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月と狐と輝く瞳  作者: けとりゅー
第1章 月と銀色の狐
8/36

第5話 瞳に映るモノ

はい。第5話です。


二人の出会いに向けて進行中です。



その日その日で文章考えながら書いてるので


やっぱりうまく書けるか不安ですね。


でも頭の中で物語を想像するのは楽しいです!


ではどうぞ!

あの苦い薬草と格闘して結構時間がたった。


『あぁー。これほど苦いなんてなぁ…。』


このままでも回復効果はたぶんあるだろう。


『でも命には代えられないし、いくつか摘み取っておこうか。』


そう思い、もう一度視る。



【ポルセナの葉】

 さまざまな薬の材料になる一般的な植物。調合などして使うのが一般的だが

 そのまま食べることも可能。

 確認効果 HP回復・微



ん?確認効果って追加されたみたいだ。回復・微だけどあるんだ。


食べたからわかったのかな?そう効果があるということが確認出来たら追加されるのか…。


でも視る力は全部見ることができたと思うんだけど…。また調べてみよう。





さて。どうやって摘もうか。


かみちぎったらまた苦い目に合うし、くわえて引き抜こうとしても同じ目に合うだろう。爪で切れたらいいんだけど…。 と考え自分の手を見る。


『…。』


思ったより爪が鋭い。


試しにポルセナの葉の根元に爪を添え切ってみる。


  ギチッ


うん。やっぱり切れないよね。ネコ科じゃないから当たり前か。


それなら魔力を込めてみよう。ほんの少しだけ込めるイメージで同じように添えて切ってみる。


  ブッ


うん。なかなかいい切れ味みたいです。


  ピンポーン


また頭の中で音が鳴った気がする。


『と、いうことは…』



_____


スキル:【神の瞳】【対話能力】【亜空保管能力】

    

