読者の体力を考えた
【エッセイ】
疲れてるときって、何にもしたくなくなる。今開いているこの文章だって、何を書いていようがどうでも良い。眠たい、暑い。オチだけ見て終わろう……。
そう思っても仕方ないよ。この時期はそういうモノだ。
体力がないとき。どんなに大好きな作者さんの新作でさえも、文字の壁になる。これはどうしようもないのだ。例えば、うつ病の症状が出ている人に「せめて毎日シャワーくらいはしろ」と言っても、出来ないのと一緒。
つまりは、疲れている時に『執筆』や『読書』は出来ない。ということ。当たり前すぎるだろうが、結構それで悩んでいる人が多いように思えた。
「書くことはできないから、せめて読むだけはしよう。あれ? この文章頭に入ってこない。おかしいな、この人の文章は整っていて読みやすいはずなのに。下手になった? 魅力がなくなった?」
違うのである。
疲れているのだ。こういう時は、ベッドに入って涼しくして眠るのがよろしい。よく、「読みに行けなくてごめんなさい!」と謝っているお気に入りユーザさんを見る。その言葉は私に向けてのものではないが、もう少し気軽にこのサイトを使っても良いのになとも思う。
作品は残り続ける。元気になった時にまとめ見たりゆっくりじっくり見たら良い。私はそう思うなぁ。