---9--- 拠点 ラフェルは鬼教官?そして・・・
数日前、かっこよく冒険者パーティーを作ったシアキ達であったが、森からの脱出等の冒険の旅にはまだ出掛けておらず今シアキはラフェルと共に勉強の真っ最中である。
何故出発せずに留まり勉強をしているかと言うと、あの後ルルのステータスを弄り副職主職の入れ替えを終えた後、ルルが新しい職である「神業使い」での力の使い方を出発前に少し把握する為の修行したいと要求し序でに実欲不足のラフェルの修行をしある程度の実欲が付いてから出発ないかと提案しシアキが返答する前にラフェルがルルに向け二つ返事で快諾した事で出発は延期する運びと成ったのだ。
また修行期間中を利用し「この世界の大まかな事柄」「簡単な読み書き」他諸々をシアキには習得してもらうのが良いとラフェルが提案しルルも賛同した為、今現在の勉強と言う流れに至る。
またラフェルは魔族の魔人族の可愛い二本角が生えた魔人で見た目凄く愛くるしく可愛いのだが、事、読み書きに関する勉強を教える際は内なる厳しさが滲み出る鬼教官化を果している。
本人は何故か最低限の読み書きを最短でシアキに習得させると張り切ってもいる。
そしてシアキは出会った当初のあの泣き虫弱腰ラフェルを懐かしく思いながら今勉強に勤しんでいる。
「...では、シアキさんこれは何と読みますか?」
最も簡単な単語を色々とラフェルは書き連ねてシアキに見せる。
当初何故異世界に来てまで読み書き等の勉強をしなければと思う所もあり、転生後不思議と喋れているのだから魔法で何とかなるのではと思い鎌をかける為にルルに向け何故この世界の喋れて理解出来ているんだこれは魔法によるものかと疑問をぶつけてみたが、ルルは不敵な笑みを浮かべ「それは自動翻訳世界魔法という物が世界に掛けられているからよ」と思惑違いの返答が返され「フフフ」と悪戯っ子のあの笑みを浮かべ「まぁ~頑張りなさいな、今はまだ時期じゃないかさ」と意味深な事を言われ楽をすると言う退路をバッサリ断たれてしまった。
そのルルの態度と言動で確実に魔法で何とか出来るに違いないとは思ったが存外ラフェルが教える気満々だったので渋々ながらも勉強を始めてシアキはある違和感に気付くのだった。
「えっと?たしか「宿屋」「一泊三銀貨」だったっけ」
「正解ですね。」
本来数日で読み書きなど完璧には出来ない。 これはラフェルが数日間でどんどん単語やその意味をシアキに叩き込だ成果であるがその他にも要因がある。
特にシアキは異邦人だそう簡単にこの世界の単語や文字の形状を覚えられるはずもないし、シアキ本人も元々興味の無いものに対して情熱をもって覚える質でもなくどちらかと言うと苦手中の苦手な事なのである。
この勉強は興味の無い事でもあるのに、シアキはもう自然と息をするかのように、いや脳がカラカラに乾いたスポンジで単語や文字の形状が水ではないかと思う位に一度でも書いたり理解をすると凄いいきおいで吸収し記憶として一気に定着する感じなのだ。
「では、これとこれは......あとこれは何と読みますか?」
再度書き足された物をシアキは確認し即答する。
「えっと「武器屋」「防具屋」「冒険組合」「白金貨」「金貨」「銀貨」「銅貨」「約束金貨」だったっけ」
「正解です、これだけは読めないと話になりませんが、ほんと経った数日でシアキさんはよく覚えられますね、飲み込みが早すぎですよ。
あと簡単な文書も既に書けるようになってましたし、すごいですよ全く。
では、そろそろお昼前ですしお腹を空かしたルルちゃんも帰ってくる頃合いだと思うので朝の勉強会はこれで終わりにしましょう」
ここ数日でルルはラフェルに完全に餌付けされた動物の様に、すっかり胃袋を握られてしまっている。
ルル個人の修行は必ず朝早朝から始められお昼には拠点家屋へ帰ってくる。
そしてお昼を食べ終わると昼からはラフェルの各種修行をルルが見るというサイクルで時が流れている。
あとこの世界においては神族と魔族は会えば必ずといって争う事はあっても、この様に友好的な交流をする事は絶対にあまり無いそうだ。
また他種族同士でここまで仲良くしているのは本当に珍しいと満面の笑みで両者は語り両者間では既に敬称を「ちゃん」付けで呼び合う仲にもなっている。
因みにラフェルはシアキの事を未だ「さん」付けで呼んでいる。
そして予想通りお腹を空かせたルルが修行を終え時間通りに帰ってきた。
洗面所で顔と手を洗って汗と手の汚れを一通り洗い流し終えたルルはラフェルの顔を見るなり、ごはんを要求をする。
「ラフェルちゃ~ん。お腹空いた~今日は何ぃ~?」
「今日はお肉のソテーに、野菜を沢山使ったサラダと、卵スープ、甘芋を使ったデザートですよ」
