3.砂の中の真実
美咲と高橋博士を中心とする探検チームは、海底サボテンの謎が彼らをどこに導くのかを探るために、新たな仮説を立てる。高橋博士は、もしかするとサボテンが何らかの生物や環境のマーカーとして機能しているのではないかと考えた。それは、このサボテンが単なる植物ではなく、何かを示す指標である可能性を指摘する。
「私たちは、サボテンの花が咲く時期と海底の他の現象との関連を調べるべきです。もしかしたら、サボテンは海底の他の生命体と何らかの相互作用をしているのかもしれません」と美咲は提案する。
このアイデアに基づき、チームはサボテンが生育する地域で、海底の砂の中にある微生物のコロニーを発見する。これらの微生物は、サボテンと共存し、特殊な生態系を形成しているように見えた。彼らは、サボテンが微生物に栄養を提供し、微生物はサボテンを成長させるための特定の化学物質を生成していることを突き止める。
さらに、チームは海底の砂のサンプルを採取し、地上の研究所で分析する。その結果、砂の中から古代の花粉や微小化石が発見され、かつてこの地域が陸地であり、多様な植物が生い茂っていたことを示す証拠が見つかる。
「これは、海底の砂が長い時間をかけて記録した、地球の歴史の断片です」と高橋博士は興奮を隠せない。チームは、海底サボテンが古代の植生の一部として、何らかの大災害で海に沈んだ後も生き残ったという新しい理論を構築する。




