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まずはお友達に



スッと直之がハンカチを差し出す。


「直くんって紳士だね。」


落ち着いた百子は恨めしそうに言う。


「…。他にどうしたらいいのか分からないから。」


「?」


「女の人が泣いててもどうしていいか分からない。周りに男しかいないし。」


「えっと…」


「何か気に触るような事をしたなら、ごめん。」


「…私、迷惑じゃない?」


百子はずっと気になっていた想いを伝える。


「迷惑?」


「私の気持ちが直くんに迷惑かけてると思って…」


距離を取った理由。それは間違いなく直之に嫌われたくない、その一心だ。


「……迷惑とは、、」


「ホント!?迷惑じゃない?」


百子は直之の言葉を切るように話す。


「じゃあ私、直くんのこと好きなままでいい!?」


「えっ…う、うん…」


直之はもはや気迫負けだ。好きとは何の基準だろうか。


「まずは私、直くんとお友達になりたいの。」


「…。はぁ。」


(友達とは宣言してなるものなんだろうか?)


しかし、何故か直之は百子に強く出れない。


「お友達になってください!」


「…は、はい。」


確実に押し切られた形だが、何故か直之はいやではなかった。


(女の人、苦手なはずだけど…。)


何故か百子だけは拒否出来ない。


(これは、なんでだ…)



ももちゃん少し報われて良かったねヽ(*´∀`)ノ

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