献立を聞くなり「ジュリュゥルゥ」っとヨダレを啜るルルにラフェルは笑顔を見せる。
「美味しそ~早く食べよう食べよう」
この光景がまだ嘘ではないかとラフェルは思いながらも今までの寂しい食卓がこの数日でこんなにも明るいものに成ったのはルルの寛大さのお陰もあるがシアキと言う存在があってこそ生まれているのだとラフェルは改めて実感し幸せな気分になるのだった。
「さぁ~皆でご飯にしましょう。シアキさんも手を洗ってきてください」
そう言いラフェルは全員の食事を用意する為に台所へ向かう。
ここで調理や配膳等はルルは一切手伝う事はしない、いや寧ろ出来ないのだ。
何故なら手伝うとお皿は力加減を間違えて真っ二つになったり力加減が出来ても何故だか床に落としてしまったり、料理をすれば生焼けもしくは丸焦げになると手伝えば手伝う程に大惨事となってしまうのだ。
本人曰はく態とではなく微妙な力加減が出来ないとの事なのでラフェルはこれは一人でやった方が早いと判断し「食事の時はルルちゃんは何もせず席に着いて待っててくださいね」と言う御達しが出されているのである。
またシアキも手伝うのは配膳のみだ、料理はさせてもらっていない。
これはラフェル曰はく男は料理をするものじゃないとの事であまり手伝わせてはもらえないのである。
手を洗い終えたシアキは配膳の手伝いを開始する。
そして机の上に三人分のお昼の食事内容としては少し豪華な料理が並べられた。
この数日で三人の定位置となる席は自然と決まっている。
用意されているのは円卓でシアキから見て右側に「ラフェル」左側に「ルル」という座り配置が定位置化している。綺麗な三角形だ。
「では、「「いただきます」」」
「うぅ~ん、おいしぃぃ~やっぱりラフェルちゃんの料理はサイコ~だよ~」
「本当だなラフェルの作る料理は本当に美味いよな~毎日食べても全然飽きない」
相変わらずラフェルの料理は美味い。 両者はラフェルの料理の虜である。 いやもう胃袋をがっちり握られていると言っても過言ではない状況だ。
「もぐもぐ、あぁ~そうそうシアキに~報告報告ぅ~・・」
口にお肉を頬張りながら、ルルは何やら報告がある事を伝える。
「・・一応ね~神業使いでの~各種力の入れ方とか使い方とか~私~少し把握出来たっぽいから~そろそろシアキの読み書き程度なら~何とか出来るよ~。
それと~ラフェルちゃんもね~この森に生息してる~モンスター程度なら~少し時間は掛かるかも知れないけどさ~一人で楽勝って感じにはなって来たよ~。
あとあと~森の外にも時間は掛かるけど自力で出る事も出来る様になったからね~いつでも冒険の旅に出発出来るよ~」
予想を越えた報告内容を耳にしたシアキは食事を喉に詰まらせ咳込む。それを見たラフェルは慌ててシアキの背中を優しく擦る。
咳き込みながらもシアキはラフェルに向け感謝の意を籠めて右手をあげ呼吸を整える。
―― 森の脱出と言う一つのクエストがやる前に終了してしまったが、まぁ~いいか。
「まじか!それは凄いじゃないかラフェル、もう自力で森を自由に出入り出来る様に成るまで強くなったのか流石だな」
背中を擦ってくれているラフェルに顔を向け褒めたたえる。
少し頬を赤らめ照れたラフェルはシアキの背中をパチンと叩く。
「カハ」っとシアキは息を漏らしてしまう。
そのやり取りを見ていたルルは手にマイクでも握っているかの様な恰好をしルルの茶番劇が始まる。
「では、現場のルルです。
ラフェルちゃんラフェルちゃん、シアキとはどこまで進んでるんですか~。
このルル記者に教えてくださ~い。ラフェルちゃんシアキともうキスはされましたか~。それ以上の関係ですか~。ラフェルちゃんのお気持ちを、さぁ~答えてください・・」
ググっと手をラフェルに向けるが赤面するだけで返答は一切返ってこない。
「・・では、お答えいただけないので別の方にお聞きしましょう、シアキはラフェルちゃん好きですか~」
このやり取りは最初の食事の時、ラフェルが余所余所しく振舞っていたのを何とかしようと茶化したのが始まりである。
この行為はラフェルを打ち解けさせる為の一環で、今日はルルが記者となり質問攻めをするという茶番劇なのだとシアキは理解する。
そしてラフェルの苦手な恋愛ネタで攻めてきている。
話を振られたシアキはこれが茶化劇ではあるが慎重に応えないといけない自分の首を絞める恐れがあるので慎重に、且、大胆に話に乗っかる。
「そうですね~ルル記者にはかないませんね~。
ラフェルに俺は惚れていますよ。
あとはご想像にお任せします」
一瞬ではあったがルルの眼が見開かれたが直ぐに表情を戻される。
数秒の沈黙が生まれた事によりラフェルがルルに向け声を掛ける。
