ジーニアス学園入学式
やっとジーニアス学園が出ました
胡桃は何とか入学します
彰とイアンとアークを褒めて上げてください
ついに『ジーニアス学園』が始まった。
この学園は中等部・高等部・大学まであり、大変優秀な学生には飛び級制度・特別生徒(全て免除)というものがある。
◎学園の理念完全実力主義(西園寺グループの社訓と同一)いじめは即退学。
◎対象部門中等部、高等部、大学部。
◎優遇制度飛び級制度、特別生徒(授業料など全て免除+給料)
◎退学者対応途中退学者には入学金全額返金。
◎授業/試験全て英語で行われる。難易度は高い(理由は先生達が海外からの引き抜きの為)
◎受験費用驚きの安さ『2,000円』
◎男性受験:本人希望で入試レベルを女性の半分に設定可能(ただし容赦はしない)
◎主な動機俺に一目会いたいから(最大の動機)他には海外の先生のラインナップが良い。
◎寮セキュリティ万全のタワーマンション。
◎スカウト在学中に企業からのスカウトがOK。
◎学園に入学した者には『ジーニアス学園』専用タブレット端末・PCも配られて教科書はない。ペーパーレス化している。
◎レポート・課題等全て専用タブレット端末・PCからの連絡。大事な連絡もそちらから行う決まりになっている。
◎先生たちも『完全実力主義』で生徒にアンケート等される。生徒により良い環境で勉強させるため。
先生たちも細かくアンケート等で、客観的に書かれるのでチェックできる。(お給料にも響きます)
(研究費も潤沢な資金になるため先生たちも頑張る)
◎勉強は選択制。大学形式を採用している。
◎各教科を最初にテストして優秀なものは、中等部でも飛び級制度OK。レベルに合わせた飛び級。
(本人の希望を聞くようにしている)(本人希望で授業料など全て免除+給料)
※優秀な生徒は特にしっかりと話し合いをする。
◎学園内の食堂・自販機・カフェ・買い物等 各自のバーコードリーダー管理。
基本的に学内では「キャシュレス」窃盗トラブルが起きないように対策している。
◎ 各部門の学科。
中等部: 特進科・経済科。
高等部:特進科・経済科・スポーツ科。
大学部: スポーツ科・経済科・国際語学科、法学部、医学部。
※この学園は少し変わっていて、一年間で授業など着いていけず、途中退学者には入学金全額返金するシステムにしてる。
お金のない生徒には制服代から無料で学園からアルバイトを紹介されてお給料が出るら。
お金のない生徒でも優秀な生徒の取りこぼしなくするため。
中等部は特進科・経済科があり、今年度の入試倍率がものすごい話題になっていた。
難易度もかなり高いのに世界中から試験に来た生徒で溢れている。
「難易度はかなり高い」と前評判はあった。海外から引き抜かれた教員陣が全て英語で授業・試験を行うからだ。
「難易度はかなり高い」にもかかわらず、初年度の入試倍率は、驚くべき数字を叩き出した。
異例の入学希望者殺到。その最大の動機が……俺らしい。
「俺に一目でも会いたい」
信じがたいことに、世界中から集まった受験生たちの最大の動機は、俺自身だった。
「いや〜俺モテるねぇ〜。てか……ここまで来るとホラーだよ」
思わず口から出た言葉を、側近のイアンとアークは苦笑いで受け流す。
俺に会いたいから留学する。という発想が、すでに俺の常識を遥かに超えていた。
そんな俺は今、ジーニアス学園中等部の入学式に来ている。
生徒と保護者の「強い、強い、強い希望」に押し切られる形で、特別ゲストとして出席させられたのだ。
ドームのような体育館。俺たちが入場した瞬間、地鳴りのような黄色い悲鳴が爆発した。
「きゃあ〜彰君〜!」「側近の男の子たちも素敵〜!」
無茶苦茶に距離が近い。とにかく圧がすごい。ツアーなどで人前に立つことに慣れているはずの俺ですら、この空間の異様な熱気に身を固くする。
校長先生が何か話しているようだが、歓声にかき消されて全く聞こえない。
俺はイアンとアークを伴い、壇上へ上がった。その間も大騒ぎが続き、二人は完全に引いている。
分かるよー。分かる。これをあと2回するんだからな! と心の中で叫び、二人を道連れにする決意を新たにする。
マイクの前に立つと、突然、周りがシーンと静まり返った。皆、俺の声を聴き洩らすまいと、耳を澄ませている。
「ジーニアス学園中等部へご入学おめでとうございます。皆様は将来の俺たちの先輩になるでしょう。まぁ、俺たちが受かればですが……」
俺は笑顔でそう言い、付け加える。
「俺たちも素晴らしい先輩を見習って勉強したいと思います。本日は、僕が、先輩達に贈る新しい新曲をプレゼントして帰りたいと思います」
俺はピアノに向かい、心を込めて歌を歌い、会場を祝福した。歌い終わると、再び爆発的な歓声と*「彰君行かないで〜!」コールが響き渡る中、俺たちは急いで会場を後にした。
次の日、俺は高等部に来た。もう、心底帰りたかった。昨日にも増してすごい熱気だ。
「イアンもアークも逃げるなよ!」
俺はマイクの前に立つ。会場を見渡すと、昨日とは違う大人の魅力を持つ女性が多い。
「ジーニアス学園高等部へご入学おめでとうございます。皆様は、お美しいお姉様ばかりで、俺は緊張してしまいます。そんな美しい皆様へ、ジーニアス学園高等部のお美しいお姉様へ僕から、新曲を贈ります。中等部のとは全く違いますので聴いてください」
曲を贈呈し、俺は逃げるように入学式を出た。
そして、三日目。
「これで終わりだ。これで終わりだ。これで終わりだ」
三人は、自分たちに言い聞かせてジーニアス学園大学へと向かった。
ヤバイ。建物から、すでに熱気が見える。イアンもアークも震えている。
「俺達は、壇上に上がり『美しいお姉さま方に、俺からのプレゼントで新曲を2曲贈ります。』と挨拶した。
「昨日、俺がお姉さま方を思って書いた新しい曲です。聴いてください」
中等部や高等部の曲とは全く違う。大人びた2曲を歌い終えた俺は、正直、怖かった。
これ以上ここにいたら、どうなるかわからない。俺は逃げるように入学式を出た。
入学式が終わった後、俺たちはすぐに予定を急遽変更した。田辺組の者に頼み、近くの旅館を手配してもらった。
三人とも、癒しが必要だった。
イアンとアークと共に温泉に入った。広い湯船に浸かりながら、誰も言葉を発しない。
ただひたすらに、あの三日間の狂騒と、体中にのしかかった熱狂の『圧』を洗い流すことに専念した。
無言で、温泉に三人とも入っていた。
この熱狂的な入学式を経て、俺、イアン、アークの3人は、自分たちが受験生としてこの超難関のジーニアス学園に入学することになるのだろうか?




