表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

提言:ジャンル別のコンテストを開催してみるのはどうでしょう?

作者: 谷橋ウナギ


 目次


 1.はじめに

 2.ジャンルの偏重

 3.企業とのミスマッチ

 4.提言

 5.最後に



1.はじめに

 全てがギャグに偏りすぎている! それによりギャグ作品も含めて、悪影響を受けてる気がします。


 このエッセイでは何故そうなるのか。どんな悪影響が出ているのか。そして如何すれば解決するのか。考察していこうと思います。


2.ジャンルの偏重

 現在小説投稿サイトで“極端にギャグ作品が多い“。より詳細に言えば『ファンタジー』『日常』『ギャグ』が過多になっております。

 ギャグの需要が高いのは当然。それは全く間違いありません。バトルや恋愛、ミステリーよりもテンポ良くアップすることが出来る。ストレスフリーで時間つぶしには丁度良いと言う事もあるでしょう。


 しかし問題は“多すぎる”こと。そしてタグが“付けほうだい”なこと。バトルが読みたいなと思ったのに敵が瞬殺されて後はギャグ。そんなものがあまりにも多すぎて、ギャグを読むユーザーしかいなくなる。するとギャグ以外は読まれないので書く側もギャグ以外書かなくなる。

 そんな悪循環が起きています。


 ギャグがあればそれで良いじゃないかよ! と、言う方も勿論居るでしょう。しかしそこには問題が有ります。それは──3に続きます。


3.企業とのミスマッチ

 最近ニュースで“漫画の投稿サイトには企業とのマッチング機能がある”事を知りました。正直言って目から鱗です。

 これは“企業の求めている物”と“ユーザーの求めている物”の間に、乖離が存在しているのでは──そう少し考えさせられました。


 当たり前の話ですが書籍は企業の収益の一手段です。グッズ、ソシャゲ、アニメ、諸々。そう言った物でも儲けています。また他社作品との差別化にも、苦心していることと思います。

 そう考えるとギャグ偏重はあまり良いこととは言えません。ギャグ作品はソシャゲやグッズ化は苦手としているジャンルだからです。

 実際、私もものすごく好きなギャグ漫画がソシャゲ化されました。しかし私はプレイしてません。あまりにも期待出来なかったので。


 また企業とのミスマッチは既に、賞にも影響を与えています。とある小説投稿サイトのコンテストが大賞を出していない。そんな事態が起こってしまうほど事態は深刻だと言えるでしょう。


 『この商業主義め!』と言われても仕方ないかも知れません。しかし小説投稿サイトすら収益がないと成り立ちませんし。


4.提言

 コンテストを開いている企業の皆様。サイト運営の皆様。コンテストを開く際にジャンルで縛ってみるのはどうでしょう?

 ただ漫然と“バトル”とかではなく、“ひりつくようなバトル作品”とか“脳が沸騰するミステリー”とか。一つのジャンル、一つの評価基準に基づいて審査するのです。企業側から作者さん達へのメッセージにもなると思いますし。


5.最後に

 だだ長いタイトルの作品と、過去に流行った作品のリボーン。そんな物ばかりの番組表にうなだれるのは私だけでしょうか?

 少なくとも私はうなだれて、今回少し声を上げました。


感想評価お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] マイナージャンルの書き手としては、全面的に賛同します! コンテストの途中選考作品を見ても、ファンタジー系ばかりだったりすると、ちょっとゲンナリします。 向こうも商売ですから、売れ筋を欲し…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