守護神の力
「部屋広っ!…あのっキラスさんありがとうございました。」
部屋の中はシンプルな、まぁビジネスホテルという感じだ。
「まぁー契約祝いだしね。セネア!さん付けはいらない。敬語とかめんどいし…契約祝いのお礼っていうかお願いがあるんだけれど」
「なんでしょうか?」
今すごい気分良かったのに急にお腹痛くなってきた。…何されるんだ?キラスという男を軽く見てはいけない。
「ちょっと待ってね。…よし!」
とキラスが指パッチンした瞬間…
「!?」
場所が変わった?…森?
「んふふ驚いてる」
と楽しそうにこちらの反応を楽しんでいる。悪魔だなこいつ。
「そりゃぁ。で私は何をすればいいのでしょうか?」
「…セネア。敬語は要らないと言ったよね?」
「っ!ごめん。何をすればいいの?」
やばっ圧がすごい。
「えーと君の実力を見せてもらいます。」
「ん??」
実力?どうやって?何で?
「まぁ…これと戦ってもらおうかなもらおうかな。えいっ」
!?と言っても出てきたのは…人形みたいな…
「ロボット」
みたいな…まるで戦闘ロボットみたいな物だ。
「ん?ろぼっと?なにそれ。これは僕の故郷で使われていた物だよ。」
「…どう動かすんですか?」
電気とかで動かないしなぁ。電気とか使えないような時代でしょ。
「ああこれは僕の能力を送って動かしているんだ。だから僕の思い通りに動かすことができるんだ。」
「なっなるほど」
そんな故郷ってすごいんだ。
「ではいくよ。ってごめんセネア武器なかったね。取りに戻るのも時間かかるし作っちゃうか。」
…へぇ作る…えっ作る?武器を?今?
「えいっ!」
でっできたぁ?!まじかまぁ守護神だしね。でも手を握ってから広げただけですよね?
「どーぞ」
「どっどうも」
って何も柄ない短剣だな…
「えっ!?」