは亜美あみの方だ。つまり彼女の目線がこちらに向けば、自然とこの部屋も平和に———————。


「ねえ、なんの話?」


「あなたは関係ない。話しかけないで」


「はあ?」


ちょっと亜美あみさん、あなたなんで挑発するんですか・・・。

やめてよ、美恵利みえりが大変なことになっちゃうから・・・。

ただでさえ沸点が低い子なのに・・・。


「いや、関係ないわけないでしょ。こうして同じ部屋にいるんだし、てか混ざれない方が難しいと思うんだけど。どうやったって会話は耳に入るわけなんだから」


「今が取り込み中ってわからない?わたしたち仕事の話をしてるの。いわば企業秘密なんだから、ああそうだ、それだったらちょっと廊下に出ててくれない。いや、廊下じゃダメか、一階のリビングで待っててよ。わたし康人やすとと話さなくちゃいけないことがあるから」


「急に押しかけてなに?康人やすとくんプライベートだったじゃん。やっぱり嫌な感じはしてたんだ。自分のことばっかりじゃん。自己中心的なのはどうなの?自分の歌に酔いしれるのもいい加減にしたほうが良いよ」


「人のこと言えなくない?あなたもここに来てるじゃん。そう思うならそっとしてあげなよ。康人やすとはただでさえ忙しいのに、少しは休ませて」


「歌ばかり歌うと頭が緩くなるの?わたしはここにお呼ばれしたんだよ?それってつまりわたしといるのが心が休まる時ってことだよ。その鈍い頭、少しは締めたらどうなの?」


「緩いのはお前の股だろ?」


「ああもうだめ完全にキレた康人やすとくんわたし今からこの人を引っぱたくけど誰にも言わないでね?」


その日の康人やすとは、寿命が数年縮む思いをした。

仁王像も震えあがるほどの冷気がその場を包んでいた。

その中心で、ひたすらに動く、小さな首振り人形、それが俺だった。



◇  ◇  ◇



激突から数時間後、俺の家には美恵利みえりだけが残った。お互いに暴投を投げまくった彼女たち、時間帯も良いところになったのでふたり揃って帰ろうとしたのだが、


——————————————————————————————————————



「ごめん、美恵利みえりにはちょっと話があるんだ」


「・・・今、言えばいいじゃん」


「悪いね、佐々木(ささき)さん。ちょっと聞かせられない話なんだ」


「なにそれ・・・」


亜美あみは悲しそうにそう言うと、怒りを露わにした。


「もう康人やすとなんて知らない!バカ!勝手にすればいい!」


憤慨した亜美あみはそのまま荒々しく扉を開けて、帰っていった。



——————————————————————————————————————



「ほんと、迷惑な子だった。康人やすとくん、軽々しく家にあげちゃダメだよ。・・・・・話だったね、なに?」


頭痛をこらえるように言った美恵利みえりは、こめかみを抑えながら康人やすとに警告した。


美恵利みえりさ、浅井あざいさんと仲良かったよね?」


「・・・どういうこと?」


まさかその名前が出てくるとは思わなかったのか、突然の発言に、目を丸くする美恵利みえり


「最近、浅井あざいさんと長谷川はせがわがいい感じなんだ。くっつけたくないから、邪魔してくれない?直接じゃなくて、間接的に。正直、プロデューサーの立場からだと、長谷川と佐々木(ささき)さんが付き合ってることにしてくれた方が、やりやすいんだ」


目的を簡潔に告げた康人やすと、だが美恵利みえりは先程のこともあり、心底、嫌悪感を露わにして、


「わたしがあいつのために? 冗談じゃない。いくら康人やすとくんの頼みと言っても無理だよ」


亜美あみ()()()()()()だ、安全に活動させたい」


「・・・・じゃあなおさら無理だね。わたしには関係ない」


康人やすと亜美あみの関係性を耳にして、一層不機嫌になった美恵利みえりは、そっぽを向いて、断固拒否する。


だけれど、そんな美恵利みえりに、康人やすとは迫った。


イスに座る美恵利みえりに歩み寄り、ひじ掛けに両手を置いて逃げ道を塞いだ康人やすとは、追い込まれた彼女の瞳を見据えて、 深く 、告げた。


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


()()()()()()()()()()()()


