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田舎の空と狐と草臥れ女子


 高校卒業後、生まれ育った士別市という何もない街を出た私。


 士別市から1時間程度離れたちょっとだけ都会の旭川市のパチンコ店へ就職。

 最初は「パチンコ屋はヤクザな商売なんでしょ?」と心配していた両親も、最後は寮完備で生活費の心配もない安心安全な環境ですと言われ、渋々ながら送り出してくれた。


 そして7年。

 25才となった私は実家へと戻ってきた。


 慢性的に人手不足というブラックな環境。

 長時間労働はもちろん、ホールに出ては重いドル箱を運び、カウンターでは張り付けた笑顔を携え接客に奔走、開店前や閉店後のお金の計算、機器の整備やスタッフのシフト管理など。

 年数を重ねるごとに何でもやらされた私。


 まだ20代の乙女なのに二の腕にはしっかりと筋肉が……ゆるふわ女子と呼ばれる生活を夢見て旭川に出てきたのに……


 そんな私が心と体を酷使した結果、暖かくなってきたある日の夜中にトイレに行こうと立ち上がった瞬間、何故か前後不覚となった私は頭に衝撃を受けのたうち回り、意識朦朧の中、這う這う廊下へと脱出。

 呻き声を聞いた寮母に発見され、人生初の救急車に乗ることになった。


 原因はただの過労。

 頭も打ったようだが脳波に異常なし。

 私はついに退職を決め、社長の慢性的なセクハラをネタに、本来出ないはずの退職金を頂き実家に戻ってきた。


 幸いなことに完全寮生活と何処へも出かける気力が湧かなかった7年間で、貯金だけはしっかりと貯まっていて、さらには退職金と言う名の慰謝料も含めた1千万と少しを全プッシュして実家の近くに家を建てた。


 小さな二階建ての家。

 私の城。


 貯金は尽きた。暫く実家に寄生した私。

 新居が出来上がった翌年の夏、働かねばならないと決意した私は、早速イ〇ディードを検索し完全在宅のテレサポに申し込む。運良く田舎ながらもそれなりの収入を得ることになった私は、得意気にゆったりとした田舎生活を邁進していた。


 コーヒーメーカーも買った。ホームベーカリーも買った。夏には裏に小さな畑もある。これは親が植えた奴だが、毎日新鮮な野菜が数種。やっぱり朝食はドリップした濃い目のコーヒーに焼き立てパンに採れたて野菜でおしゃれに……コーヒーシュガーは多めに入れよっかな?


 そんなある日の休日。

 近くの河川敷でのんびりと趣味の写真を撮りにお散歩。


 河川敷ではパークゴルフに勤しむ年配の方々が、スマホ片手に風景を撮っている私をチラチラ見ているように感じた。


 写真撮影はこっちに戻ってきたから始めた数少ない趣味の一つ。

 河川敷に生えている白樺の木の模様が顔に見える奴、面白い形の雲、綺麗な名も知らぬ花と虫。そんな素敵な写真を撮ってはSNSに投降するのだ。


『綺麗だね』『素敵だね』『面白いね』


 そんなコメントが来ることに幸せを感じる。

 ああ、なんて素敵な日常。


 いずれ大量のイイネがついてしまった私はこれで生活できたりしないかな?そんなことを考えながら、ベンチに腰掛けボトルに入れた午後用の紅茶を飲む。


 暫くして散歩を再開した私は、また遊歩道を歩く。

 近くの草むらがカサカサと動いている。


「ん?」

 不思議に思った私はその草むらを凝視する。


 良く見るとそのすぐ横には何かが置いてあったように草が倒れて後がついた場所があった。


 さらにジッと見る。

 すると、草むらからは一匹の狐がピョコンと顔を出した。


「おお!」

 興奮してしまった私の声にピクっと反応する狐。


 驚かしちゃったかな?そう思いながらも様子を見守ると、先ほどの草が倒れていた場所に移動し丸くなっていた。

 心の中で叫んだ私。チャッターチャンスでは!そう思って近づきながらスマホを構えると、狐はこちらを警戒するように見ながらも、逃げ出さずに私のカメラに収まってくれた。


「やった!良い写真が撮れた!」

 これで私のSNSにはイイネが!そんなことを思いながらガッツポーズ。


 狐と目が合った。


 可愛い!可愛いよ狐ちゃん!何か食べるものを……

 もちろん持って来ているわけがない。仕方ない。今度から散歩をするときには何か持ち歩くようにしよう。油揚げ?うーん、炎天下に油揚げを持ちながらうろつく女子はどうなのだろう?