「もぉ~今日は恋愛ネタとかで責めるとか恥ずかしいからやめてよ~ルルちゃん」
実際ラフェルはシアキに淡い恋心はあるのでこう言う事は満更でもないのだが存外耐性がないのであまりこう言うのはして欲しくないと思っている。
七百五十年も生きているのに耐性云々とか可笑しいのではどれだけ初心なんだとお思いだろうが魔族の時の概念ではまだラフェルは少女年齢層なのである。
この茶番劇はこれで終了だと判断したルルは真剣な顔でラフェルの後方にある窓を真剣に見る。
真剣な顔で後方を見ているので両者は敵が来たのかと思いルルが見ている方角へと目をやった次の瞬間ルルの笑い声が室内に響き渡る。
「あははははは、もぉ~おかし~い、何もないよ~あはははは」
これはルルなりの場を和ませる手法だと両者は気づき互いに笑い出す。
「もうルルちゃんは、いつも私をそうやって揶揄うんだから~。
でもお陰で緊張はなくなったかも、ありがと」
「うんうん、そうでしょ~私達の間では~これが一番なんだよ~。
さて冗談は置き、私も新職の力の入れ方や使い方も大体解ってきたしさ~。
ラフェルちゃんも~この森を自由に出入り出来る程のは実力は付いた訳だし~今後の冒険の目的を決めて~早速出発しましょうよぉ~シアキ~」
その提案に全員頷く。
「じゃ~ご飯食べてから、今後の目的や指針を決めようぜ」
「・・おいし~、んぅふぁもぐ~、」
「ルルもっと落ち着いて食べろよ、それと口にモノを入れながらだと何言ってるか分からんぞ、本当にお前はガサツ美人だな」
そんな中ラフェルはいつもの綺麗な三角食をしている。 何気なくシアキはその光景を見つめコッソリと和むのだった。
「え!な、な、なんですか?シアキさん私の顔に何かついてますか?」
視線を感じたラフェルは顔に何か付いているのではないかと考え彼方此方触り始めるのを確認したシアキは返答をし食事を再開する。
「いや別になんでもないよ。 さぁ~食べてしまおう」
食後、最後この果実水(シアキの味覚にはビールに似た飲み物)を皆が飲み干し食事が完了する。
食べ終わった食器類を台所に持っていき、すぐさま全員元の定位置に着き直す。
「では、まず最初に~私の神業を使って~シアキがどの国へ行っても~その国の言語形態で~読み書き出来る様にしてあげるね~」
勿論シアキの返答は待たずルルはシアキに手を翳し術を発動させる。
一瞬シアキの体が白く光る。すぐ光は終息し術の発動が完了する。
「ん?何も体に変化とかないみたいだけど?」
「そんなの当たり前だよ~少しこの世界のどんな文字でも文字として~認識出来る様にしただけだからね~。
一応基礎はラフェルちゃんに教わった分を~参考にしてるから~若干シアキの知る文字に変換されて意味合いがズレるかもだけどさ~まぁ~認識出来れば必然的に意味も補完されてある程度理解も出来る訳だし~大した問題にはならないはずだよ~。
ゴメ~ン少し眠く成ってきたかも~あとはラフェルちゃんに任せるね~。
まだ神業系統の力を行使すると強烈な眠気に襲われるみたいだから~数分だけ寝かせて?話しを進めてて・・・ 。」
言い終えると同時にルルは机に身を預け寝入ってしまった。
賺さずラフェルは奥の部屋へから毛布を持ってきてルルにそっと掛け席に着く。
そしてシアキに向けて「他に聞きたい事があれば質問どうぞ」っと伝え手を前に出し質問を促す。
「じゃ~まず、この世界の種族とか簡単に教えてくれないか?」
質問内容にラフェルは答える。
「種族ですね、分かりました。
基本この世界には大きく分けて六種族です。神族、魔族、人族、獣族、海族、空族と分けられます。
細かく言うとキリがないので、魔族の中でも多種多様な形態種族がいる死霊族を例に取ると、その能力個体別に、死人がなるゾンビ族、スケルトン族、吸血族、他にも様々な種族が存在してます。
因みに私は魔族で魔人族という種族に分類され、見た目も私の様に多少つのとかはありますが、より人族に近く容姿で知性も他の魔族種よりも高く、何より魔人と言う単体の種しか存在しないんですよ」
「大きな枠組み的な種族分類の下に様々な能力や容姿にあった種族が存在してるって事で良いんだね」
「はい、そうです」
「そっか分かった、じゃ~次に職のレベル上げとか、攻撃力や防御力の強さの上げ方とかを教えてくれないか」
質問内容、特にレベルと言う言葉が理解出来ないのでラフェルは少し悩む。
「そのレベルと言う言葉が私には分からないんのですが私なりにその言葉を解釈するに恐らくは職の習熟度を上げるのではと推測は出来るんですが、生憎個々の職に対する習熟度を効率良く上げ方法はしらないので不用意には混乱の元ですし、この質問に関しては後でルルちゃんに聞いて確かめてください。