    NEW【身体強化魔法Lv1】 己の肉体に魔力を込め強化する基本魔法

                魔法のLvと込める魔力に比例してより高まる。


_____



なるほど。爪も体の一部だからなぁ。


基本魔法ってことは結構使える人は多そうだな。魔物とかの類でも使えるやついそうだな。


とりあえずそばに合った4株ほどを保管空間に放り込んでおく。


あまりこのまま食べたくないけど命には代えられないからな。





いろいろ魔法についても知りたいけどとりあえず…


『お腹すいたな。』


昨日の夜から何も食べてない。というか何を食べればいいんだろう。


やっぱり肉かな?でも野菜とか果物食べる犬とかテレビでやってるの見たし、食べれないことはなさそうだけどな。とりあえず何か探そうかな。





 ~稲荷探索中~




泉を離れてからおよそ5分。視る力を使って探していたらすぐに見つかった。


木の上に成ってる果物を。



『どうやって取ろうか。』



3mくらいの高さにある果物を眺める。


【ピプルの実】

ファンタジア全域の森にある木に成る10cmほどの果実。

甘くしっかりした果肉が特徴。冒険者たちの間でも重宝される。




『…。冒険者いるんだ。とりあえずこの果物は甘くて食べれるみたいだ。』


とるならやっぱり身体強化だろうな。


まだ加減がわからないけど適当にやってみよう。



少し多めに魔力を四肢に込め飛び上がる。





『うあっ!?』


  ドゴッ ミシッ   ボトボトボトッ






はい。飛びすぎました。木の枝に頭ぶつけました。


果実も簡単に落ちまくりました。



ちょっとおでこ? が痛い…。


まぁいいや。とりあえず1個食べてみる。



  くしゅっ



『!!』




すごく甘くておいしい。味は桃に近いかな?でも触感はリンゴだ。


とても不思議な味だ。


保管しておこう。さっきの衝撃で落ちた木の実を全部保管空間に放り込む。


全部で12個拾えた。これからこの果物には長くお世話になりそうだ。



さて。次は肉だ!狩りも練習しよう。


狐もイヌ科だからな。肉が主食なはずだ。


よくわからないがわくわくする。さて、獲物を探すとしよう。




   ~稲荷 超探索中~



2時間後・・・



『いねぇ!!』


ずっと探しまわってるけど動物があまりいない。


鳥は見かけるけど普通の動物がいない。



走るのをやめてゆっくり歩きながら探している。


と、急に森が開けた景色に変わる。



『森の真ん中に原っぱか…? お?』


10cm位の草むらの中を何かが動きまわってるのが視える。


_____


名前:ホーンラビット

  分類: 魔物

  ランク:1  クラス:スモールホーンラビット

  レベル: 2    属性:無

  HP:116/120

  MP:40/40

  攻撃力:10

  防御力: 5       

  魔法力: 1

  耐性力: 2

  素早さ:35

  幸運 :15


  固有能力:【突進突き】 自慢の角を相手に向けて突進する


  スキル:なし



  基本的に憶病だが、自分と大きさの変わらないものには強気。

  対して強くないため子供の武術の練習相手にもされる。


_____



定番だな。


そして扱いかわいそうだな。


とむこうもこっちに気付いたのか。体格があまり変わらないため強気なようだ。


一直線にこっちに走り出す。どうやらこれが【突進突き】のようだ。



『すまないが、狩らせてもらうよ。』


すっと姿勢を低くし待ち構える。



『はっ!!』


身体強化で強化した尻尾を全力でたたきつける。



   バギャッ



聞き慣れない鈍い音がした。


どうやらクリーンヒットしたようでホーンラビットは首の骨が折れてしまったようだ。


_____


HP:12/120


_____



まだかろうじて息があるようだがこれ以上苦しめるつもりはない。


『安らかに眠れ。』


そう言ってトドメをさす。


想像してたより抵抗がない。これも狐に生まれ変わったおかげかな?


  ピンポーン


このタイミングで音が鳴るのか。


_____


名前:      (山神 稲荷)

  分類: 月の聖獣

  ランク:1  クラス:銀月子狐

  レベル: 2    属性:月

  HP:540/544

  MP:905/1144

  攻撃力:22

  防御力:19       

  魔法力:56

  耐性力:46

  素早さ:34

  幸運 :1057 (57)+1000


  装備:神具・銀月神の耳飾り(着脱不可)

      

  固有能力:【銀月神の加護・魔力】

       【自在炎・狐火 Lv.1】


  称号:【銀月神の愛娘】

    

  スキル:【神の瞳】【対話能力】【亜空保管能力】【身体強化魔法Lv2】


      NEW【テイルスマッシュLv1】 魔力のこもった尻尾をたたきつける。

                    尻尾に貯めた魔力を放つことで遠距離攻撃も可能。


      NEW【狩猟Lv1】自然で生きるために必要な狩りの知識と技術

_____


まずレベルが上がってる。


結構な勢いで頭ぶつけたけど4ダメージか。もしかしたら時間たってるから少し回復してるかもしれないな。あとは思ったよりMP消費してたんだなぁ。感覚がわからなかったけど結構な量使ってたんだ。


魔力関係やっぱり上昇量がすごいな。


あとは攻撃技だな。基本技みたいな感じかな? 


某ゲームの魔○剣やら空○斬みたいな初歩攻撃スキルかな?ふむふむ。


狩猟もスキルであるんだ。だとしたらかなり細かいものまでスキルで表示されそうだな…。


おもしろい。





さて。それより兎を食べよう。


『このまま食べて大丈夫だよな…?』


恐る恐るかぶりつく。


   がぶっ ぶちぶちっ


あー。この音はいやだな。でも味は大丈夫だ。流石狐。


焼いてもおいしく食べれそうだけど生でも問題ないな。


とりあえず食うぞー!





  ~稲荷食事中~




あまり食べすぎると後で動きにくくなるからほどほどにしておいて食べれそうな場所は身体強化・爪で切り分けて保管しておこう。命奪ったからには最後まで責任もって処理しないとね。


角は…。とりあえず保管しておこう。あとでゆっくり調べてみよう。




そう言えばだいぶ遠くまで来たなぁ。食べ物も取れたし、一旦戻って泉周辺の探索でもしようかな。




    ボクはこの時油断していた


    危険が迫ってることなんて気付たいていなかった



       ガサガサ ガサッ



突然ボクが来た道とは反対の森側の茂みが音を立て出す。


『ん…?』



     ムーンが出会うのは危険と言っていたソレ


     いくら聖獣の子でも危険だと言われていたのに


     対峙するまで気づくことができなかった



『なんだあれは…?』




揺れる茂みから出てきたのは6体の緑色の小鬼


そう。それは紛れもなくゴブリンだった。




_

はい! ゴブリンフラグ成立です!


次回はマイト視線になると思います。


1人と1匹の主人公が出会うまであと少し!!


いやはや、文章が変になる。


でも気にしない! 文章力ないのはわかってるから!


読んでくださる方は、温かい目でも冷たい目でも生暖かい目でもいいので見てくれると嬉しいです。



なんちゃって次回予告


稲荷「ゴブリンに遭遇しちゃうなんて…!!そうだ!


   確か狐ってエキノコックス持ってたよね!それをうつしてやれば…!」


ゴブ「残念ながらこの世界にエキノコックスはありません。」


稲荷「ぅえ!?そうなんだ!? それは御親切にどうも…?」


ゴブ「では襲わせていただきますのでご覚悟を。」


稲荷「あ、はい。あ? え!?」


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