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2人の同居準備 2

 「ソラー?さすがにあそこであんなこと言っちゃだめだよ?」


 「そ、そうだったの?……ごめんなさい」


 「そんなに落ち込むことはないんだけどね?」


 「ごめんね、リズお姉ちゃん……」


 「謝らなくていいんだよ?元はといえばそんな本を置いてる私が悪いんだから」


 「そうなの……?」


 「うん。まあとりあえずその話は家に帰ってからしようね?」


 「うん!」


 なんとかソラと話をまとめたので、私達はファミレスに行った。


 「どれ食べる?」


 「リズお姉ちゃんは?」


 「んー、なににしようかなー」


 「ボクもう決めたよ!」


 「そっかー、私も早く決めなくちゃ」


 「ゆっくりでいいんだよ?」


 「でもお腹空いてきたでしょ?」


 「うん、そうだけど……」


 「よし、私もきーめた!すいませーん」


 私達は店員さんを呼んで、注文を済ませた。


 「ドリンクバーも付けてるから飲み物とってくるけどソラは何かいる?」


 「んー、オレンジジュースがいーなー」


 「おっけー、取ってくるねー!」


 「ありがとうリズお姉ちゃん!」


 私は、ソラの飲み物と私の飲み物を取りにドリンクバーの所にいった。そこで……


 「あれ?莉樹?」


 「ち、千華?なんでここに?」


 「なんでって……私ここで働いてるからだけど?」


 「まーじかー」


 「そういえばさ、昨日言ってた子の話はどうなったの?」


 「その件なんだけど、まあ私のいる所来てもらったらわかるかなぁ」


 「あー、そういうことね?理解はした」


 「……この人はだれ?」


 「私の友達の千華っていうんだ」


 「この子が昨日言ってた子ねー?こんにちは!私は甲斐田千華っていうの。よろしくね?」


 「千華お姉ちゃん……?」


 「……確かにこの子かわいいわね」


 「でしょ?」


 「ところでどうしてこうなってるの?」


 「まあ、話せば長くなっちゃうんだけど…………簡単に言うと拾ったの」


 「え?……莉樹がショタ好きなのは知ってるけどさすがに現実で手を出すのはまずいんじゃないかな?」


 「いやいや、そんなんじゃないからね!?」


 「そうだよ千華お姉ちゃん!リズお姉ちゃんはとっても優しいよ?……でもさすがに首輪はつけられないけど……」


 「え……莉樹?」


 「そ、ソラ!?その話はここでしないでって言ってるのにー!」


 「あー、莉樹が持ってる本の話ね?」


 「待って?……なんで千華まで知ってんの?」


 「いや、さすがにベッドの下とか普通に見えるしね?」


 「マジですか…」


 「うん」


 私は、親友にも知られていたという衝撃の事実に驚愕しながらもちょうどそのタイミングで注文したものが来てくれたおかげでなんとか話を切れたのでホッとした。


 「じゃあソラ、食べよっか」


 「うん!」


 「莉樹?ちゃんと詳しい話聞かせてよ?」


 「わ、わかったよー」


 ちなみにハンバーグはとても美味しかった。

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