あと攻撃力と防御力については分かりますよ、これは鍛錬で上がるはずです。
この根拠は、ここ数日間ルルちゃんに手伝ってもらって効率の良い修行方法にて鍛錬をし結果が出たので間違いないと思います、多分...あ!そうですよ!シアキさん、シアキさんは相手の強さを見る能力があるじゃないですか、それを使って今の私の強さを確認してみてくださいよ。
そしたら以前確認した時よりも格段と私が強くなってるのが一目で分かるはずですし私の不確かな説明よりも他に新たな発見があるかも知れませんよ」
目を輝かせなラフェルはそう話す。 実際それをする事が一番手っ取り早く正確な情報を手に入れられるだろうとシアキも思うが、何より自分の性格上、このステータス値を見る事に慣れるてしまうと元の世界と同じ人を人として見ず数値だけで評価するようになり、またツマラナイ第二の人生を謳歌する姿が容易に想像出来たので極力ステータス能力は衣服製造だけに使用を限定させておきたいと刹那の時間で結論を出す。
「ははは、それはまたの機会に見る事にするよ。
別に見たくないとかじゃなくて俺の性格だと見る事に慣れると数値で全て判断しそうになりそうだし一応緊急時以外でない限りは仲間の強さとかを安易に見たくないんだ。
はぁ~でも確かにラフェルはここ数日で強く成ってるから、修行して上げるのは確定だろうな~結構体育会系か~あまり体を動かすのとか俺は結構苦手なんだけどな~うぅぅ~ん、まぁ~その辺も含めてルルに簡単に上げられる方法がないか後で追々聞くとするよ。
では次の質問なんだが、魔法について簡単に教えてくれるかな?」
「魔法についてですね、分かりました。
では、まず属性からお話しします。
属性は「光、闇、風、土、水、火」の六種類あります。
それ以外に全ての属性に「精霊」と言う枠が存在します、この精霊行使は特定の種族にしか取扱えないのであまり気にする必要はありません。
火の魔法は全種族基本属性魔法の生活魔法とも呼ばれる属性で、この世界の者なら生まれながら、威力の強弱はありますが、基本属性魔法として誰でも使用が出来ます。
あと種族毎に基本属性魔法が各種族毎で一つ使えます。
私は魔族ですので、闇に属する基本属性魔法と生活魔法の火属性を生まれながらにして使用が出来ます。
光に属する基本属性魔法は神族、闇に属する基本属性魔法は魔族、風に属する基本属性魔法は空族、土に属する基本属性魔法は獣族、水に属する基本属性魔法は海族、といった感じですね。
人族以外であればこの種族毎の基本属性魔法と全種族基本属性魔法の二種類の属性を使用する事が出来ます。
それ以外で他種族が属性の違う魔法を故意に使用する方法もあって、それは属性魔法使用者と契約魔法で契約し属性を借受け使用すると言うもので、この契約をする者の事を戦闘奴隷とも言います。
因みに契約は一人一対契約のみで複数人との契約は出来ませんよ。
次に魔法の発動条件です。
魔法発動条件は使用者がどの系統に特化系しているかによって異なります。
系統は三つ「打撃系統特化」「射撃系統特化」「魔撃系統特化」です。
打撃系統特化の方は、複雑な魔術要素構成を含むモノや放出系が不得意な分、自身の身体や拳、触れている間だけ物に魔素を蓄積維持する単調な強化能力を得意なので主に打撃武器単体や己の身体の防御力を強化し接近戦で戦うのを得意とされます。
因みに私は典型的な打撃系統特化です。
射撃系統特化の方は、自身への魔素を蓄積強化等が不得意な分、無機物等に一定魔素蓄積させる事が得意なので主に矢じりや透析物に魔素を蓄積させ硬度を高め遠距離から射撃武器を使用し中長距離戦で戦うのを得意とされます。
また魔素のみ塵等の細かいモノに高圧縮で蓄積し指弾で至近距離で狙わうわれる危険もありますので、射撃系統特化と思わっる人物には不用意に地被かない方がいいですよ。
魔撃系統特化の方は「打撃系」「射撃系」両方を使い熟なし複雑な魔法を発動させ遠距離長距離関係なく戦う厄介な方です。
聖術系とかは、私には分かりませんが、魔素に替わる聖素と言われるもので聖術設計通り要素構成し利用すると聞いた事がありますがコレはルルちゃんに聞いて下さい。
最後に魔撃系統特化に付随して魔術師と魔導士についても話しておきますね。
魔導士は基本魔術師の魔法の魔術設計通りに魔術要素を構成し魔法として発動使用する方の事を言います。
魔術師はその魔法の設計して売る魔導士の方を一般的にそう呼んでいます。
ただ魔術師とされる方は基本自ら開発考案した魔法の実験の為なら、どんな汚い事でもしますので気を付けてください」
一通り説明し終わる。
「今の説明で言う魔法は買って覚えるって事でいいのかな?
