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未来と奏空 そしてリズ

 「こんなまずい飯が食えるか!」


 お父さんの暴力がまた始まった。お母さんは必死に耐えてたけど、その表情も顔ももう限界を迎えてた。


 お父さんだって、ボクが産まれたときからこんなにひどかったわけじゃない。昔はとても優しかったはずだった。こんなにも変わってしまったのは数年前、お父さんがボクたちが住んでいる県の教育委員会?の教育長っていうのになってからだ。お父さんはいつも帰りが遅くなるようになって仕事のストレスを家、お母さんにぶつけるようになった。お母さんも最初は気丈にふるまってたし明るかったのに、今ではあまり笑ってくれなくなってしまった。そして、その日は突然訪れた。



 「奏空、今日と明日旅行に行こっか。2人で」


「2人で?」


 「そうよ…………………これが最後になるだろうから」


 「お母さん?」


 「奏空は気にしないで?」


 「うん…………」


 ボクはあえて聞こえないふりをしていたけど、ちゃんと聞いていた。これが最後ってどういうことなんだろう……


 そして、旅行の2日目の朝だった。


 「ごめんね、奏空。本当に……ごめんね!!」


 そう言ってお母さんはボクの前から姿を消してしまった。


 「お母さん……」


 ボクはどうすることもできないのでおいていかれてしまった公園で一人で遊んでいることしかできなかった。そんなボクを、みんな見て見ぬふりをして通り過ぎていく。あぁ、所詮ボクの存在なんていてもいなくても変わらないんだ……そんなことを考えながら夜。



 「ねえ、君お母さんとかお父さんはいないの?」


 突然に女の人に話しかけられた僕は、びっくりして


 「ボ、ボク?」


 って返しちゃったけど、とっても嬉しかったんだ。お母さんに置いていかれて初めて声をかけてくれた人だから。そして、その人はボクに、


 「一緒に暮らす?」


 って聞いてくれたんだ。なんだか不思議な雰囲気をしているっていうか、時々変な目でボクの事を見てくるけれどとってもいい人だなって思ったからボクはこの人に付いていくことにしたんだ。



 お母さん。ボクはとても優しいお姉さんに助けてもらったよ!もしまた会える日が来たなら、その人のお話を聞かせてあげるね。


 「ソラー?」


 「リズお姉ちゃんまってー!」

とても雑にまとめてしまいました。すみませんm(_ _)m

次回からは本編に戻ります!!

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