 そんなことを考える。


 田舎とは言え流石に通報さちゃう?いや、タッパーに入れて持ち歩けば……やめとこう馬鹿らしい。


 そんな結論を出した私は狐ちゃんを観察することに専念する。

 ああ、可愛いよ狐ちゃん。野性の動物って結構泥だらけで汚いって聞いたことあったけど、目の前の狐ちゃんはとても綺麗でツヤツヤに光って見えた。


 狐ちゃんを見る。

 ジーっと見ているとこちらも同じようにみられているような気持ちになってくる。野性の本能化?敵から目を離すと死んじゃうからか?いや、あの視線は私に興味津々な……

 んなこたーないか。そう思いつつも凝視し続ける。


「ギャッギャー!」

 心臓が鍋上がる。


 少し立ち上がった狐ちゃんは歯をむき出しながらそんな鳴き声を放つ。なんだこの鳴き声は!狐はコンコンじゃないのか?そう思って戸惑う私。狐ちゃんは飛び跳ねるようにして草むらへと消えて行ってしまった。

 まだ心臓がドキドキする中、私は噴き出る汗を腕で拭いながら家へと戻った。


 スマホでググると狐は色々な鳴き声があるんだなと納得。

 あれは威嚇かな?


 そんなことがあったその日の夜。

 SNSには狐ちゃんの写真。『可愛いね』『凄い!』そんなコメントがチラホラ。


「ふふん。私がインフルエンザになる日も近いわ!」

 そんなことを呟き、シャワーで濡れた頭を乾かしながら悦に浸る。


 てか、なんでインフルエンザなんだろう?そう言えば毎年予防接種行けって言われたな。休みもないのにいつ行けば良いってんだ?って思ったけど。


 そんなことを考えながらググってみる。


 ……インフルエンサーっていうのか。なるほどね。でもイングルエンザが語源らしいから、あながち間違いではないかな?そんなことを思い……人前で言わなくて良かったな。と両手で顔を覆って悶えてみる。


 そして真夜中に目を覚ます私。


 倒れたあの日を思い出す。

 だが私の尿意は待ってはくれないようで、眠い目を擦りながらも1階に降りトイレを済ます。


 2階に戻ろうとした私は「ニギャー!シャー!」という猫の声が聞こえビクっとしてしまう。横にある車庫からも何かの鳴き声が……


「ギャー!ギャー!」

 そんな鳴き声も聞こえた。


 居間のカーテンを少しだけめくり外の様子を確認する。

 街灯の淡い光に照らされ、道路の中央に猫がこちら側を向いているのが見えた。


「ニギャー!グルー!」

 その鳴き声を聞きながらスマホを探す。


 2階に置いたままだと気付き大急ぎで取りに走るが、その間にも大きな鳴き声が……スマホを手に持ち戻ってきた私はカーテンを開けると、そこに猫はいなかった。


 撮り逃した!

 そう思いながら覚醒してしまった脳みそを宥めすかしながら、布団にくるまり何とか眠りについた私。


 猫vs猫の大戦争という壮大な夢を見て目覚めた私。

 気を取り直しシャワーを浴びた後、朝食を優雅に頂いた私。その後は裏の畑へボール片手にやってきた。


 ナスとトマト、キュウリが良い感じに生っていたので収穫。

 ピーマンは、まだもうちょっとだな。


 外の水場の蛇口をひねりボールに水を張り軽く洗ってから良い感じで写真に収める。熱い中の畑仕事も大変だけど、これもまたインフルエンサーへの道。そう思ってSNSにあげることを想像しながら玄関まで。


 ふと昨日の事が気になって車庫を見る。休みの日の買い物にしか使わない相棒の軽ちゃんの脇には一匹の狐ちゃん。


「ギュ!」

 小さく鳴く狐ちゃんを良く観察すると前足が赤く染まっている。


 そして思い出す。昨日聞こえた鳴き声の中にこの狐ちゃんと思わしき鳴き声が確かにあったなと。ならば猫vs猫ではなく、猫vs狐ちゃんの異種格闘戦だったのだと確信する私。

 これは……どうしたら良いのだろう?


