No.918.ねぇ　どうして君は

ねぇ　どうして君は　こんなにも語りかけてくれるの

ねぇ　どうして君は　いつまでも優しくしてくれるの

ねぇ　どうして君は

お月さんが黄色に輝いている

夜の澄んだ空　透き通る闇

吐息がいつもよりも感じてしまう

ひらひら舞う雪の粒がひとつ

ねぇ　どうして君は　こんなにも語りかけてくれるの

ねぇ　どうして君は　いつまでも優しくしてくれるの

ねぇ　どうして君は

視線の先　銀色の草原の兎

かすかな鳴き声　走り出す光

指輪にこめた　なによりも透明な

一筋の涙のしずくぽとり

ねぇ　どうして君は

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