俺の名は2号
少しシリアスみたいになってますが、出来る限りサクサク読めるように
なってます。新しい彰の仲間なので出来れば読んで欲しいです
田辺組では、全てが師範代にならないと名前は名乗れない。
俺は、当時6歳で世間知らずなガキだった。
現在は、俺と同じ歳の10歳1号。今は、名前はまだ、言えないが、あいつと、一緒にここへ来た。
俺は、孤児だ。母親が交通事故で死んだ。
父親は、不明。
俺は、当時6歳の時、孤児院施設の職員さんや女の子達に一生恨まれてもおかしく無いことをした。
職員さんには、「俺の奴隷」と罵り女の子達には「俺の奴隷」と髪の毛を引きずりまわし、殴る蹴るを毎日していた。刺されても、文句は言えない。
最初に、彰様に会った時、俺は、簀巻きにされていた。
そして、俺は、正確には、俺達は、彰様の話を聞かずに、暴れ回り、豪遊して、警察に1号と入り、暴れて追い出され、捨てられた。当時、俺は、知らなかったんだ。孤児の男の子の暴れるやつの末路を知らなかった。
この田辺組は、そんな普段の生活をしてたら、分からない。ブラックな情報も普通に入ってくる。
あの時、彰様に拾われて、ここに来なければ、俺は、間違いなくあの施設に入れられてた。ちなみに、1号とその話をしていた。3号は多分、死んでたと言った、4号は、もともと、女の子と思わていて、同じく生きて無いだろうと言っていた。この2人は、外国の紛争地域出身だから、人が殺し、殺される所を見ていたらしい。だからだろう。俺たちより必死で優秀だ。
もうすぐ、4号が全ての師範代クリアする。半年も掛からずに、3号も全てクリアしそうだ
名前も名乗れて、彰様の側近になる
俺も毎日、必死に、全てが師範代になるように努力してる。
多分、6歳の俺を知っている人が見ても、俺とは分からないだろう。俺と1号は、もう少し時間がかかるだろう
1日でも早く彰様の側近になって役に立つのが俺たち4人の決めた事だ。
絶対に全員一緒のタイミングで、側近になれない事は、初めから分かっていた。だから、俺たちは、絶対に、最初に、側近になったやつを支えて、後から追いつくとよく、話していた。彰様は働き過ぎだ。
彰様のスケジュールは、とてもハードだから、少しでも、恩返しを俺たちは、したいのだ。支えたいのだ。
俺たち4人は、彰様が毎日、4時には修行している事も、凄い仕事を毎日している事も知っている
本当は、彰様こそが、西園寺グループの御曹司なのだから、「男」と言うステータスに胡座をかいて良いんだ。だが、彰様は、みんなに優しいし、気配りをしてしっかり話も聞いてる。
映像には今の彰様が映っていて、音も聞こえる。
俺は、よく、当時6歳の俺を殴り倒したくなる。
彰様の夢を菊池さんに聞いた
「男性の社会進出」
今のこの世界ではとても難しい事をしょうとしている
世界中の男性に、狭い世界から、抜け出して、自分の働いたお金で普通の生活をして欲しい。
そんなことを彰様は菊池さんに話したらしい。
そして、女性達から生活費や守ってもらってるのに、女性に暴力を振るうとは何事かと思ってる。暴言も同じく情け無い恥ずかしい行為だと嘆いていると話してくれた。将来、男性用、大きな矯正教育をしたいと思っている彰様はその為にまだ子供なのに本当に良く働く。
西園寺グループのお金ではなく、男の自分が、稼いだお金で施設と人材費など賄いなど出来るかなぁ?と彰様は言っていたそうだ。
同じ歳の同じ男なのに、俺たちは、情けなくて泣いてしまった
俺たちは、絶対に彰様の夢を一緒に叶える
多分、彰様は、知っているんだ。
女性に捨てられた男の墓場のあの施設が少しずつ増えている事に。そこで男がどのような扱いを受けているのかを知っていて、それを少しでも減らしたいんだ。
俺もあんな施設全て無くしたい
お!1号が呼んでいる。よし、今から、山を登るぞ!
今日は、4号を追い抜いてみせる
ブックマークといいね!ありがとうございます。