せっかくこの異世界での第二の人生で楽しくおかしく生きる為に全部の魔法を使えたらって思ってたんだがな~俺は契約して基本の火属性ともう一属性を最大で使えるだけなのか~それはちょっと残念だ。
因みに別の方法でさ全魔法同時使用出来る禁断の魔法とか、それに付随する方法とかってないのかな?」
「魔法は基本魔術を販売店で自身の属性に合った物を買い覚えるのが一般的です。
その、あの、全属性使う方法はですね...ある事にはあるんですが......・・」
方法がある素振りを見せるがラフェルはその方法を想像し赤面する。
「・・や!やっぱりそんなのダメです。そんな事は教えられません」
そう言い顔を赤らめたラフェルは下を向く。
そしてタイミングよく?見計らったかのようにルルが目を覚ます。
――やっぱりまだ習熟度足りないみたいだな~使う度に強烈な眠気に襲われるからシアキ達が戦闘中とか気を付けておかないとだね。
伸びを終えたルルは赤面し下を向き黙り込んでいるラフェルの事を不思議に思いながらもシアキに向け声を掛ける。
「うぅ~ん、寝てスッキリしたよ...ん?ねぇ~シアキ、ラフェルちゃんの顔が真っ赤だよ~何かあった~?。
あと話は~どこまで話し進んだの~?」
「お!いいタイミングで回復したなルル。
ちょっと聞きたい事が出来たんだが教えてくれるか。
俺はせっかくだし俺の個人的な冒険目標の一つとして全魔法同時使用する事に決めた。
その為に、魔法全属性の使用方法を実現可能な方法で教えてくれ」
フムフム頷きながらルルはラフェルの方を向きニヤリと微笑む。
「出来るよ一応、同時ってのは流石にシアキには無理があるだろうけど。
全属性を使う方法ならいくつか手段があるよ」
さらっと言い放ったルルの言動に顔を更に赤らめたラフェルは顔を上げ少し潤んだ瞳でシアキを睨む。
その行動を確認しルルは悟る。
「ははは、ラフェルちゃんは~魔族なのに純真さんだね~。
一応シアキは~この世界の知識の一つとして~知っておきたいだけでしょ~?違った?それに~シアキがその手段を実行するかは~別の話だよ~。
本当にラフェルちゃんは~そっち系の話題が苦手さんだよね~。
まぁ~そう言う所を含めて~かわいいけどね~。
私は好きだよ~ラフェルちゃんの、そ・う・い・う・と・こ・ろ♪。
ふふ、まぁ~別にいいじゃない。
それにさ~もしそうなっても私と精神波長が合うシアキだし~誠実に判断して~対応するって...多分問題はないよ~。
まぁ~私はそうなったら~それはそれで楽しそうだと思うけどな~」
端からルルは話す気満々であるとラフェルは恥ずかしいが止めるのを諦める。
「私はそういった話が苦手なんです。
もぉ~だからルルちゃんはそういう事を平気すぎなんですよ。
分かりました、分かりました。 その手の話はルルちゃんにこれから任せますからね」
赤面しながらラフェルは両手で顔を隠したりしてルルと問答をしている。
「えぇ~任せられちゃったよ~でも今回はラフェルちゃんに替わって私から教えてあげるね~」
未だ少しラフェルに睨まれてるが、シアキは敢えて触れず放置を決めルルの話を聞く。
「まず一つの方法ね。
全種族のそれなりの聖術師と魔導士一人一人集めて、奴隷契約の主従契約で縛り戦闘奴隷として戦闘時に、次々と使用したい属性魔法毎の属性奴隷と契約と解除を繰り返し使用るって方法ね。
この世界での戦争時に普通に使われる手法だよ~」
この辺はラフェルから聞いているので知っているが敢えて初めているので軽く聞き流し、もう少し踏み込んだ内容を聞こうと質問を投げ掛ける。
「この世界に奴隷制度があるんだよな、すまんがその辺の事も少し聞かせてくれ」
「いいよ~。
奴隷にはね~「一般奴隷」と「戦闘奴隷」の二種類があるよ~。
一般奴隷は~気まぐれで殺そうが何しようが誰にも咎められない、生きた肉人形って感じかな~生物としての尊厳を一切剥奪された存在って扱いかな~。
一般奴隷と違って~戦闘奴隷は仕事として確立されれてて~世界法律で地位も生物としての尊厳を保証されてるから、殺したりしたら咎めを受けるから気を付けてね~
あとね~シアキが全属性の戦闘奴隷を抱えて~全魔法の行使を目指すなら~金銭面的に~国家予算規模は覚悟しておいてね~」
「ははは、そんな国家予算とかって金を稼げる訳ないし、全魔法使うにしてもその戦闘奴隷って方法は現実的じゃないから却下だ、それでもう一つの方法とは?」
またシアキは今そんな金を工面する方法はない上、仮に今後用意出来たとしても金で動く者に碌な者はいないと理解しているので、シアキの中では戦闘奴隷と言う選択肢は消え去るのだった。
「うんうんそう言うと思った~じゃ~二つ目の方法ね~。
これは結構簡単だよ~全種族一人一人と結婚してお互いに結婚紋章を刻目ばいいだけだよ~。
