File3: 悪寒と発奮
何処だ…!ここは…!
眠りから覚めた拓-火宮 拓-は、辺りを見回した。
俺は…昨日家で寝たはず……?
意味がわからず部屋にたった一つ取り付けられたドアを開けた。
すると、明るく、まるで城か何かのように横に長い廊下に出た。
瞬間--拓は寒気がした。
拓はすぐにドアを閉めた。
……なんだったんだ…今の……
そして、さっきから気になっていたベルトの真ん中の蓋を開けた。すると、スイッチ…のような物が現れ、同時に蓋で密封していたところにあったであろう紙が床に落ちた。
拓は興味本位でスイッチを押そうとしたが、落ちた紙が気になり、それを拾ってみた。活字がぎっしりと書いてある。
[運命のサバイバルゲーム!大切な仲間を蹴落とし、自分の命を守り通す、そんな勇者は誰だ!]
なんだこれ…?
[このゲームのプレイヤーは五人!クリア条件は簡単!この館内に潜む敵キャラを見つけ、その敵に付いているスイッチを押すだけ!又、自分のスイッチを押されたり、館から一歩でも出たら、その時点で"ゲームオーバー"だ!それでは…GOODRack!!]
へ…ぇ……!
何が何だかわからないけど、面白そうだ。見知らぬ館で"ゲーム"をする。登場人物は自分。仲間と協力し、敵キャラを追い詰める、というミッション。この現実とのギャップ。最高だ!
拓はこの理不尽な状況の中で、今自分がおかれている立場を楽しんでいた。
…で、仲間がいるんだよな…まず仲間を見つけるか…。拓はドアを開け、わくわくしながら廊下に出た。そして、隣のドアを開けてみた。106号室となっている。ふと自分が出たドアを見ると、105号室となっていた。




