表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小学校の怪談  作者: 西城 休
2 だるまさんがころんだ
5/6

2-(2) 思い出せない

「ただいまー。お母さん、いつも来る子の名前分かったよお」


 僕は早速お母さんに報告に行った。


「そう、なんていうの?」


 洗濯物をたたみながらお母さんは聞いてきた。


 ところが、今まで言おうとしていた名前が、また思い出せなくなってしまった。


「あのね、あの……あれ?」


 本当に家に入るまで、「ただいま」って言うまで覚えていたはずなのに、最初の一文字すら出てこなかった。


 僕は結局、何かが喉ーーと言うか頭につっかえたような感じで、宿題をし、夕飯を食べた。


 そして八時になって「8時だよ全員集合!」を見る頃には、すっかりそのことを忘れていた。


 僕はいつものように、加藤茶や志村けんに大笑いして見ていた。そんな時、眼鏡のあの人ーー仲本工事が、いかりや長介に頭を叩かれたのを見て、僕は声を上げた。


「あっ、コウジ、お母さん、コウジだよ。思い出した」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