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勇者パーティの一員ですが、転生チートがまさかのマヨビームでした。……マヨビームで世界って救えますか?  作者:


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見捨てた自覚はある


暗殺者と勘違いされる一幕もあったが…………無事にいくつかの包丁やナイフを研いでもらえた。


調理用の包丁も切れ味抜群になり、トマトを薄切りしながらおおっ!と感動の声がもれる。


「ご覧ください、この薄さ!向こうが透ける薄さです。いまならなんとおまけにこちらのペティナイフもおつけして、お値段たったの…………」


思わずそんな風にテレホンショッピングのまねごとだってしちゃうぐらい。


テレホンショッピングなんてしらないソルトも、なんだか楽しそうにきゅっきゅっ!とトマトの薄さに小さな手をパチパチしている。


さて、なにをしているかというと……見てわかるとおりお料理中です。


ドワーフさんたちに「お台所貸してください!」とおねだりしたら快く貸してもらえたので、この機会に色々と作り置きしておこうかなーと腕まくりして張り切っております。


なにせこの頃は野営も多いので……。

お台所が借りれる機会に作り置きしておかないと大変なんです。


それにドワーフさんたちに一宿一飯の恩を返すのと、ソルトにも「てりやきバーガーいっぱい作ってあげる」と約束したのでフル稼働。


ハンバーグのタネをコネコネし、両手でパンパンとキャッチボールしてるとミニドラゴン態のソルトがマネっこしてるのがとっても可愛い。


「これはどうすればいいですか?」


べたついた手を洗っていると、控えめに声をかけられた。

任せていた作業が終わったようだ。


「そっちのボウルに移してざっと混ぜてもらっていい?」


「わかりました」


指示を出せば律儀に頷いたミレーヌが言われたとおりに動く。


お手伝いを申し出てくれたときに「あまり料理をしたことなくて……」と不安そうにしていただけあって、いちいち真剣な顔で作業しているのが見ていて微笑ましい。


それでなくとも美少女のエプロン姿、プライスレス!


髪もいつもと違ってシュシュでゆるくひとつに結わいているのもまたかわゆす。


手慣れているということもあって、普段は基本的にエマ1人でしているお料理だ。


だがなぜ今日はミレーヌも参戦しているかというと……。


遠くの部屋からわずかに聞こえてくる笑い声と「飲め、飲め!」という声。

男性陣は飲みの真っ最中なのです。


“ドワーフ”と聞いて思い浮かべる特徴といえば……。


その1.おひげが特徴的なずんぐりむっくりの容姿。

その2.鍛冶などが得意な種族。

その3.大のお酒好き。


…………というわけで、本日の仕事を終えたドワーフさんたちに男性陣3人はしっかりと捕まっております。


別にお酒は嫌いではないが……とても彼らのペースについていけないエマは可愛い子ぶって早々に離脱した。


この世界に飲酒法はないけど、まだ幼気な少女ですので!


それにもともと料理の作り置きをする予定だったし。


男性陣は見捨てるとして……(オイ)、酔っ払いどものなかに可憐な美少女を放置するなど出来っこないので、ミレーヌも一緒に避難させたのです。

別にソルトと戯れててくれてもよかったんだけど、お手伝いを申し出てくれたので簡単なお仕事を手伝ってもらってるところです。


「クルトたち大丈夫かなぁ?」


「心配ですね……」


響く豪快な笑い声に思わず眉を下げる。

なにせドワーフの皆さんが手にしていた酒は“火酒”というほど強いお酒だ。

クルトたちも決して弱くはないはずだけど……明日は二日酔いは免れないかもしれない。


心配はするが、巻き込まれたくないので様子を見にいこうとはしないエマたち。


誰だって自分の身は可愛いよね!


「しょうがない、せめてもの情けとしてシジミ汁でも用意しますか!ちょうど港町で手に入れたのがあるし」


見捨てたお詫びに朝食用にシジミ汁の準備に取り掛かるエマだった。


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