File6: 陰の予感
「とりあえずさ、他の三人探しちゃおうよ。もしかしたら仁とか純とかいちゃったりするかもしれないし〜!」
「そうだな…。………そういえばこの部屋103号室だよな…」
と言って、健は部屋のドアを開けて自分の部屋のドアを見た。104号室となっている。
俺が104で蓮が103だったら……。
確信はない。ないけれど……。
他の三人も101、102、105に居るのではないか…。
健は直感でそう感じた。
このことを蓮に伝えようと103号室の部屋に戻ろうとした、その時------
「あ…け……健!」
ん…この声は……まさ…か……
「健だよな……おい!健!」
「ひ、仁…?」
振り返ると、"安楽椅子探偵"の仁が立っていた。服装は自分や蓮と同じ迷彩服に…スイッチ付きのベルト。
「やっぱり…いたんだ!」
「え……じゃあ他の奴らも?」
「うーん…蓮はいたんだけど、他はわかんない…」
「そっか……」
ここに来てから、全てが驚きとため息になってしまう。
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[運命のサバイバルゲーム!敵を全て破滅させ、自分の命を守り通す勇者は誰だ!このゲームの敵キャラは四人!クリア条件は簡単!全ての敵キャラのベルトに付いているスイッチを押し"ゲームオーバー"にするだけ!又、自分のスイッチが押されても"ゲームオーバー"だ!それでは…GOODRack!!]




