第8話 出会い、そして…
どうも けとりゅーです。
今日も更新したいと思います。
視た時の称号の位置をこの話から変えていきます。
ゆっくりしていってね!
第8話 どうぞです!
突然出てきた少年にボクは驚いた。
そしてその少年はボクを守ると言った。 なぜ…?
見ず知らずの、それも人間でもなく狐であるボクを。
迷わずに飛び出て来て助けるなんて…。
その少年はほんとにまだ子供だ。ムーン(の外見)と同じくらいに見える。
痛みをこらえながらその少年を視てみる。
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名前: マイト・オル・ディケイル(10)
分類: 人間
ランク:1 クラス:見習い剣士
称号 :領主の息子 夢見る少年
レベル: 8 属性:聖
HP:295/320
MP:168/182
攻撃力:155 (45)+110
防御力: 50 (25)+ 25
魔法力: 34
耐性力: 48 (28)+ 20
素早さ: 44 (40)+ 10%
幸運 : 50
装備
ショートソード 一般的な剣。安価で軽い。(攻撃力+100)
ライトレザー 一般的な革の服。以外に頑丈。(防+15、耐+15)
レザーブーツ 一般的な革の靴。軽く頑丈。(防御力+5)
ライトガード 小さめの椀甲。軽い攻撃なら弾くことができる。(防・耐+5)
クレアの首飾り 魔道師クレアお手製のお守り。ちょっとだけ力持ちになれるかも。
(攻撃力+10)
スキル
【天賦の才】【探究心】【剣技能Lv4】【俊敏Lv2】【採集Lv1】【迅剣術・縮地】【ライト】【フラッシュ】
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やっぱりリーダー格のゴブリンのほうが能力は上だ。
大丈夫だろうかと心配になる。
その時初めて気付いたが、自分の体が震えてる。
一度死んだとはいえボクは死が目の前まで迫っていたんだ。
そう。死というもの。それを思い出したら怖くて震えてしまったんだ。
彼はまっすぐゴブリンを見据えている。
痛みと出血のせいか意識が朦朧としてくるのを感じる。
ボクは祈った。ただ目の前の少年を想い。
どうか 死なないで。
そしてボクは完全に横に倒れてしまった。
稲荷 side out
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マイト side
目の前にいるゴブリン達をにらみつける。
なぜかわからなかった。
思わず飛び出しゴブリンアーチャーを倒したが、目の前には3体のゴブリン。うち真ん中のヤツは他の2体より強そうに見える。おそらくこいつがこのグループのリーダーだろう。読んだ本ではグループの頭を倒せばゴブリン達は逃げていくとあったが、今のおれだと間違いなく1対1で戦わないとだめだ。
初めての戦闘で少し体が震えてしまう。でも俺は戦う。
あの狐をみてなぜか守りたいと感じてしまった理由はわからない。
でも、絶対に守るんだ。
ドサッ
はっとして後ろを見ると狐が倒れこんでしまった音みたいだ。
急いで怪我を何とかしてあげないと…!
「グギャー!!」
その叫び声に我に返り、武器を構える。
2体のゴブリンがこっちへ走ってくる。
斬りかかってきたゴブリンの攻撃を剣と椀甲で弾き、攻撃の隙をうかがう。
ガキン キン
「そこっ!」 ザシュッ! ドシュッ!
「ギャァア!?」
大きく隙ができた瞬間を狙い武器を持っていた腕を斬り、そのまま首を切りつける。
「グギガガ!?」
もう一体のほうも仲間がやられて驚き、大きな隙ができていた。
「今だ! 縮地!!」
地面を踏み砕き一気に間合いを詰め剣を振り抜く。
バシュッ!
最初に斬ったゴブリンと同じように首をはねる。
「はぁっ はぁっ…!」
縮地を使った反動で全身がビリビリと痛む。
でもまだ敵は残っている。痛みをこらえて見据える。
「ギ…ギギガ…! グガァ―――!!」
仲間を全員倒されたことに激怒した強そうなゴブリンが、持っていた武器を振り上げ飛びかかってきた。
バキィン!!
「お…重たい!!」
そのまま手を休めずに連続できりかかってきた。
ガギン! ガン! バキィン!
俺とは全然力が違った。どんどん押される。
時々避けそこねた剣先や防ぎきれなかった剣撃で小さな切り傷が一杯出来る。
「グゲガー!!」
ギャイン!!
「うわぁあ!?」
その一撃で剣が弾き飛ばされ尻餅をついてしまう。
ゴブリンのほうを見ると勝ち誇ったような顔で剣を振りおろそうとしているところだった。
(やばいっ!)
椀甲で防ごうと両腕を上げようとした瞬間、自分の後ろの方から青い炎が飛んできてゴブリンに命中した。
「グガァア!!」 ドォオーン!!
その一撃で強かったゴブリンの頭がはじけ飛びなくなった。
振り返るとあの狐が立ちあがっていた。おそらく今の炎が俺がここに来る前に聞こえた爆発音と同じような攻撃だったんだろう。とにかう逆に助けられてしまった。
立ちあがりフラフラのその狐を抱き上げ急いで拠点の場所に戻ろうとする。
その時俺の来た方向から父さんとグレン兄ぃが飛び出してきた。
「マイト 無事か?」
「マイト! うわぁ 傷だらけじゃないか! 大丈夫かい!?」
ほっとため息をつきすぐに話す。
「無事でよかった。」
「うん。切り傷はたくさんできたけど大したことないよ。それよりこの子を…」
「!! この狐は…!?」
「父さんわかるの?」
俺が聞いたらすぐに返事が返ってきた。
「ああ。とにかく急いで家に帰ろう。その狐の怪我を治療してあげよう。」
促されるまま急いで家に帰り、父さんと母さんに狐をまかせる。
どうか助かりますように…。
俺はそう思い。見守ることしかできなかった。
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すこし走りましたが8話終了です。
次回は稲荷から始まります。
冒険はまだ先になりそうですねぇ…w
でもがんばるぞっ!
なんちゃって★次回予告
ムーン「お久しぶりね。」
稲荷「ムーン…。」
ムーン「にしても。よく私の用意した死亡フラグをものの見事に回避したわねぇ~。」
稲荷「!!!?」
ムーン「う・そ❤」
稲荷「……。」




