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日雇い魔王の災難  作者: 西谷東
三章
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シルシュの婚約者

「お姉さん、カワイイね。どう、安くするよ」


気前のいい店主に声をかけられ


「今日のオススメは、何かしら?」


ケースを覗いた女性は、七色の昆虫見て顔を青くする。


「いやあああああっ」


逃げ出した女性の後ろ姿を眺め


「スミッコスカラベ美味いんだがなぁ……」


結局売れたのはコック帽のお城さんだけ、と呟いた。


「クエレブレ!」


聞き覚えのある怒声に


「あ、シルシュ様、お久しぶりです」


バンダナを取り、玉子の黄身のように濃い金髪を露わにするクエレブレ。


「ここで、何をしているのだ」


眉を寄せるシルシュに


「何って、商売ですよ。シルシュ様が里を出られてから全然戻って来ないから……商売しながら、探そうと思いまして。あ、人間にはスミッコスカラベ不評で」


あまりうまくいってない、とクエレブレは語る。


「それに、ボクの大切な婚約者でもある。そろそろ、ババ様を安心させてあげるべきでは?」


シルシュは鼻を鳴らすと


「フン、お前との婚約は取り消しだ。妾には、ユストと言う婿がいるのだ」


「おい、ユストって何処の竜族だよ!?」


クエレブレは顔を顰める。



「ユストは、人間だぞ。妾に婚約の証として、これをくれた」


そう言って、1リーデコインを見せる。



「人間がねぇ……お前が、惚れたならそうとう強いんだろ」



クエレブレは、肉食獣のような凶悪な笑みを浮かべると



「食い殺してみてぇな」






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