謎に包まれた教師
バチボコにフラグ建てまくってるが、さらに建ててくぞ。全然思いつかなくて遅刻したわすまん!
皆の自己紹介がつつがなく(?)終了すると、今度は教師が自己紹介をするらしい。そのまましないつもりかと思った。自己紹介をするならするで普通は先陣を切って緊張を和らげるものだと思っていたからだ。
それにあの若さでここの、しかも零組を任されているとなるとなにか訳があるとしか考えられない。いくら優秀とはいえ、経験が浅いというあからさまな弱点を抱えている彼女に適当に教えていれば実績になる零組のポストを譲ることは他の教師が許さないはずだ。
「え、えー名前はそうだな~~エリクソンだ。エリクソン先生と呼んでくれ」
明らかに先生が持ってる旧型の携帯製造メーカーから名前を取っただろ……露骨に携帯を見て名前を言う先生に思わずため息が出る。名前すら言えないということは、王家のお方の系譜なのか?あるいは、最終兵器ともいえる強力な魔術師なのか。
ただ、強力な魔術師といえばNORS家なのだが、会合ではみたことがない。
「趣味は生徒を苛め抜くこと、得意な魔術は運動増大魔術と運動減退魔術だ。知識だけなら全てをカバーしているから任せてくれ。よろしく」
運動増大魔術と減退魔術は本来相反するもののはずだ。両方を残したまま強くなれるなら、二家に分ける必要はない。そりゃあ、両方使えるなら使えるに越したことはないが、本当に使えるのだろうか?
零組は優秀の中でも優秀な生徒を集めているが、やはり皆疑問に思っている様子である。俺が詳しくないから意味不明に思ったのではなく、詳しいものでもやはり疑問に思うようだ。
「今日は解散だ!次回の登校日は……」
やはり、名前を隠していることとなにか関係がありそうだ。俺はそんなことを考えながら解散の指示に従って教室を後にした。
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