VRRPGツクール！:箱庭の夢:

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2020年、超人気シリーズであるスライムの冒険がVRになってやってくる！という予告がネットで急速に広まっていた。ただの噂だと思われていたが、2022年にVR版『スライムの冒険〜仲間から最弱と呼ばれても〜』が発売され、それを機に多くの有名ゲームがVRで発売され始めた。
さらに無名の会社が『VRRPGツクール！』というゲームを発売したことにより、人々にVRゲームが浸透した。
1000円で買える『VRRPGツクール！』は、瞬く間に話題になり、人々の間で人気になった。中には多くのゲームがVR化しているのには『VRRPGツクール！』が関係しているのではと言う人もいた。
だが、突如として『VRRPGツクール！』はサービスを終了した。人々は様々な憶測をするが、次第にVRへの興味は薄れていった。
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2040年、政府が後10年で地球は滅びると発表した。それと同時期に『VRRPGツクール！』の会社が『VRRPGツクールX』という新作を発売した。前と同じく広告や宣伝が一切ないが、一つ違うところがあった。それは、政府が『VRRPGツクールX』のプレイを推奨している事だった。
地球滅亡まで残り10年。謎に包まれた『VRRPGツクールX』を中心に、世界は争いに巻き込まれていくことになる事をただの市民である大空翔はまだ知る由もなかった。