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月と狐と輝く瞳  作者: けとりゅー
第2章 森と銀色の狐
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第21話 久し振りの会話

どうもけとりゅーです。


次どうかこうかなぁーって考えてたら3つくらい新しい小説のイメージがわきました。


もちろん今は二つが限界なので増やしませんがw


ではどうぞ!!



 ディケイル領のフェノル村



 今日もディケイル領主の家では



 庭では二人の少年が錘のついた木剣を振っていた







 「ふぅ。一旦休憩しようか。」



 「了解、グレイ兄ぃ。」



 「二人ともお疲れ様。はい、お茶よ。」



 ふたりがちょうど庭に会った椅子に腰かけた時クレアが飲み物を持ってくる。



 「マイトもグレイもメキメキ強くなっていくわねぇ。でも無理しちゃだめだからね♪ 特にマイトはルナちゃんのためにもってところが見れるからほどほどにしておきなさい。」


 「ごめんなさい…。」



 俺は早く強くなりたい。けど、それで無理をしているといつも怒られてしまう。



 「まぁ僕も気を付けて見るよ。マイトは頑張り屋だから言われないと止めないからなぁ。」



 全くその通りだから何も反論できない。



 「うん。その時はお願い。」



 「聖獣の、それも銀月の聖獣だもんね。強くならなきゃって思うわよね。でもそれで無理して体壊しちゃったりしたらルナちゃんも悲しんじゃうわよ?しっかりしなさいね♪」



 そういって母さんは家に戻っていった。



 わかってるんだけど。気持ちが強く出すぎてしまう。



 木剣の絵を強く握りもっとしっかりしなくちゃと考え直す。






 しばらくたち俺たちは鍛錬を再開する。



 今は単純に錘のついた剣を振ったり、体を作るための運動をしたりが中心だ。



 父さんの剣技は体に負担が大きすぎるからまずは体を鍛えようということだった。



 ゆっくりと正中に剣を構えゆっくりと上に構え



 一気にふりおろ(『マイト! 聞こえる?』)


    ビクッ


 スッ    あ。剣が…。






  ガシャーン!!


 「どうしたのマイト!?手でも痛めたの!?」


 いや。今のはそんなんじゃない。


 「えーと…。今、ルナの声が聞こえたような気がしたんだけど…。」


 「どういうこと?」


 二人で周りを見渡す。が、誰もいない。



 「何があったんだ?」



 「「父さん!」」


 とりあえず剣を飛ばしてガラスを割ってしまったことを謝り、何があったかを話す。




 「ふむ。それは念話かもしれないな。」


 「念話…?」


 「基本的には契約した者同士が誰にも聞かれないように心で会話する能力のことだ。マイトもルナ殿と契約したのだから出来てもおかしくない。さっき聞こえたというのならルナ殿からマイトに連絡があったということだ。試しにマイトもしてみるといいだろう。」


 えーと。どうするんだ?



 「父さん。俺、どうやったら念話できるか知らないよ。」


 「そうか。私もできるということしか知らないからな。」


  じゃあどうすればいいんだろう?


  そう考えているとまた念話と思われる声が聞こえてきた。



 (『マイト! ボクのことを心で強く思い描いて。そしてボクに届けたい言葉を強く念じて!そうすれば話ができるよ!』)



  「えーと…。ルナのことを考えて言葉を念じる…?」


   とにかくやってみよう。


   目をつむりルナのことを考えて言葉を念じる。


  (「ルナ?」)


  (『マイト!聞こえるよ!久し振りだね!』)


  (「久し振り。だって半年も会ってないんだからね。でも今まで何もなかったのにどうして急に念話を送ってきたの?」)


  (『いや。話せる事知らなかったんだ。今回眷族が一人できたこともあって知ることができたんだ。』)


   眷族?眷族って何だろう?


  (『会うときに紹介する。今はお願いがあって連絡したんだ。』)


   念話の話し方が少し変わる。何か大切なことなんだろう。


  (『今からいうことをヴァルガに伝えてほしい。』)










 「ふぅ…。」



 「どうやら無事に念話ができていたようだな。」


 「ねぇマイト!ルナとどんな話したの?僕にも教えてほしい!」



 すこし考えてから話す。


 「何かあったのか?」


 「父さんにお願いがある。」


 「・・・。聞こう。」



 「【魔光の森】にキングゴブリンがいる だって。」


 「何だと…。」



 「ルナが助けたゴブリンの賢者と契約し、眷族にしたんだけどそのゴブリンが教えてくれたらしい。巣の場所と大体の数はそのゴブリンが知ってるって。森の入り口まで迎えに行くから明日の正午ごろ森まで来てほしいだって。ルナとそのゴブリンが力を合わせても絶対に勝てないから力を貸してほしいんだってさ。あと、眷族になったゴブリンのために何か魔道杖の代わりになるものをもらえないかだってさ。」



 「わかった。準備しておこう。」


 そういって父さんは家に戻っていった。


 「俺がもっと強かったら、俺も戦えたのに…。」


 「そうだね。僕も力になりたいけど僕たちじゃ邪魔になるだけだよね。」


森を見る。


あそこにルナはいる。


力になりたい。


無理しちゃいけないのは俺だってわかってる。だけど






      「もっと・・・強くなりたい。」






_____

この物語は1話当たりの長さを短くしてるので更新速度あげていけたらいいな…。


あと念話の中身ぶっとばしてるのはわざとだよ・w・


理由は特にないのであしからず。


意見・感想・助言等何でもいいのでもらえたらうれしいです。

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