「 〝美恵利みえりは〟 、俺のことを助けてくれるし、言う事も聞いてくれるよね?」


その言葉の勢いと誘惑に、美恵利みえりはしばし、推考する。


あの女の為というのは、彼女にはすごく癪に障ることだが、何より、康人やすと亜美あみの関係性において、一歩劣る彼女にとっては、その役目はとても魅力的に映っていた。


「わたしの方が、康人やすとくんの役に立てるもん」



◇  ◇  ◇



次の日になれば、康人やすと亜美あみに、校舎裏に呼ばれていた。


亜美あみ、話ってなに?」


時間は放課後、いつもなら共に帰宅して動画の打ち合わせをしている時だが、少し話をしようということで、こうして遠回りをしてきた。


「あの子のこと、なんだけどさ・・・名前は?」


「昨日のこと?古市ふるいち美恵利みえりっていうんだ」


康人やすとが当たり前のように言ったものだから、亜美あみはそのことを忘れているんじゃないかと思って、詰問した。


康人やすとってさ、わたしのプロデューサーだよね?」


語調に少しの怒りが混ざって、突き刺すように彼女は言った。


「確かにそうだけど、誰に会おうと俺の勝手だろう?」


「いやいや、お互いに活動してるんだから影響するに決まってるじゃん。てか、康人やすとはわたしのものでしょう?」


「俺はものじゃないよ、亜美あみ


「ああ、ごめん。まずこれを確認しないといけなかった。あのさ・・・」


亜美あみはバツが悪そうに顔を顰めながら、


康人やすとってあの子と付き合ってるの?」


俺を突き刺すような視線でじっと見つめる亜美あみの表情には、冷たい感情しか読み取れなかった。


「そうだよ」


断言した俺に、突き詰めていた表情が、一瞬歪んだ。しかし、すぐにキッと目線を絞った亜美あみは、すぐさま反論した。


「でもさ、わたしたちこれからじゃん。これからふたりでやっていこうっていう時にさ、康人やすとだけ抜けたらできなくなっちゃうじゃん」


「ねえ康人やすと・・・」と、最後のほうは、懇願に近かった。


その願いに俺は胸に手を当てて、強く宣言した。


「約束する、俺は絶対に亜美あみを歌手にする」


薄暮の空に、少女のくぐもった声が鳴り、耳鳴りのように響く学校の部活動の音が、ひどく現実味を帯びていなかった。


ふらりと揺らいだ亜美あみは、自身を支えるように腕を力強く掴み、俯きながら、何かを抑えるように言った。


「・・・・・帰って。あと、打ち合わせは明日にしよう」


俺は彼女の言う通り、背を抜けて帰宅した。右手に曲がり、校舎の影に消えようとした康人やすとの耳元には、幼子のような泣き声が、微かに聞こえた。


得も言われぬ気分の悪さに、足取りも重くなる。

コーン!と響く金属バットの音が、落ちた心を淡く震えさせるだけだ。


「あれ?安藤あんどう?こんなところでなにやってるんだ?」


くたびれたように歩く康人やすとの前に、三人の野球部員が現れた。康人やすとは返答をしあぐねていると、部員たちは彼の横を通り過ぎて、そのまま進もうとしていた。


「ちょっと待ってくれ。今はひとりにしてあげてほしい」


「・・・・どういうことだ?」


事情を聞いた野球部員たちは、そのまま康人やすとに案内される。


そうしてきた道を戻った康人やすとは、彼らにそれを見せた。


彼らの視線の先には、膝を抱えて静かに泣いている亜美あみの姿があった。


「最近、・・・亜美あみの噂が出回ってるのは知ってるよな?」


そうして安藤あんどう康人やすとは、委細にある嘘を織り交ぜながら説明した。


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「でもさ、おれ許せないよ」


説明を聞いた野球部員のひとりが、亜美あみを見つめながらそう言った。


佐々木(ささき)だって、あんなに頑張ってるだろ。それなのに、こんなのって・・・」


悔しそうに、握り拳をつくる彼に対して、仲間も後に続いた。


「確かに、何もしてないヤツがそんなことを言うのは、気分が良くないな」


安藤あんどう、事情はわかった。任せろよ、俺たちにも協力させてくれ」


横にいた一人が肩に手を置いて、顔に微かな怒りを滲ませていた。



——————————————————————————————————————


その日から、瞬く間に情報は学校中に流れた。


美恵利みえり浅井あざい若菜わかなの趣味を晒し、複数人の男子生徒の協力のもと、悪評として学園中に広めた。人の恋人を奪い取る、趣味の悪い女として。


以前、本当に亜美あみの陰口を言っていた奴らは、これまでの責任をすべて浅井あざい若菜わかなに押しつけて、今では亜美あみの肯定派となった。


浅井あざい若菜わかなという女生徒はひと月と経たないうちに、学園から姿を消した。


——————————————————————————————————————



そうして来たる文化祭に日。亜美あみのライブが行われた。


文化祭ライブは大盛況で、亜美あみの姿は確かにその日ステージに刻み付けられた。投稿した動画も、各種SNSを通じて大きな反響を呼び、学校のホームページにも記載され、彼女は確かに知名度を得ることが出来た。


どこか欠けた、少女。

されど欠けたからこそ、人々を魅了する。

彼女は欠けたからこそ完成した。


そのまっすぐな表情と、痛切な歌声が、どこかもの悲しさを湛えながら、人々の脳裏に刻まれた。


強く、だけれど不安定に孤高で、

マイクを握る細腕はしなやかで繊細だ。

その喉から繰り出される歌声は、何をもにも揺るがぬ芯があった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次回『変えられるはずだから』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