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直くんとももちゃん、初恋の行方。  作者: 獅月
第三章

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ももちゃんの胃袋



「「「か、か、か、かっこいい〜〜!!!」」」


女性陣が一斉に叫び出してびっくりする。


「やっぱりCEOは最高!」

「爽やかな身のこなし!」

「あのキラリとした微笑み!」

「あのスーツの着こなし!」


お兄さん、モテるんだ。直くんの人気が二分されて安心だ。ホッ。


「やったー!アイスだよ!しかもいいやつじゃん!オーガニックアイスだって!新入社員から好きなの選んでー!」


塚本部長が声をかける。…アイス。


「本田さん、俺一人で行くから、アイス食べて。」


高田さんに声をかけられる。


「え、でも…」


仕事だし…。


「会社の冷凍庫大きくないから、他の営業行ってる社員の入れたら冷凍庫埋まるから。CEOからの差し入れだし。」


「分かりました。」


どうもアイスが私を呼んでいるようです。ヤッター!


「俺出かけるから先に選ぼう。俺イチゴ!取っててな!」


新入社員を押しのけて高田さんがアイスを選んで出かけていった。


「高田は本当にCEOが好きだなー。ほら、本田ちゃんも選んで!」


塚本部長に呼ばれる。アイスアイス。

(高田さんってお兄さんの事が好きなんだ。かわいいかも。)


「何がありますか!?」


なんにしようかな!ワクワク!


「イチゴ、オレンジ、マンゴー、葡萄…」


どうしよう。迷う。全種類食べたい。


「直くん、オレンジにして、一口ちょうだい。」


直くん様がいらっしゃるじゃない!これで二種類楽しめる!


「おーい、いちゃつくなー!!」


塚本部長にイジられる。営業部はある程度軽口が許される。このくらい言っても大丈夫。


「…どうぞ。全部食べて。」


直くん様が一口どころか全部くれるって!直くんったら流石にそれは太るわよ。


「本田ちゃんは食いっぷりがいいな!数多いからもう一つ選んでいいよ。他の新入社員も食べたいやつは取りな。我社の差し入れは逆年功序列だ!」


ほー。さすが塚本部長!さすがお兄さんの会社!さすが直くんのお兄さん!


「ヤッター!!じゃあ私マンゴーとオレンジとりんご!!」


3つ手に持って食べよう!夢の食べ方だ!!


「あ~もう、本田ちゃん受ける〜。直くんいいの?」

「はい。」

「そっか、そっか。CEOもさ、会社で出たお菓子持って帰ってたなー。弟にあげるって。」

「…そうですか。」


直くんの分を私がもらったことを塚本部長が気にかける。

(お兄さん食べずに持って帰ってたんだ!今の直くんみたい。優しい!)


「いい兄ちゃんだな!」


塚本部長はお兄さんのことを慕っているんだろうな。ここにいる先輩社員達も皆。…そんな感じがする。


「はい…」


これは直くん照れてるな。ふふ、かわいい。写真撮りたい。ダメかな。


少し…直くんの元気が、戻った気がする。


「いっただき、まーす!!」


…美味しい!まろやか!何本でも食べれそう!至福〜。

(直くん様、お兄さん、どうもありがとう。一生ついていきます。)

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