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59話、世界で一番人を〇している生き物

よろしくおねがいします。


45日目。

ゴールドを見送ってから、朝ごはんにする。


「ああ、タキナ殿、伝え忘れるところでした。先日、勇者様御一行が、魔の森の奥の大霊峰に向かいました。万が一出会うことがあれば、敵対しないでほしいとは伝えておきましたが……」


勇者様御一行。

ああ、私が召喚された時の、本来の召喚対象か。

こういう召喚追放物だと、勇者と再開した時は敵対してしまうのがテンプレだが。

第一に出会わないことを、第二に敵対しない事を願おう。勇者には、ちゃんと世界を救って貰わないといけないので。

万が一にもこの街に来ないといいが。どう考えてもこの街は人類サイドじゃないもんな。

今の勇者、どんな人なんだろう。高校生くらいなのは知ってるけど、他は何も知らない。いい子だったらいいな。会いたくはないけど。


朝ごはんをもらいに、マリアと共に調理班のもとへ。

昨日きた人達から10人ほどが、調理班の作業を見たり手伝ったりしていた。

朝はコーンポタージュとフライドオニオン、それと固めのパンだ。

昨日来た全員がこれくらいの食事を毎日食べられるんだよと先輩調理班に言われ、新しい人達は笑顔で涙目だった。美味しいご飯、嬉しいよね。昨日の晩御飯は特別豪華だったけど、今日の夜も普通におなかいっぱい美味しいもの食べれるからね。


子供たちはゼストの元で勉強したり、畑や牧場を手伝ったり、ヒナさんが訓練を見てやったりしている。畑はスケルトンと一緒だが、魔物には抵抗はないようだ。子供は逞しいな。

まあ、私の庇護下になったんだから、仲間に敵意を持つことはないんだけど、ね。





さて、今日はアビスの迷宮の十一層を再度探索する事にする。

メンバーは私、マリア、ヒナさん、メタスラちゃん。


「はちみつおいしいのです」


「え、なにそれ、水筒に蜂蜜いれてんの?」


「水じゃないんすか!?え、そんなのありなんすね」


さておき。迷宮十一層は、倒壊したビル群と、その先に同じように倒壊した家屋群を確認している。

前回はビル群を抜けた先でボイドビークイーンをテイムした。

今日は、ビル群から出ないように進んでみる。


やはりワームのようなものが結構わく。

ヒナさんの斬撃で全部倒していくが、やはり弱くて変な感じだそうだ。

そうこうしているうちに、一際大きな、倒壊していないビルについた。


「なんかありそうね」


「はいるっすか?こういうのって大抵危険っすよ」


「魔力の匂いはするのです」


何かはある、ってことだよな。

ま、なにかあってもこのメンツなら大丈夫でしょ。入ることにする。


中は蛍光灯で明かりがついてる。……電気か?魔法かな?

受付のようなところや、待合所のようなところがある。

壁際にはソファや自動販売機などが並ぶ。

いや、ちょっと記憶と違うところも多いが、ほとんど前世の病院と一緒な気がするなぁ。全ての文字が霞んで見えるから、なにも読めはしないのだが。みんなにも読めないようだ。読めないのは異世界人だからではないようだ。


廊下を進む。各部屋にはゴーストが居たのだが、余りにも弱すぎてなにも起こらなかった。なんなら私の聖剣の光で消滅してしまうくらいの弱さだった。なんなんだ。

階段から、最上階を目指す。案内図によると、最上階に広めのエリアがあるようだ。ボスかなにかが居ればいいが。


最上階。多分、レストランエリアなのだろう。

椅子とテーブルが並ぶ広い空間がある。

そこに、ソレがいた。


「また虫なのです」


「ゴーストとか病院に関係あるのかと思ったけど……そういうこと?」


「まあ強そうではないすけど……どうするすか?」


うーん、これは……テイム、しておくか?ボスでは無さそうだけど。


「はいテイム!……よく見ると顔がほんと怖いね」



ゴーストモスキート。

体長50cmほどの巨大な霊体の蚊。

霊体だが光魔法に耐性がある。火魔法に弱い。

蚊のように血を吸うかわりに、相手の霊気を吸い、操ることができる。

見知った蚊の大きさくらいまで分裂でき、それぞれが能力を行使できる。



おお、能力が厄介だ……!

使い方次第ではめちゃくちゃ強いかもしれない?対魔王軍に使えたらいいな。ああ、レギオンも支配系だったから無理か?次試すだけ試してみよう。


「どうするっすか?一旦戻るすか?」


「いや、まあ連れてってもいいかな。別のとこ探索しましょう」


病院を出て、他のところを目指す事にした。

そうだな……あの鉄骨の電波塔みたいなところ、怪しい気がするな。向かってみよう。

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