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三井三兄弟

お友達編スタートですヽ(´ー`)ノ



「恋だな」


「ブッ!!」


夕食の最中、弟の貴将(たかまさ)が突拍子もなく喋りだし、俺は味噌汁を吹き出しかける。


「直之坊ちゃん大丈夫ですか?」


使用人のキヨが心配する中、弟は気にすることもしない。


「直、俺は恋をした!」


そして弟が一人で話し出す。


兄貴は一度家に戻って来て俺達がご飯を食べだしたのを確認してまた仕事に行った。

…戻って来なくていいのに。


「あらあら貴将坊ちゃん〜、誰にですか?」


キヨさんが尋ねる。


「夏美先生!美人で優しいんだよ〜」


「確か担任の先生でしたね。あらあら、良うございましたね。」


「お兄ちゃんには内緒ね。」


「あら、なんでです?」


「お兄ちゃん過保護だから、ウザそう!」


…確かに。兄貴はややおせっかいだ。


兄貴の保身のために“やや”を付けておこう。


「まあ!貴将坊ちゃんお口が悪いですよ。」


「…貴、どうして好きって分かったんだ?」


「は?」


「貴の感情はなんで好きなんだ?因みにLIKE?LOVE?明確な分け目は?」


「チョット何言ってるか分からないデス。」


「…。人間って難しいな。」


「…直之坊ちゃんも気になるお嬢様がいらっしゃるんですか?」


キヨさんが間に入る。


(気になる?)


パッと本田さんの顔を浮かぶ。


「わっ!」


「「わ?」」


叫んだ俺に二人の声が重なる。


(…なんで本田さんが出てくるんだよ…。)


なんか顔が暑い。


「何かありましたら私にも教えて下さいね。」


キヨさんが微笑む。


「…。うん、何かあったらね。」


多分何もないとは思う。だけど…


「…兄貴には言ったら駄目だから。」


「まあ!やはりご兄弟ですね。貴将坊ちゃんと同じことをおっしゃって。」


「直、真似しないで。」


「真似じゃない。」


(最近の俺はおかしい。)

珍しく動揺する直くん(*´―`*)

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