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月と狐と輝く瞳  作者: けとりゅー
第1章 月と銀色の狐
5/36

第4話 ボクの力と瞳の力

どうも けとりゅーです。


お気に入り登録 さらに一人の方がしてくれたようです。


ありがとうございます!


期待にこたえれるように頑張ります。


行き当たりばったりだけどねw


では第4話です。どうぞ~

小鳥のさえずりが響く。


『ん…。』


ボクは目を覚ます。


昨日の夜、ムーンと別れた後、しばらく空を眺めていた。


前世の地球とは比べ物にならない広さを感じる満天の星空。


空気が一切汚れていないことが分かった。魔法的な力が中心ならば機械化学はあまり発展しないだろうからね。


『ん~…。ふぁあぁ。』


気の抜けた声であくびをする。


しばらく空を眺めた後、眠たくなったから近くに見えた洞窟(洞窟といっても奥行き5mくらい)に入り寝たのだった。


『さて。どうするか。』


何をするか といってもまだ何も知らない。


洞窟からでて泉の横に伏せる。何をしようか…?





そういえば、ステータスとか詳細を視れるようになったんだったら自分自身のことも視れるんじゃないのか?試してみよう。


呼び出し方の定番と言えば念じることか…? さっそく試す。


シュン という音がして目の前に画面のようなものが浮かぶ。


『あっさりできるものだな…』


ボクは自分のステータスを眺める。



_____               _____


  名前:      (山神 稲荷)

  分類: 月の聖獣

  ランク:1  クラス:銀月子狐

  レベル: 1    属性:月

  HP:520/520

  MP:1044/1044

  攻撃力:20

  防御力:18       

  魔法力:48

  耐性力:40

  素早さ:33

  幸運 :1057 (57)+1000


  装備:神具・銀月神の耳飾り(着脱不可)

      銀月の祈りが込められた耳飾り

      (幸運+1000)


  固有能力:【銀月神の加護・魔力】

       レベル上昇時、MP・魔法力・耐性力の上昇量が高まる

       魔法ダメージ+10% 魔法被ダメージー10%


  称号:【銀月神の愛娘】

     銀月の神より生まれた娘



  スキル:【神の瞳】

    対象の本質の覗き視る瞳


      【対話能力】

    言語を理解し話すことができる。ただし基本言語に限る。


      【亜空保管能力】

    異空間を作り出し、物を保管することができる空間術。中では時間が立たない。植物ははいるが動物は入れられない。

 

_____               _____




うん。さっそくつっこみどころ満載だな。


名前ないな。前世の名前は格好にはいってるみたいだし。

分類っていうのは種族とかそういう感じかな?

月の聖獣てなんだよ。それに属性の月属性ってどういう属性なんだ…?

そういう知識は一切ないからわからないなぁ。また機会があれば調べてみよう。

能力値が高いかどうかは比べる対象がいないからわからないな。

MPと魔法力と耐性力が高い。 と思う。まぁ他の能力と比べたらだけど。

固有能力に装備がなんかチートに感じるんだが。まぁ、それは自分があまり要求をしなかったからなんだろうなぁ…。自分自身が強くなることでより効果を発揮する感じだな。ただ運+1000は大きくないか…?

銀月神の愛娘って。ボクはあなたの娘ですかムーンさん。









…。まぁいっか。








スキルは頼んだ通りの能力だったけど。なんだあれは?

【亜空保管能力】って知らないぞ…?


とりあえず能力を使ってみよう。これも念じるのかな?


目の前の画面のようなものにマス目のようなものが浮かび、となりに小さな黒い渦のようなもの現れた。



…。 うんインベントリみたいだな。 ってあれ?

手紙?が入ってる…。

黒い渦が出たってことはこれが出し入れする場所なのかな?

あ。入った。

やっぱり出したいもの念じるんだろうな。 手紙手紙…っと。


うん。出た。前脚でよく出せたよ。 さっと広げてみる。


~これを読んでるということは無事にこの能力を行使できたみたいね。

 頼まれてないけど、あると便利だろうからあなたにあげる♪

 ちなみに中では時間が立たないから植物は枯れないし、食べ物も腐らないわ。

 有効活用してね~




この能力は正直助かる。だがなぜ昨日言わなかったんだ。



ん?



 ~P.S. 後から知ってくれた方が面白いじゃない♪ と書いておくわ。~





『…。』






正直ムカつく。人で…。今は狐だけど、人で遊び過ぎだ!



『腹が立つ。爆発しろこのっ!』


と。思わずつっこみを叫んだ瞬間、目の前にあった手紙に青い火がつき一気に破裂する。 ピンポーン


『…うあ!? なんだ今のは!?』


頭の中で音が鳴った気がした。


ステータスを確認してみる。


____


  ~~~

  MP:1024/1044

  

  ~~~


  固有能力:【銀月神の加護・魔力】


       【自在炎・狐火 Lv.1】

  体から放つ魔力を炎に変えて攻撃する術技。スキルレベルが上がるほど規模、射程等性能が上がる。形や飛ばし方も上限までならば自在に変えられる。


_____



なるほど。狐火か。 そりゃあ使えるよな。でも驚いた。

使い方の幅もかなり広そうだからまた練習しよう。うん。




まだ不安もあるけど、なんだか楽しめそうだな。新しい世界は。






『さて。自身のことも見たし、周りに何かないかな…?』


ん?泉にもステータスが視える…?


【月光の泉】

 聖獣が生まれた土地に沸く清らかなる泉。よこしまなるものを退ける。

 害のない獣などは近寄れるが魔物の類は近寄れない。

 飲むことで体力や精神力の回復を促進させることができる。


んー。これは。

つまり、このそばなら安全ってことかな? 

生まれたばかりの聖獣が安全に成長することができるようにってことなのか。

うん。やっぱり拠点となる寝床はそこの洞窟だな。



もう一つ足元に視えるものがある。


【ポルセナの葉】

 さまざまな薬の材料になる一般的な植物。調合などして使うのが一般的だが

 そのまま食べることも可能。



『食べれるのか。』



試しに1枚食べてみる。


『うっ!?にっがい!!』


うん。すごく苦い。よく言ったよね。良薬は口に苦し。苦すぎる。


ボクは苦いのすごく苦手なんだよね…。




    そのあとボクは20分ほど舌に残る苦みを一生懸命取ろうと泉で格闘しているのだった。



_

第4話終了です~。


今回は視る力を使う、自分の力を視る。


この二つでした。次回にはもう一人の主人公を。


まぁ頑張る!



次回予告


???「次回はおれがでるよ!」


稲荷「現段階じゃ何が何だか分からないよ。」


???「だよね~…。」

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