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No.939.この指先に触れている花びらすらも
肌に触れている 温もりも感じられず
冷え切った関係には終止符を打つべきか
炎燃え上がり この身を焦がす
水面に浮かぶ映像は乱れて
先を読む事も出来ない
けしかけられた欲望打ち崩せず
フェードアウトしていく現実
この指先に触れている花びらすらも
認識出来ない世界
耳に囁きかける 音声も聞こえないで
融けきった現実こそ打ち壊すべきなのか
病が広まり 全てを冒す
角膜に映る 表情は腐れて
口をつむぐわけもなく
押し付けられた憎しみに支配され
カミングアウトしちまう密約
この指先に触れている花びらすらも
認識出来ない世界
どんだけあいつに想い馳せても
なにもかわらないかえれない
そんな自分に怒りを覚えて
めらめらきちまう不埒な拳
この指先に触れている花びらすらも
認識できない世界