 取り合えず、と『狐 ケガ 手当』でぐぐってみる。


『怪我をしたキツネを見つけたら、まずは近づかずに、市の環境生活課に連絡してください。野生動物の保護は法律で定められているため、個人での保護や治療はできません』


 なるほど……


 今度は『狐 野菜』でぐぐる。いや念の為ね?油揚げなんてないし……


『キツネは雑食性で、野菜も食べることがあります。特にスイートコーン(とうきび)は、キツネに限らずアライグマやカラスも好むため、家庭菜園では対策が必要です。また、キュウリなどの他の野菜も食べる可能性があります。』


 とうきびは、ないな。

 キュウリ?まさにピンポイントだけどお持ちですよ?よし、君にはこれを上げよう。そう思ってボールに入ったキュウリを狐ちゃんの目の前に置いてみる。


「これ食って元気出せ?」

 そう言った私は、無反応を決め込んだ狐ちゃんを恨めしそうに眺めた後、家へと戻る。そしてコーヒーをすすりながらSNSに野菜の写真を上げる。


「あっ、そう言えば狐ちゃんとキュウリってタイトルで上げても良かった?」

 そう呟き、大慌てでまた車庫へ。


 狐ちゃんはキュウリと共にいなくなっていた。


 後悔を感じながらも仕事は待ってはくれない。その日はクーラーを全開にして仕事をこなす。最近熱いな?汗が止まらない……更年期?いやいや私まだ20代後半よ?きっと地球温暖化が悪いんだ。

 そんなことを考えながらその日の業務をこなすのだ。


「お電話ありがとうございます!本日はどのような御用件ですか?」

 そうやってお客さんのPCの困りごとを聞く簡単なお仕事だ。


 あっと言う間に夕方になり業務は終了。


 夜食は簡単なのが良いな。

 そう思って切り分けて冷凍してあった一回分のひき肉を解凍し、ピーマンと玉ねぎをざく切り、ブンブンチョッパーでみじん切りにすると、ナスをざく切りにして全てをフライパンへ投入し軽く炒めてゆく。


「うーん、これ、かな?」

 ご存じ黄金に輝くたれを手に取るとダバダバと入れてみる。


 塩コショウにポチっておいたホタテ出汁(粒状)もササっと入れる。良い匂いがただよってきた。


「これで3日はいけるな」

 そんなことを言いながら炒めて炒めて……完成した肉野菜炒めを適量ご飯に乗せ卵をかける。


 冷蔵庫からレタスを出すと3枚ほどちぎっては水洗い。軽く水を切ると皿に乗せ、さらにはトマトを切ってチンした冷凍ブロッコリーと一緒に添えてみる。オリーブオイル、ハーブ塩、ショウガに。今日は明太子の粉のやーつも入れてみよう。


 ちぎったレタスを少しだけつまみ味見する。

 適当に作った割には良いバランス。とその味に満足する。


 ゆったりと夕食を食べ終えた私。炒め物をタッパに分けて冷蔵庫にインした私は、お風呂で温まり布団へもぐりこんだ。そんな渡井は真夜中にまた起こされることになる。


 深夜2時、インターフォンのチャイムが鳴った後、「トントン」と玄関のドアを叩くような音が下から聞こえる。何者?乙女の1人暮らしの家に真夜中訪れる者……だれ?恐怖を感じつつも1階へ下りる。

 びくつきながらインターフォンを覗くと、そこには白い着物を身に纏った綺麗な女性が……


「ひっ!」

 思わず腰を抜かし座り込む。


「だ、だれ?どどどど、どなたですか?」

 勇気を出してインターフォン越しに質問を投げかける。


「昨日助けて頂いた、狐です」

 御病気の人が来た。


「な、なにようで?」

「キュウリのお礼に、恩返しに何かできたらと」

「ま……」

「ま?」

 言葉が出てこない私を嘲笑うように復唱するその自称狐。


「間に合ってます!」

「……何かできることはありませんか?」

 どうやら引く気は無いようだ。


「よ、夜は怖いです。せめて昼間に」

「わかりました」

 そう言って頭を下げた自称狐さんは、消え入るようにインターフォンの画面から消えた。


 慌ててカーテンをめくるが、残念ながら街灯に照らされた道路が見えるだけだった。


 その夜は恐怖であまり寝付けなかった。夜が明けかけた頃、ウトウトしかけた私はまたもチャイムによって叩き起こされる。


「きました!」

 スマホを確認すると5時ジャスト。日の出と共にやってきたのだろうか?


