表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/133

新生活

大学生編スタートです!


前回の高1の付き合い始めから2年近く経ったお話なので二人の距離も前より近くなっています(〃艸〃)


どうぞ宜しくお願い致します(*^^*)


全てが芽吹く


―――春。





私と直くんは大学生となりました!







「かっ、かっこいい〜!」


今日は入学式。スーツ姿の学生が一堂に会する。

私はお目当ての彼を見つけて、影からそっと…見つめる―。





「影から見つめるなんてダメよ、百子!」


「ママ…」


入学式、ママを連だって学校に来ると前を歩く直くんを見つけた。スーツ姿の破壊力が凄すぎて、思わず木に隠れその姿を堪能する。


スーツ姿の直くん…


「「かっこいい…」」


ん?


「ママ?」


まさかママも直くんに惚れたんじゃ!


「いやー、ママはお兄さん派よ。素敵ねぇ。私が後10歳若かったら…」


「パパが聞いたら悲しむよ。」


直くんしか見えてなかったけど、隣にお兄さんがいた。


直くんはご両親を亡くされてから、必ずお兄さんが来るようになってる。

直くんは恥ずかしいから来ないでって言ってるらしいけど…。


「百子、直くんの彼女なんでしょ!?堂々と話かけましょう!」


直くんと付き合ってすぐにママにバレた。ママには隠し事が出来ない。…だけど、直くんはママが私達が付き合っていることを知ってるとは知らない。

私が直くんに言って無いから。


「三井さ〜ん。こんにちは!」


ママが小走りにお兄さんに話しかける。


「本田さん。こんにちは。いつもお世話になっております。ご入学おめでとうございます。」


お兄さんが爽やかに挨拶をする。私も慌ててママの横に行く。


「こちらこそ。直くん、入学おめでとう!」


ママが直くんに話しかける。…ママ!ずるい!


「…ありがとうございます。」


直くんがお辞儀する。あら、無表情。


「ももちゃんも入学おめでとう。直くんと仲良くしてあげてね。」


お兄さんが私に声をかける。直くんによると私達の事は知らないらしい。


「ありがとうございます!!」


(勿論!!仲良くしまくらせてもらいます!!!)






「わっ!見て!あの二人かっこいい!」


ピクッ!私の直くんに対する女子の声は地獄耳だ。


ヤバイ、ここは大学。内部入学半分、外部入学半分だ!私と直くんの関係を知らない女子に直くんが狙われてる!!!


「ホント、イケメーン。」


敵はどこ!?キョロキョロとすると沢山の人が直くんを見ていた。(正確に言うと直くんとお兄さんを)


お兄さんも保護者って思われないよねぇ。この状況だと新入生だわ。


そこで改めて思う。


三井家は貴ちゃん含め皆顔が整っている。


お兄さんも、勿論直くんも。タイプは違えど皆がイケメンと言われる部類だ。

(私は勿論直くんが宇宙一かっこいいと思ってるけど!!)


ヤバイ、大学…





直くんは私の物よ!!!





飛んでいた意識がママの声で引き戻される。


「直くんも、うちの百子と仲良くしてあげてね。末永く!!」


(ママ!グッジョブ!!)


「は、はい…」


直くんはママの気迫に若干驚いている。やーん。かっこいい。


この後はママの計らいでそれぞれ写真を取り合って、流れで私と直くんのツーショットも取れた!!



ありがとう、ママ。この写真は家宝にします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