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シュファル  作者: 細螺蒼
1/5

間違って消してしまい、投稿しなおしました。

すいません。

 


 シュファルの世界は三つの大陸のみで成り立っている。

 人間という種族が住む大陸────《オメガ》

 天使という種族が住む大陸────《ロゴス》

 幻の大陸と呼ばれる、どんな種族が住んでいるのかもわからない謎の大陸────《シュファル》

 この三つの大陸はそれぞれの大陸が結界に阻まれており、人間はどちらの大陸にも行くことは出来ないが、天使は《オメガ》に行くことは出来る。

 だが、その天使ですら、《シュファル》に行くことは出来ない。



「────ここが、アダムとイヴの子孫(子供)たちが住む大陸オメガか」



 人々が住む集落が一望できる場所から、青年が集落を見下ろしながら呟く。

 アダムとイヴは元々は《ロゴス》に住んでいたが、シュファルの世界を創った神の言いつけを破った罪で《オメガ》に追放された。

 故に、【終わりの地】────《オメガ》と呼ばれているのだ。



「一生をこの地で終えるから《オメガ》とは、嫌な名前だ」



 結わえた髪の長さは腰より上なので、ほどけば腰まである黒髪が風で揺れている青年は腕組みをしながら、人間が住む大陸の名前について、息を吐いて言う。

 オメガの意味は『終焉』。だから、青年は、そんなことを思ったのだろう。

 そんなことを思っていた青年の背後から「いたぞ!」という声が聞こえる。



「まったく・・・そんなに邪魔したいのか?」



 相手に聞こえてはいないが、問いかける青年。



「同じ七大天使(なかま)だろうに・・・ミカエル」



 呟き、青年は羽根を広げそこから姿を消す。

 背中に現われたのは六枚の羽根────青年は天使だった。


 

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