表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
病院で出会った同級生と僕が最高のおしどり夫婦になるまで  作者: 国北弘樹
灰色の空と僕を照らす瑠璃色の君
12/30

知らせ

今回のお話では陽太と夏織に試練が立ちはだかる?

一体試練とは何か?

是非最後まで読んでみてください!

 知らせ 陽太side


 あの日、夏織と誓いを交わしてから、なんならその前、夏織と出会った時から僕にはずっと隠してきたことが一つある。それは、「僕があの病棟に入院していた本当の理由」だ。僕は夏織と距離を縮めていくうちに、夏織に本当のことを言い出せずにいた。僕の両親と、綾音教授はそのことを知っている。病棟の人間や、先生達にも夏織には僕の話を伏せるように伝えていた。

 春休み最終日、病院から一本の電話が入った。入院中の検査結果についての話があるという内容だった。僕と両親で再び病院を訪れた。診察室に入り、深山教授と対面する。


「単刀直入に言います。陽太くんの病状の検査を行った際に、CT検査で分かったことなのですが、脳の記憶を司る部分に、悪性の腫瘍が見つかりました。まだ重篤な段階ではありませんが、もし手術をするとなると、これまでの陽太くんの日常の記憶が消える可能性があります。消える可能性が高い部分としてはここ2週間の記憶がなくなる可能性が高いです。」


僕は深山教授の話を聞いて、自分が深く黒い海に堕ちる様な感覚を覚えた。両親も突然の報告に頭の整理が追いついていないようだ。


「深山教授、手術で消える可能性がある記憶というのは、人との記憶ということですか?」


僕が教授に問うと重く教授は頷いた。するとずっと深山教授の隣に立っていた麻倉先生が言う。


「ちょっと陽太くんは一回私と外に出ようか。」


そう言われ、僕は麻倉先生と外に出る。扉を開けるとそこには綾音教授と岩淵先生が立っていた。元々僕は脳内の疾患が深刻化した可能性があったため、ここに入院した。そしてそこで夏織と出会った。

 外に出て僕は教授達と屋上のヘリポートに向かった。外は春の暖かい風を感じる。


「綾音教授、僕がもし、手術を受けるときには、夏織さんのこと、お願いしてもいいですか?」


僕はそう話すと綾音教授は少し黙り込んでから答えた。「わかった。ちなみに夏織の面会に関しては許可する?」僕は黙り込む。手術をして、夏織との関係が僕目線ではゼロの振り出しに戻ることになると考えると、夏織の絶望する顔が脳裏に浮かぶ。


「許可します。とりあえず入院は腫瘍の状態も確認しつつ、もしゴールデンウィーク中に手術をするなら、夏織には僕から話をしてもいいですか?」


綾音教授が僕に問いかける。


「陽太くんは、それで大丈夫なの?」


僕は頷く。夏織が僕のことを聞いてから、彼女がどう出るかで僕も意見を変えるということを教授に伝えた。春休み最終日にして僕にとっては人生で一番辛い春休みとなって幕を閉じた。

今回のお話はどうでしたか?

個人的にはとても暗い新学期のスタートのように思えます。次回は一体どうなるか???

更新予定は明日の午前10時半ごろを予定しています♪

お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