この方法だと~毎日男女の営みを欠かさず~お互いの精神面肉体面を充実させてれば~一々契約の解除とか面倒な切り替えとかせずに~結婚相手の属性魔法を使用する事が出来る様になるよ~。
ただこの方法だと~必然的に~シアキは全属性の女の子を囲った~ハーレム王になるけどね~。
まぁ~現実的に考えると~国家予算よりは~金銭面は凄く楽になるよ~。
寧ろこっちを選んでくれると~私的にも~ふふふ、ねぇ~ラフェルちゃ~ん・・」
二つ目の方法を聞きき、何故ラフェルが赤面したのかをシアキは理解する。
そして最後ルルに何やら同意を求める様に名を呼ばれた事でラフェルは赤面顔を更に真っ赤に染め上げるのだった。
「・・シアキ~因みにだけど~この世界ではね~、一部の種族を除いて~重婚は認められてるから~心配いらないからね~。
それと先に言っておくけど~私はシアキとそういった関係になっても~別に平気だからね~。
あとは~ラフェルちゃんはどうなのかな~?ねぇ~ねぇ~ねぇ~教えて~」
そう言いならがルルはラフェルの顔を覗き込む。
「し、し、知りませんよ、もぉ~」
様子から察するにラフェルも満更ではないと直感したルルはニタ~と悪戯っ子の様に微笑みながらシアキと視線を合わせる。
視線が合ったシアキもラフェルはまんざらではないのだと知り思わずゴクリと生唾を飲む。
その音をラフェルは聞き更に顔を赤らめシアキに抗議を入れる。
「な、な、な、何!生唾ゴックンしているんですか!シアキさん!。
へ、へ、変な事を想像しないでください。
物には順序ってものがありますし...その、その......って!あぁ~もぉ~何を言わせるんですかぁ~。
あとルルちゃんもあまり変な事ばかり言うならご飯減らしますからね」
本当にこの子は「満更じゃない癖に、照れちゃって」とルルは思うがご飯を減らす宣言を受けこの話は自爆の元と理解するや真面目な顔に戻り、態とらしい咳払いを一つしシアキに向き直る。
「コホン、ご飯減らされるのは~嫌だからこの話はココで終わり、終わり~。
シアキ~他に聞きたい事は~?」
「そうだな~あと聞きたい事は職レベルや攻撃力と防御力の上げ方とかかな~」
「職レベル?、レベルって・・・あぁ~習熟度って事ね、きっと。
それはね~その職固有の技とか魔法ってのを~片っ端から全部覚えて~使い熟せる様になれば~自然と習熟度は上がるよ~。
必然的に修行で習熟度を上げると~基礎体力や防御力が上がるから~攻撃力と防御力も合わせて上がると思うよ~。
因みにさ~眼の前に実例として~ラフェルちゃんがいるでしょ~ラフェルちゃんはこの森に住み付く前って~固有の技とか魔法数とかの修行は~そんなにしてなかったぽいから~この森を自力で抜け出せなかったでしょ~でも今は~私との修行で習熟度上げたから~強く成ったって理解出来るよね~。
それにさ~シアキはいつでも他の子の強さとか色々見れるんだし~こんな事を私に聞かずに~確かめて相違点を確認したらすぐ分かっちゃうでしょ~自分に特殊能力があるって事を~忘れたの~?」
「いや忘れてないぞ、あとこの能力の使用に関しては敵と成り得る相手とかなら有無を言わさず情報の確認はするつもりだけどな、これはさっきラフェルにも言った事なんだが、俺の性格だと見る事に慣れると数値で全て判断しそうになりそうだし一応緊急時以外でない限りは仲間の強さとかを安易に見たくないんだ。
別にお前達のを見たくないとかじゃなくて、冒険の旅をするのにそれじゃ~面白みも感動も半減しそうだしさ、取り敢えずハラハラ感を味わいたいんだよ。
だから最初二人のステータスを見た時と、成り行きで頼まれて見たり弄った時以外は見ないようにしているんだ。
そしてこれからも二人が瀕死とか、冒険の旅路で緊急であると判断した際以外は、極力この能力は使ったり弄ったりしないって事を宣言しておくから、二人には覚えて置いて欲しい。
まぁ~欲望に負けてこの約束を守れるかっていうとあまり自信はないけど、極力この宣言内容は守っていこうと思ってるんだ」
ポリポリと頭を掻きながら宣言する。ラフェルとルルはそれを聞き頷く。
「分かった、シアキがそう言うなら~それで私はいいよ~。
あのね~シアキ~これは単純に私の我が儘なお願いなんだけど~ラフェルちゃんの意向を聞いて副職ってのは何かちゃんと入れてあげて弄ってあげてくれないかな~。
一応私だけシアキに強くなるキッカケを貰って~なんか不公平だしさ~このまま出発したら~凄くモヤモヤするし、ね、ね、シアキ弄ってあげてくれないかな~」
「ね、ね」と、ルルがシアキと同じ口癖のような文言を言っている姿を見てデジャブを感じ可笑しくなる。
さっきまで赤面していた自分が何だか馬鹿らしく思え、且つ、この二人の前では素直になれそうな気がするとラフェルは思うのであった。
「そんなの改めてお願いされなくても分かってるって、えっとラフェルは副職とかにする職は何か希望とかあるか?」