 昨夜のことは夢ではなかったようだ。

 そして、寝ぼけたたからかすでに玄関を開けてしまっていた私。可笑しな彼女と直接対決することになってしまった。


「あの、お礼とかいいので、帰ってくれますか?今日は仕事なので」

「恩返し、したいです」

 沈黙が生まれる。


「キュウリ、マジうまだったので」

 笑顔が可愛い。だがそれがまた恐怖感を増幅させる。


「入っても良いですか?」

 無言を貫いた私にそんなことを言う彼女。


「なぜ良いと思いました?」

「なぜ、だと思います?」

 その返答に思わず悲鳴を漏らし後退る。背中は壁。狭い玄関を恨めしく思う。


「あの、迷惑ですから!」

「損はさせません!お役に立って見せます!狐の神の名に懸けて!」

「神?」

 思わず聞き返す私。


「はい!神様に誓う時は不退転の心持ちで、全身全霊で挑む所存です!」

 なにこの子……


「あのさ、なんだかどんどん流暢にしゃべるようになってるけど、本当に狐さんなんだよね?」

 私の質問に小首をかしげる自称狐さん。


 ポン。


 そんな音が聞こえ、彼女は消え……足元に昨日の狐ちゃんがいた。


 次の瞬間、またもポンと音がする。


「ね?」

 笑顔の自称狐さん。どうやら自称ではなく本物であったようだ。私が呆気にとられ身動きできない間に、彼女は私の横をすり抜けるようにして家の中へと入っていった。


「なぜうちに?」

 すでに居間のソファで寛ぐ彼女にそう聞いた。


「大事にしてくれそうだったし、恩返しがしたかったので」

 笑顔を携えそんなことを宣う彼女。


「御狐様なら神社で祀ってもらったり、大事にされるのでは?」

「士別神社は狐を祀ってはいないです!邪教です!」

「いや邪教て……」

 頭を抱える私。そう言えば士別神社はなんか人型の神様だったような?


「なので代々私達はあっちの山の方で細々と……ぐすん」

 そう言って顔を押さえ泣き出した彼女。


 様子を伺っていると、ちらりとこちらを見た彼女と目が合った。


「嘘泣きかーい!」

「信じる者は救われると言いますよ?」

 笑顔でそうにそう言う彼女。


「もういいよ。で、何をしてくれるの?」

 小首をかしげる彼女。


「日々の」

「日々の?」

「癒し?」

 どうしよう。早くお帰り頂きたい。


「あっ!尻尾モフります?人間なんてこれで一発っしょ!って先代が……」

 そう言うやいなやポンと音がする。


 そして手を後ろにまわし、持ってきたのはふわっとした尻尾。


「くっ」

 思わず膝から砕け落ちる。


 そして誘惑に負けた私はその尻尾に抱きつき……投げ捨てた。


「くっさっ!獣臭くっさっ!」

「ひどいです!ちょっと痛かったです!捥げるです!」

「いや、それは悪かったけど、あまりに臭くて」

「失礼な御主人様です!お風呂を要求します!」

 いつの間にか私は彼女の御主人様に認定されてしまったようだ。


 私はため息をつきながらお風呂に案内する。


「シャワーは分かる?これボディーシャンプー、分かる?」

「大丈夫大丈夫。何とかなりますよー」

 そんな彼女が風呂のドアを閉めたのを見届けた後、朝食の準備を始める。


 コーヒーは……インスタントで良いか。パンは焼かずにジャムを塗って……野菜……外に出るのめんどいな。トマトは無しで。私はどんよりした気分でコーヒーを飲みながらパンとレタスをお腹に流し込んだ。


「さっぱりしたですー!」

 そう言いながら生まれたままの姿で出てきた彼女を見て動きが止まる。


 彼女はさっき脱ぎ捨て放置されていた着物を指でつまむと洗濯機に突っ込み洗剤を入れスイッチオン。


「いや待って?着物なんて洗って良いもの?というか、着替えとかないの?」

「大丈夫大丈夫。着物って言っても着古ですし。乾けばそれなりになるから。あと、着替えなんてあるわけないですよ?狐だし?」

 私はどこを突っ込めばよいか困惑しつつ自分の部屋着や下着もまとめて取り出し投げつけた。


「ありがとうですー。これでまた返すべき恩が増えたので、暫く頑張るです!」

 そう言って手早く着替えた彼女は、食事の片づけを始めた私の傍にまとわりつくようにして尻尾を擦り付けてきた。


「くっ」

 どうやらこの尻尾、かなりの攻撃力があるようだ。


 私は仕事前の30分を使い、仕事中は一切物音を立てないこと、外、もしくは二階に引きこもっていること。トイレだけはちゃんと行くように、とだけ伝え業務機の前に座った。

 念のためパーテーションを使って階段からトイレへ向かう通路を隠しておく。願わくば何事もおきませんように。


 そんな彼女との出会いが……

 その後数十年は続くことを私は知らない。


 そんな田舎の非日常な毎日が始まった。



 おしまい


ブクマ、評価、励みになります。感想お気軽にお書きください。


続くといいな?

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