詩 笑い方を忘れた少女と道化
「笑って」
「笑って」
「笑ってほしいよ」
――かぶりものをして君に会う
――扉を叩いたら今日は部屋に入れてくれるかな
笑い方忘れてしまったよ
心 動かない
どうやって笑顔うかべていたかな
だって笑う事はいけない事だって
ずっとそう言われ続けてきたから
私は忌み子
人を不幸にするだけなの
――どうしたら この思いとどくかな
――おかしな恰好をしたって君が見てくれなきゃ意味がない
「ストーリー」
心を閉じた少女を笑わせたいと願った少年がいた。
だから、彼は道化となった。
興、少女は扉をあけるだろうか。