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あいたい
あいたい
ふたり分かれた 帰り道の先に
「また明日」の先に あるのは何?
「明日」も来るけどその前には
きっと真っ暗な夜の闇も来るのだろうね
月の横顔を 君に見立てたせいで
「君」が月が消えるのが 闇に消えるときが怖いね
月のない夜は 孤独加速する
物憂げな横顔の 輪郭さえ見えなくて
だけど見えなくてもそこに確かにある
星々の瞬き
うらまないで、ねえ
うらまないでおくれよ
皆臆病で 不器用なだけだから
さがしてみて、ねえ
さがしてみていいところ
皆誰にだって あるはずだから
闇を照らしてみてよ 勇気は要るけど
そこに「たいせつなもの」に至る 道はあるから
・・・みつけたら
そこに笑顔の花が咲く
明日笑顔の花が咲く
夜に咲いた花が見える
明るい色の花が見える
いつか皆分かり合って
共に歩むときが来ればいいな、って。
思いはしてみるけれど、ねえ
せめて君とは
・・・笑い「あいたい」ね