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月と狐と輝く瞳  作者: けとりゅー
第1章 月と銀色の狐
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第3話 新たな世界と見上げる瞳

どうも けとりゅーです。


まずひとこと。



なんだってぇー!!


まだ異世界にも着いてないのにお気に入り登録が2件ありました。


してくれた方ほんとにありがとうです。


物語に期待されているということなのでしょうか?


一生懸命頑張らさせていただきます!


では第3話です。どぞー。

梟や虫の鳴き声が聞こえる。




通り抜ける風を感じる。




水の流れる音が聞こえる。




意識が深いところから湧き出て、覚醒する。





『ここは…?』





周りを見渡すと森のようだ。




木々が立ち並び、すぐそばには泉のような場所がある。




空は暗い。夜のようだ。




でも、すごくいい気持ちだ。




だが、すぐに疑問に思う。




(あれ?生まれ変わったばかりなはずなのに何でこんな場所にいるんだ?両親とかはいないのか?)




体の感覚もはっきりと感じ取ることができる。




それに気づき立ち上がろうとする。



(…。)



視線が低い? いや。それだけじゃない。四肢で地面を踏みしめている。



(え…?)



不安を感じ、近くにあった泉に勢いよく顔をのぞかせる。







(これって…。狐じゃないか…!)




泉に移った自分の姿はまぎれもなく狐。金の瞳をもち淡く青味がかった銀色の体毛を持つ子狐だった。




額にはうっすらと三日月のような模様があるのが見える。




『たしかに種族は何でもいいって言ったけどな…』




突然、耳元からキーンと鈴のような音が聞こえた。




「は~い♪聞こえるかしら?」




『…。』







おい。そこの神様。聞こえるかしらってい言ってるけど目の前に出てきてるじゃないか。


てかさっき別れたばかりだろう。





『聞こえるよ。ていうか見えてるよ。』



「ですよね~♪いろいろ疑問になってると思うからあなたの思ってそうなこと伝えるわね」



『…。お願いします。』



呆れながら答える。まったくテンション高いな。それだけ楽しんでるってことか。





「まず、言語について。翻訳○んにゃく並に通じるわよ。その姿でも問題ないわね。次に魔力。私が知る限りもっとも高い魔力を持つことのできる種族にしたわ。ただ、高い魔力って言ってもあなたが言うチート能力的な強さは出ないと思うわ。小さいうちはなおさら、ゴブリンの集団にでも出くわしたらデスるんじゃないかしら。まぁ強さはあなた次第だし、成長すれば強く美しくなれる。最後にステータス。自分のものも他の生き物も道具も見れるようにしてあげたわ。」



異世界に飛ばす前に説明しなかったからわざわざ来たのか…?


『つっこみどころ満載ですね。某猫型ロボットの道具や某黒猫のセリフって。ゴブリンでその危険ならちゃんとした強さを身につけないと危ないんだね。ん?ところで美しさってどういうこと?』








「ふふふ。単刀直入に伝えましょうか。あなたは女の子になりました♪」



『ふぇっ!?』



出ましたまた変な声。自分が死んだことなんか比べ物にならないくらいびっくりしてますよこれ。





「この世界の魔法的な生き物ってね、雄より雌のほうが魔力が高いんだよね。身体能力的には雄の方が上なんだけどね。あなたの希望は高い魔力ということだったので、その通り魔力が高い女の子になりました♪」





遊んでる。絶対暇つぶし入ってる。この幼女め。






「名前が稲荷なだけに狐ね♪ でもちゃんと私が転生させてあげる生き物の中で最も魔力の高い生物っていうのは保証するわ。」




とりあえず溜め息をつく。 すごく深く。




『ハァァァァ…。声高かったのは子供になっただけじゃなかったんだね。まぁなったものはもう気にしても仕方ないしいいや。』




力を抜き泉のほとりに座る。いやこの場合は伏せかな?




(意外とショックだったのかしら…。まぁ面白いからいいよね。)



つい、クスクスと笑う。楽しいもんねっ!





「あ。あと忘れるところだった。好きな能力といったのに控え目に選んでくれたし、プレゼントをあげるわ♪」




『プレゼント?』




聞き返してすぐ左耳にチクッっとした痛みが走る。不思議に思いながら泉を覗く。


(耳の位置が頭の上あたりだから変な感じだ。)




泉に移る自分の耳には三日月に中央に線を二つ付け加えたようなふしぎな形をしたイヤリングだった。




『これは…?』




「それは私の加護を込めた耳飾り。きっとあなたの助けになるわ。」



キラキラとまるで自ら光を放つような不思議な輝きが見える気がする。



『えっと。ありがとうございます。』




「さて。私はそろそろ戻ろうかしら。」



自由だな。この神様。





「それじゃあ、新しい世界での新しい生活頑張ってね。」




そう呟くとムーンは何事もなかったかのようにその場から消え去った。






『いろいろまだ分からないけれど、本当に転生したんだな…。』


一人そうつぶやく。





     その場にはもう彼の言葉を聞く者はいない



     彼は…。いや。彼女は1匹 森のあいだから見える黒い空を見上げる。



     数多の星がきらめき、一つの月が光り、彼女の体を照らし輝かせていた。



     彼女の行く先には何があるのか。それは彼女にも。あの神にもわからない。




_     

はい! やっと異世界入りました。


額の模様は三日月。右下が光ってる感じの三日月。

耳飾りは Э みたいな感じ。中の線が2本。


世界観はまだ曖昧です。


でもがんばる!


これからもよろしくお願いします!


なんちゃって★次回予告


稲荷「えっと。これが薬草効果のある葉か…。」


試しに口に含む。


稲荷「うっ!? にっがい!!」


 稲荷は3のダメージを受けた!


稲荷「僕は苦いのはすっごく苦手なんだよっ!!」

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