内容を聞きラフェルは笑顔で返答を返す。
「それはシアキさんに任せます。
私に合ったもの選んで入れちゃってください」
「ん!じゃ~ラフェルは打撃系で不得意なものが多くて接近戦主体で戦うから敵に打撃系だと敵にラフェルの事を侮らせ余裕ぶっこいてる所にいきなり魔法による攻撃が開始されたら戦闘時かなり面白い状況にさせれそうだし魔撃魔導士ってのにしておくな」
「戦闘時の面白みですか!ふふふ、ホントにシアキさんは変わってますね。
でも私はそのシアキさん”らしい“所は好きですよ。では魔撃魔導士でお願いしますね」
早速シアキはラフェルのステータスを開く。 一応各数値を見ない為に能力欄は開かず素早く副職を弄り保存を完了させる。
また今シアキは能力欄を開いて中身を確認してみたい欲求に駆られてもいる。
だが見ない宣言をして数秒で破る訳にはいかない強い意思をもって欲求を抑え込みステータスを閉じるのだった。
「よし取り敢えずラフェルの副職を魔撃魔導士にしておいたかなら。
一応ラフェルの強さに関する項目は一切開かず数値は見てないから安心してくれ」
「え!もう変えてくれたんですか?。
何も体には変化や違和感すら覚えませんが?」
手を閉じたり開いたりし、体の変化や違和感が無いか確かめている。
自身も弄られた際に何の変化も違和感も覚えなかったが実際力を使った際、確実に今迄と違う事を実感し驚いた経験を保有するルルはニコニコ笑顔でラフェルに向け声を掛ける。
「ラフェルちゃ~ん、そんなのは~実際魔法使えばすぐ分かることだよ~。
今までより効率よく使い熟せるから~きっとビックリするよ~私もそうだったからね~絶対に驚くよ~」
両者は楽しみだと言う表情を浮かべながら頷き合う。
そしてラフェルはシアキの方を向き頭を下げて感謝の言葉を口にする。
「シアキさんありがとうございます。また後で試してみますね」
まだ質問したい事は山の様にあるがまた何か善からぬ質問をしてラフェルの機嫌を損ねてしまい機嫌を直す為に策を練るのは面倒だと思い、今凄くラフェルの機嫌が良い状態なのでなるべくこの状態のまま冒険へ出発したいとシアキは考え質問はこれで終えようと決断する。
「そうだな、あとで試してみてくれな、あと今思い付く疑問はこれくらいだから、また疑問が出たら、二人には聞くと思うからその時はその時教えてくれ。
あと早急に決めないといけないのは当面の目的を決めてこの森を出てどう冒険するかって事だな。
まず当面の目的を決める前に確認だが拠点に関しては取り敢えずこのラフェルの家を拠点にしても構わないのかな?」
「私は寧ろ皆と出合った、この家を冒険の拠点にして欲しいですよ。
ただここを拠点にするにしても問題がありますよね。
いくら私達がこの森では敵無しと言っても冒険で疲弊してる時に、この森を出入れば最悪この家に辿り着く前に森の中で倒れるって恐れもありますね。
拠点は此処でも良いですが森の外にももう一つ拠点を構えるべきかもですね」
「それならさ~、ここに転移で戻れば~問題ないんじゃない。
転移ならさ~地の果てに居たとしても一瞬で~ここに戻って来れるし~確か転移なら~シアキも使えるでしょ~?」
さらっとルルがすごい事を言ったのでラフェルは眼を見開く。
「え!待ってルルちゃん!シアキさんは人族ですよね?そんな高位な神族か魔族の一部の者しか使えない転移魔法をシアキさんが本当に使えるの?」
「あぁ~それね~私の組織細胞を使って~私の強さを基準に~人族としてシアキをこの世界に転生させちゃったからね~あはは手違いでその辺使える様に成ってちゃってるんだよね~これは私の失敗だから~あまり聞かないで~恥ずかしいから~。
(まぁ~実際は違う狙いで故意にやってるんだけどね~言えないよね~)
でも今のシアキの力量と習熟度だと一日に数回程度しか使えかもだけどね~。
あ!先に言っておくけど~ラフェルちゃんに~転移を能力として付与する事は出来ないし~現段階だと~魔法として渡す事も出来ないからね~。
まぁ~手段としてはあるんだけど~この世界からラフェルちゃんを二回殺して再度この世界に転生って手もあるけど~それは私はしたくないし~諦めてね~」
「いや謝られても・・・でも二人が転移出来るとなると、ますます外に拠点が必要ですね」
真剣に悩む表情を見せるが、ルルは悪戯を思いついたっという感じにニターっと笑みをみせながら答える。
「大丈夫、大丈夫、そこはラフェルちゃんが~シアキか私の体の一部に触れてれば一緒に転移出来るから問題ないよ~。
もう一部と言わずに~大胆に抱きついて~イチャイチャしちゃってもいいんだよ~好きでしょラフェルちゃんもシアキの事~?」
「うんシアキの事を好き、え!あっ!何言ってるの私!って!もぉ~ルルちゃんそんな事しなくていいんでしょ一部ってさっき言ってたじゃない。それに何言わせるんですか!揶揄うにしてもそういう話はシアキさんが居ない所でし・・・あ!...。
