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プレゼントは君がいい 陽太side

投稿遅れてすんません!

春休み満喫してました!

今回もお楽しみください!


 プレゼントは君がいい


 陽太side


 あっという間に数日が過ぎて気づけば数日が過ぎていた。そして夏織との帰省の準備を今していた。数日分の服と勉強道具などを用意する。そしてないとは思うがもしものために保険を用意しておく。おそらく奥湯河原はかなり冷え込むと思うのでロングコートもキャリーケースの中にしまっておく。するとインターホンが鳴った。


「はいはーい。」


僕が声を出すと声の主は夏織だった。


「おはようございます、陽太さんいますかー?」


「いるよ、鍵開けるから待っててね。」


僕は返事をしてオートロックを開けて玄関に向かう。扉を開けると青色のセーターに白のスキニーを履いた夏織が立っていた。


「おはよう陽太。」


相変わらずの可愛い笑顔でそう言った。


「おはよう。その、今日も随分と可愛いな。」


僕の言葉に夏織は顔を紅くして僕から目線を逸らした。慌てて僕は話を続ける。


「あの、話があるなら中で聞くけど。」


「そうだったね、じゃあお邪魔します。」


僕は夏織をリビングに連れていきレモンティーを用意する。


「朝食は食べてきた?」


聞くと夏織はこくりとうなずいた。


「じゃあレモンティーだけでいいな。」


「じゃあ私から話をさせてもらうけど、年末年始に奥湯河原に行くけどその時に私たちの関係を私たちの口から言おうと思うんだけど、どうかな?」


夏織が言ったことに僕も共感した。僕もこの帰省の時に今の僕らの関係についてはっきり伝える必要があると思っていた。


「そのことについては僕も賛成だよ。さすがにご家族には伝える必要があると思うしね。」


「でもお姉ちゃんが変なこと言わないかが地味に心配なんだよね。」


「まぁ綾音さんならやりかねないな。でも慌てる夏織もなかなか可愛いと思うけどね。」


そう言うと夏織はまた顔を紅くして静かに言った。


「だから、不意打ちすぎる...」


僕が謝ろうとしたとき玄関の扉が開いた。


「ただいま陽太。」


そう、母さんが帰ってきたのだ。勢いよくリビングの扉が開く。


「あら夏織ちゃん!来てたのね!」


「はい、お邪魔してます。」


お母さんのあいさつに夏織はしどろもどろになりながら返事をした。


「母さん早く帰ってくるなら伝えてほしい。」


僕の言葉に母さんはいつもの僕をからかう目で言った。


「あらやだ陽太は私に見られたらまずいようなこと夏織ちゃんにするの?」


「するわけないだろ、だって夏織は、僕にとって大切な存在だから。」


僕の言葉に母さんは続ける。


「あと夏織ちゃんが来るなら私にも言ってほしかったな。母さんも将来のお嫁さん候補の夏織ちゃんとお話ししたいからね。」


母さんは手早く紅茶とクッキーを用意して僕と夏織の向かい側に座る。


「確か明日から陽太と一緒に奥湯河原に行くのよね?」


「はい、明日から少し陽太をお借りします。」


母さんの問いに夏織ははきはきと答える。これまでの年末年始は大体僕は奈々の民宿に家族全員で集まって過ごしてきた。そんな中の今年だ。といっても真鶴も奥湯河原も近いからほぼ近所のようなものだが...


「陽太も向こうで夏織ちゃんと楽しみなさいよ。恋人同士の年末年始は特別なんだから。」


「わかってるよ、母さんも奈々によろしくって伝えといてくれ。」


「もちろんよ、でも奈々ちゃんは陽太よりどちらかというと夏織ちゃんに興味を示してるみたいだけどね。」


母さんの言葉にやっぱり奈々も夏休みの件があってから夏織に興味をもったらしい。


「あの、奈々ちゃんとはRINE交換してるんでこの年末年始のどこかのタイミングで会う予定です。」


「あらそうなの。なら心配ないわね。それにしても2人は本当に仲がいいわね。まるで昔の私とお父さんみたいだわ。」


母さんの言葉に僕ははっとした。前述の通り母さんと父さんはいつも本当に仲がいい。それはこちらが胸やけしてしまうほどにだ。そして今思えば「僕らは周りからはたしてどう見えているのだろうか?」ということが頭をよぎる。


「母さん、その話はやめてくれよ!胸焼けする。」


「でも私から見てると今の二人は婚約中のカップルに見えるわよ」


「陽太のお母さんとお父さんってそんなに仲がいいんですか?」


夏織が母さんに聞いたが本当にうちの両親は近所でも有名なおしどり夫婦だ。本当にいつも仲がいい。それはいいことなのだろうが子供目線で見るとめっちゃ恥ずかしいことでもある。


「えぇ、仲がいいというかお互いのことを常に愛してると言った方がいいかしら。」


「私も憧れます。お互いがおじいちゃんおばあちゃんになっても好き同士でいられる関係っていいなって私も思います。」


「まぁ僕もそれには同感だけど、でも母さんたちのレベルまではなぁ。」


僕が言葉に詰まると母さんは続けた。


「でも私としては二人には幸せになってほしいってわけ。死ぬまでお互いが幸せでいることが私は何よりも大切だと思うしね。」


きっとこれからこの問の答えを僕らなりに見つけていくことになるのだろう。それが一体どんな答えになるのか、少し不安でもあるが、夏織とならきっと乗り越えていけるだろうと僕は祈る。

次回は今週末に投稿予定です。

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