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そうだ、きっとこれは夢に違いない

初めまして。初心者のはんぺんと申します。



気まぐれで書き始め(てしまっ)た小説です。

不定期+途中で更新が止まるかもしれません。


それでもおkな方はどうぞ。

いや、そんなん無理だろjk…という方はブラウザバックをお願いします。



俺こと『倉敷くらしき派祓はばら』は就職活動に勤しむ一般大学生である。

そして今日こそ就活学生最大の難関『集団面接』の日だったりする。


「私が貴社に就職を志願しようと思った理由は第一に就職環境の良さ、第二に貴社の知名度にあります。将来私は自分の得意な分野を生かして仕事がしたいと思い、貴社で働くことができればその夢も達成できると思った次第です」


縁なしメガネをかけた俺ははっきりとそう口にした。

相手に志願理由を聞かれたから答えた。ただそれだけだ。


もちろん、嘘、偽り120%でお届けしたのは言うまでもない。


俺の演説めいた志願理由に室内は静まり返った。

わずかな沈黙の後に面接官の感嘆の声が聞こえてきた。当たり前だ。ドラマの面接シーンの丸写しなのだからむしろそれで普通の反応をされてはいたたまれない。


……ただ、運が悪いといえば、自分の後の志願者たちか……。





「あー、終わった。俳優でもやっていけるかもな俺」


とある有名企業の面接の帰り。

ささやかなご褒美としてみたらし団子を3本購入。150円。


「うまいものは一番うまいときに噛み締める。それだけで俺は幸せだ。さぁ祈ろう、俺以外の不採用を」


大学生時代、よく『外道』と言われたのはまた別の話。


自宅の畳(inボロアパート)で机の上にみたらし団子(on the 皿)を準備完了。自分の後ろだった同士(志願者)たちに祈りを捧げ。みたらし団子をいただいた。


今は着崩したスーツ姿で睡魔に襲われている。

……そしてその後、睡魔に敗北。俺は眠りに付いた。


ここで俺、『倉敷派祓』のプロフィール紹介をしようと思う。

髪は黒髪天パーで黒目。身長は175前後。22歳。東大卒(予定。単位は問題ない。今がまだ2月だから)。体型は成人男性の標準体型。だが、動体視力、その他『才能』と呼ばれるものに関して何故か異常なまでに高性能。他人からは冷静沈着という評価をもらっている。顔は標準。イケメンでもないし不細工でもない。友達曰く、どっちかというとイケメン寄りらしい。そして、自分で言うのも難だが俺は覇気がない。他人からは「死んだ魚の目をしている」というお墨付きまでもらっている。えっへん。彼女は居ない。なぜだか知らないが俺の周りにはドMの変態しか寄ってこないからだ。とっても迷惑だから近寄るなと言うとなぜだか頬を赤くしてさらに近寄ってくる。なので俺はLvMAXのスルースキルを使用して相手が諦めるのを待つ……まぁ、要するに出会いが少ないのだ。


コホン。


これで大体のプロフィールは終了である。


あ、そうだ。ひとつ言い忘れていた。


俺は……


『平凡』って言う世界に生きてこなかった人間である。




-----あなたの願いを私がかなえてあげましょう-----


突然、どこかから女性の声がしてきた。


っていうか本当に突拍子もない。なんだいきなり「願いをかなえましょう」て?……俺の部屋には俺だけのはず……っつー事は夢かこれ。で、君誰ぞ?


-----私は美少女女神様。気軽に「ゆきちぃ」とか呼んでくれちゃって結構よ?-----


んじゃ、ゆきちぃ、チャック開いてる。


-----んなっ!?…………って!私の服は純白のワンピースよ!!!!!-----


……どうやら白のワンピースを着た黒髪ストレートの(自称)美少女ゆきちぃさんらしい。


-----何で私の髪型知ってるのよ!?-----


当たってんのかよ……。それより、俺の夢の中に無断で侵入してきたからには心と体を俺に売り渡すくらいの覚悟はできてんだろうな?


-----どんだけ鬼畜なのよあなたは!?-----


で、何の用?


-----無かった事にされた!?……ま、まぁいいわ。さっきも言ったとおりあなたの願いを叶えてあげるわ!-----


いいよ別に。


-----えっ!?ちょ、何で?-----


いやいや、いきなり「願いをかなえます」て新手の宗教でももうちょっと言葉変えるだろ。


-----えー……だってもう対価もらっちゃったし-----


対価?なんだそれ?


-----過去から未来への願い……ってとこかな?-----


願い……?


-----向こうであなたを待ってる人がいるの。21年間も-----


は……?俺はそんな人間に心当たりはないぞ?


-----それはあなたが忘れてしまっているだけ-----


まて、俺とお前は初対面……


----------それでは未知なる異世界へ!!!!!-----


俺の願い関係ねぇよな!?



自称美少女女神様ゆきちぃは俺の言葉も聞かずに俺を異世界へと送り飛ばした。


…………ま、夢だしこのくらいはいいか。

一度は子供の頃にあこがれる夢だろうが、俺はそんなもの考えて事もない。


俺の『子供の頃』なんて無いに等しい。


さて、明日に備えて眠りにつくとするか……。















数時間後、俺はこの事をもっとよく考えなかった過去の俺を殺したい衝動に駆られることであろう。

今後もこのくらいの長さで更新していきたいと思います。



何かあれば教えてください。


では(・ω・)ノシ

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