うぅぅわぁぁぁぁシアキさん、今のはですね忘れてください、いや忘れられてもこまりますが、でもあぁぁぁ~兎に角今のは無かった事にしてください」
女子トークをしようとしていた事に気づき恥ずかしく赤面して項垂れる。
またシアキは内容に対する返答は敢えてせず自身のステータス内容で転移表記があり使用可能であるのは理解出来るが実際どうやれば使用出来るかさっぱり分からないのでルルに転移の使い方を尋ねる。
「ルル確かに俺も転移は使えるみたいだが、そもそも使い方が分からんぞ」
「そんなの一度でも行った事があれば~あとは簡単、簡単、場所を想像するだけだよ~。
要はあそこに行きたいな~って対象を強く想像し念じれば発動するんだよ~。
ただし行った事の無い所とかあった事のない人物の傍とかは幾ら想像しても転移は発動しないからね~これが目的地へ転移する転移魔法の基本原則だよ~。
あ!そう、そう、因みにラフェルちゃんは「転送」と「転移」を多分勘違いしてるから、ここで訂正しとくけど。
ここに転移魔法で飛ばされたって言ってたけど~あれは間違いだよ~。
正しくは、転送魔法で~その時選ばれた任意のどこかに転送されて~偶々偶然ラフェルちゃんは~この森に転送されちゃったに過ぎないんだよ~。
転送魔法で目的地に指定して転送する技術はまだ確立されてないからね~酷いと転送先は高温のマグマの中や~岩の中とかだったりするんだよ。
転送魔法は未完成で基本原則として不確定地に飛ばしますってなるんだよ~」
さらっと怖い事を言うルルであった。
内容を聞きき下手をしたら転送後一瞬でマグマの中で焼け死んでいたかも知れないと悟ったラフェルは顔を青ざめさせるのであった。
その表情を確認したルルは慌ててシアキに目配せする。
「ん!あぁ~取り敢えず拠点に帰る際は転移を使うのは確定だからさ、そのラフェルは拠点帰還の際は俺に飛びつき思いっきり抱きついてくれ」
「そ、そうですねよろし...く・・・ん?。いやいやいや軽く触れるだけで一緒に転移出来るんでから、だ、抱きつきませんよ...絶対抱きつきませんからね私」
先程まで青ざめていた顔が一気に頬を赤らめ全力で抱き着かない宣言をしコロコロと表情を変えるラフェルと態とラフェルの気分変える為に道化を演じたシアキは完全に意に反した全力拒絶を受け、項垂れるてしまう現状を目の当たりにしたルルは思わず吹き出してしまう。
「あはははナニナニシアキのその優しいさ一ミリもラフェルちゃんに伝わってないし~面白過ぎだよ~あははは、ホントその変な伝わりにくい優しさが元で~私笑い死にさせられるかも~あはははは...」
「はぁ~悪かったな伝わりにくくて」
両者の反応を疑問符を頭の上に付いたラフェルは小首を傾げながらシアキを凝視する。
「あぁ~もう柄にもない事するもんじゃない、よし拠点帰還方法も決まったしあとは冒険の目的を決めな・きゃ・・・あ!...」
すっかり忘れていましたと言う表情を浮かべ「あ!」っと大きい声を上げたシアキに何事かとラフェルとルルは同時に声を掛ける。
「どうしたんですか?」「どうしたの~」
「あ!いや~もう一人俺には仲間が居るんだけどさ、そいつ森に待たせてた事をすっかり忘れてたんだよ今の今まで!
あとそいつに俺達が森を出ている間、この家の留守番を任せられたらな~って」
「「仲間?」「待たせてる?」」
同時に互いの顔を覗き合いラフェルとルルはそんな相手が居る事を知っているかと確認しあうが両者とも該当する人物に心当たりはなかった。
「シアキさん確か私と最初にあった時に私は周辺の生体反応を調べましたがその際モンスターは森の周辺に多数居ましたが、シアキの他に誰もいなかったと記憶してるんですが?。
・
・
って、そんな事はどうでもいいですね、シアキさん何をしているんですか!。
そんな仲間と呼べる方が居るなら早くここに呼んであげて下さい。
何故森の中でで待たせるとか危険な事をしてるんですか!」
「シアキも随分可哀想な事するんだね~早く連れといでよ~」
両者に責められたが、連れてきていいのか、紹介していいのかと悩む。
そのシアキが真剣に悩む姿を見て、何か訳があるのだと察し、ラフェルが理由を聞く。
「シアキさん、その方は何か訳ありな方なんですか?」
一つ溜息を吐き項垂れてから意を決し顔を上げシアキは話し始める。
--- 9話目のみの後書き----------------------------------------
9話目最後まで読んでくださりありがとうございます。
どうでしたか?楽しんで頂けたならうれしいですが。
もう仲間の和み回でしたが、次の回は少し私が好きな回にになりそうです
では、次10話目で、お会いしましょう。
本当に連休っていいですね




