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日本の警察の威信にかけて

痛い。苦しい。

「この三元豚。あんだけ指導したのによぉ。何なメタ真似してんだゴラァ。」

今までは泣いて詫びていた僕だが、今から来る味方のことを考えるとなんとも思わない。

祈りながら、とにかく早いこと味方が来るように願った。


―北1より、PS

「PSです。北1どうぞ。」

―北1、現着まで約2分。

「PS了解。」

―中央PB現着です。どうぞ。

「PS了解。被疑者、凶器所持の可能性あり。被害者の保護を最優先とし被疑者への発泡を許可する。

―中央PB了解。


「警察だ!」

交番巡査ら3人が突入したときには、被疑者等はいなかった。

「クソ。誰もいない。被害者だけだ。」

年配の巡査部長が嘆く。

「大丈夫ですか。警察です。もう安心して下さい!」

傷の応急処置だけして、119番通報と、現状報告をするべく無線機を手に握った。


「中央PBよりPS」


―PSです。中央PBどうぞ。


「怪我している男子生徒一人を保護。被害者かどうかは判別不能。救急車と、人員応援を願う。どうぞ」


―PS了解。


―少犯対本部より中央PB


「中央PBです。少犯対本部どうぞ」


―マンション内部に潜んでいる可能性高し。至急捜索に当たれ。また、保護した男子生徒の顔写真も送られたし。以上、少犯対本部


「中央PB了解。PSに連絡お願いします。どうぞ」


―少犯対本部、PS連絡の件了解。以上、少犯対本部


「以上、中央PB」


そう、無線機を切ると拳銃を取り出し警察学校で習った要領で部屋を見ていく。一人が拳銃を常に構え、一人が戸を開け、後方を担当する。

「お疲れ様です。」

不意に後方、玄関から男が入ってきた。手には警察手帳を持っている。交番巡査らは一斉に敬礼をした。

「少年犯罪対策本部長の桜丘と申します。保護した男子生徒は?」

一気に喋り、リビングに向かう。男子生徒を一目見るとすぐに青ざめて、


「少犯対桜丘よりPS」


―PS、少犯対桜丘どうぞ。


「保護した男子生徒は彼ではありません。大至急、被疑者を探すとともに被害者自宅近辺、捜索範囲を広げるよう応援要請します。以上少犯対桜丘。」


―PS了解。


―至急至急、PSより現在発生中の行方不明者捜索の担当捜査員に次ぐ。被疑者は被害者を連れて現在逃亡中。被害者自宅近辺を洗うとともに駅や公園にも目を配れ。以上。また、現時刻をもって本件を管轄区域最優先事案とする。以上。PS


 その5分後、少年犯罪対策本部 少年特捜部 いじめ特捜本部 の坂木警部補を筆頭に札幌市内9つの所轄警察署に緊急配備を要請され、札幌市内の警察官に最優先事項として伝えられた。


「出動要請です。」

係内では最年少である佐々木が、係長に伝えた。

「事案内容は?」

荷物をまとめながら、佐々木に聞く。

「少年らが、同じクラスの少年を殺しに向かっている最中に逃走されたそうです。殺される少年を連れているので最重要事案として回ってきました。」

 係長は考えた。確かに重要案件だが、管轄PSから2ブロック(管轄PS ⇒別のPS⇒本PSのイメージ2つ隣の事案だ)ずれている本署のやることなのか。実際に動いたところで我々の努力は無駄、最悪その間に事件が起きれば行けなくなる。どうするのか、考えていると

「係長ー!」

受付の同期が声をかけてきた。

「どうした?」

「佐々木くんに渡した事案、被疑者がすでにうちの管内に入るそうです。大至急出るように。」

そう言い捨てて、他の部署へと走っていった。


 刑事課の当直捜査員を全員集めて係長は話した。

「非番捜査員を総動員だ。至急、被疑者確保、被害者保護に当たるよう。以上。行って来い!」

やる気ある若手刑事を始めとして「俺の結婚相手は事件だ。」といっていた頭のおかしなヤツまで全員が我先にと出ていった。

 2分後、警察署からは大量の覆面捜査車両と、クラウン210系パトカーが出ていった。


 桜丘携帯に入電があってから1時間13分経過。


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